松山市内の通勤・観光に便利な伊予鉄道の市内電車。古くから主力として活躍しているのがモハ50形です。新世代系列に置き換えが進んでいますが、まだまだ松山市内の足として走り回っています。今回は軽量車体を採用した後期車をご紹介。
車内です。アイスグリーンの塗り壁に青いモケット、非冷房だった時代に気持ちだけでも涼しく感じてもらおうとした痕跡が伺えます。
ドアです。こちらは運転台横の出口です。引き戸式で塗りドア、これだけでとても懐かしい雰囲気にさせてくれます。
時代が時代なだけに、乗車にはステップを登る必要があります。現在は左側に小さいステップを付けて登りやすくしています。
床です。木で出来ており、底が固い靴で歩くといい音がなります。吊り掛け駆動の音色とともにいい仕事してます。
運転台です。仕切りらしい仕切りはほぼ皆無、でも路面電車って運転士さんとの距離の近さが魅力のひとつのような気がしているのです。
展望はこの通り。前面窓が二段式で開閉可能となっているのは、風を通しやすくするためで非冷房時代の名残なんでしょうね。
天井です。蛍光灯がまばらに設置されています。こう見えても冷房化が完了しているため、燃えるような暑い日も安心です。
窓です。二段式でこちらも下段が開閉可能です。
そして時代を感じる降車ボタン。近年は旧型車でも現代的なボタンに取り替えられた例も多いだけに、少しばかり使い勝手が悪くてもこのまま使い続けて欲しいなぁ。
座席です。路面電車らしく簡素なロングシートとなっています。座り心地も短距離専門、さして良いわけでもありません。でも、それを気にするほどのものでもないのも確かです。
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