真岡鐵道モオカ14形 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

茨城県の下館から栃木県の茂木までを結ぶ真岡鐵道、SL運転がつとに有名ですが、地域輸送も黙々とこなしており、益子焼きで有名な益子への輸送も担っています。

 

そんな真岡鐵道のローカル輸送担当がモオカ14形です。14は平成14年登場だから、とのこと。基本は単行運転ですがラッシュ時はこのように2両編成で運転されます。

 

初期に投入された2両はライトが中央に配置されています。今回は3両目からの車両をご紹介。

 

車内です。地方ローカル線の旅を楽しもうと思ったらどっこい、まさかのだだっ広い床がウリのロングシートとなっています。まぁ、下館で接続する一部を除く水戸線の車両や関東鉄道の車両もロングシートなので地元からすれば当たり前に写るのでしょうが…。なお、初期投入の2両はセミクロスシートなんだそうな。

 

ドアです。国鉄の地方交通線から引き継いだ路線だけありホームが低いため、足元にはステップがあります。ドア自体は化粧板が貼られていない一枚扉で、半自動機構はなく運転士の扉扱いとなります。

 

運転台です。半室構造なのは地方ローカル線車両あるあるですね。邪魔にならない範囲であれば立ちながらの前面展望も悪くありません。

 

2両編成ともなるとこんな感じ。ワンマン運転のため、2両目のドアは開きません。

 

天井です。吊革が枕木方向にも設置されていますが、そこまで混むのでしょうか…。冷房吹き出し口はラインフロー式、照明はカバー無しの蛍光灯で、運転台に近い部分のみ映り込みを防止するためか覆いがされています。

 

窓です。一部窓は換気のために開閉可能となっています。で、無いんだ日除け。日除けをケチッたとなれば着色ガラスに走らざるを得ないわけですが、せっかくののどかな景色が緑がかって見えてしまうのは車窓を楽しむ側としては非常に残念です。

 

座席です。堂々の22人掛けスーパーロングシート、一回だけでも片側に全員着席している姿を見てみたいものです(笑)  手前の2席は優先座席で、モケットの触り心地が一般座席とは異なっています。座り心地はと言えば、垂直に切り立った背ズリが何ともやっつけ仕事でイケません。北関東のロングシート事情って、全体的に良く無いを通り越して悪い例が多いのはなぜでしょうか(^^;;

 

座席下には一部分にのみヒーターがあるのですが、そこにはしっかりと「バスヒーター」の文字が…。しかも逆にセットされてるし(笑)

 

壁には「優先席」の文字。シルバーシートのマークは、平成14年であれば丁度時代遅れになりつつあった時期でしょうか。

 

車椅子スペースです。何だか色々なものが雑然と置かれています(笑)

 

茂木駅の終端です。本来はこれより奥にも線路が伸びる予定でした。

 

振り向いて1枚。路盤はほぼ完成していたため、廃線跡のようになっています。とは言え、この先にあるツインリンクもてぎまで線路を伸ばす構想があるんだそうな。がんばれ、コットンウェイ。