熊本電鉄6000形 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

東京・大阪と路面電車が走っていない地の人からしてみれば、路面電車は「市内電車」、郊外へ伸びる電車は「鉄道線」という意味が分からないと思います。「どっちも電車じゃないか」、分かりますよ、その気持ちは分かりますが一部都市ではそれがしっかり分かれています。そんな中のひとつ、熊本を走る電車の鉄道線部門、熊本電鉄の主力として走っているのが6000形です。元都営6000系で、前面塗装が追加されたためなんだかインドネシアチックですね。

 

このように都営時代を彷彿とさせる車両もいます。

 

窓にはワンマン運転用のLED表示機があり、出口、締切、入口などが表示出来ます。

 

車内です。カメラの設定をミスったので暗くなってしまいました(^^;;

 

ドアです。ステンレス地仕上げかつカクカクした窓、必要最低限を地で行きます。ワンマン運転に対応するため、真ん中を開かなくするドアカット機能が追加されています。

 

車端部です。2両とコンパクトな編成、ワンマン運転に起因する乗り移りも楽々な仕切り扉の無い仕様となっています。

 

最前面です。仕切り扉後ろには運賃箱が備わります。

 

もちろん、運賃表示機もあります。LCDディスプレイタイプとなっていますね。

 

天井です。吊革がこの時期の車両に多く導入された広告枠と一体的になったタイプのものとなっています。そんな吊革を支えるポールも荷棚と一体的になった特徴的な形状となっています。

 

窓です。両側に戸袋窓、それに挟まれるように二段窓が二つ並びます。

 

座席です。私は都営時代を知らないのでこのモケットがオリジナルなのかどうかが分かりませんが、一般座席でもシルバーシートのような灰色となっています。

 

車端部の優先座席です。モケットは一般座席と変わりません。座り心地は柔らかく、路線長的にも最適なのではないでしょうか。

 

で、最近では同じ色のモケットを用意出来なかったのか、座面のモケットだけがオリジナルと異なるものに交換されています。

 

中には元のモケットをガン無視したものまで(苦笑)

 

 最後にフリースペース…ですが、「優先席」のステッカーが残ったままですよー(^^;;

 

最後は熊本電鉄の変わり種、6221ef編成です。車番を見なくても、くまモン電車となっていたのですぐに判別可能です。

 

形式名のefとは、川重が開発した新型台車、efWINGを装着した車両ということで改番されたものです。efWINGとは、炭素繊維強化プラスチックを主な構造部分に取り入れ、金属の使用を減らすことで軽量化を図った台車を言います。このefWINGを搭載した初の営業用車両が、この6221ef号車となります。ちなみに採用はこの「1両」だけで、ペアとなる車両の台車は従来通りで6228A号車となります。

 

くまモンに交じってefWINGのロゴもあります。この車両、2020年11月で引退となるんですね。この乗車が、最初で最後になってしまいました。台車は新しいですが、どうするんでしょうね?

 

車内です。外部に限らず、各部にリフレッシュがなされています。

 

ドアです。化粧板が交換されています。

 

窓です。戸袋窓にはくまモンがグッと出てきます。

 

座席です。目にも鮮やかな赤色に模様を散りばめたものになっています。

 

モケットをクローズアップ。熊本を連想させるものがいっぱいですね。

 

・・で、ef化されていない方は、最小限の交換です。一畑もそうですが、この辺りの中途半端さが地方私鉄らしいですね(笑)

 

でも、ドアはくまモン化されています。

 

窓もこの通り。ここまで来たら、座席モケットまで頑張って欲しかったですね(笑