伊豆箱根鉄道7000系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

伊豆箱根鉄道でフラッグシップを担った系列が、ゴールドのお顔が西日で輝くこの7000系です。かつて存在した一部座席指定の快速列車に導入されましたが、その後快速列車・指定席車は廃止となり、現在は他の普通列車に混じって運用されています。

 

車内です。快速列車運用を前提としたため転換クロスシートを装備したオールクロスシート車となっています。

 

ドアです。ステンレス仕上げで、3000系のように広告が貼られておらず殺風景ですね(^^;;  気持ちはがりの立ち席スペースが設けられており、クロスシート裏には持ち手も付いています。

 

車端部です。クロスシートに合わせて妻窓が小さく空けられており、なるべく昼間時に明るさを確保しようとした努力の痕が伺えます。かつては仕切り扉も付いていたらしいのですが、やはり三島駅や修善寺駅などの頭端式ホームでの車両間乗り移りに多少の支障があったのか撤去されています。その貫通路上には、LED表示機が設置されています。

 

最前面です。窓は比較的大きめ、立ちながらであれば前面展望も可能です。

 

天井です。かつて有料車両にも使われていたためか、照明にはカバーが掛けられています。吊革はドア上のみ、冷房の吹き出し口は後に登場する3000系後期車共々スポットタイプながら間隔が短い上に風向板が全長に渡って取り付けられており、もう少し進化すると現在のようなラインフローになるんだろうなぁという黎明期を感じます。

 

窓です。配置としては三島駅で接続するJR東海の311系と同じですね(顔を合わせることは無いと思いますが…)。爪を引っ掛けるロールカーテンタイプの日除けも同様です。

 

座席です。まずは転換クロスシートから参りましょう。

 

時期的にはJR東海の213系辺りが近いかと思いますが、ヘッドレスト部分の形状が異なるので同一品では無さそうです。オレンジのモケットは伊豆箱根鉄道共通、ヘッドレストにはビニール製のカバーが被せられています。

 

ドア横は固定クロスシートです。ヘッドレスト部分に角度が付けられ、転換クロスシートよりは自然な姿勢で座れるかと。ここはボックス配置となることを考慮し、シートピッチがやや広めになっています。

 

車端部のボックスシートです。こちらはどうにもならなかったのか、シートピッチが狭くなっていますね(^^;;  なおこの区画は優先座席で、グレー色のモケットで区別されています。

 

座席指定車として使われていた中間車です。2扉車は今やいずっぱこ所有車では唯一の存在ですね。

 

ドアです。こちらは先頭車と変わりません。裾絞りを持つ車両のさだめか、下部は蹴られたようでボコボコです…。

 

車端部です。3扉車よりも奥行きがありますね。

 

窓です。戸袋窓と、2枚一組の窓を4組配置しています。

 

座席です。もの自体は先頭車と変わりませんが、ズラッと並んだ転換クロスシートはやはり背が伸びる思いです。

 

この車両の車端部に関しては、超弩級のシートピッチとなっております。下手な新幹線やグリーン車よりも広いかも…(笑)