あいの風とやま鉄道413系 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


北陸新幹線開業後の平行在来線において、JR西日本時代に新車を置き土産として導入したことにより長期的な運用が出来るようにした一方、あいの風とやま鉄道では二次輸送力不足を懸念して、当面の間は旧形車両も残されることとなっています。
 

413系、521系導入後も唯一残った国鉄型電車です。1、2の各編成は懐かしい北陸色を維持しています。
 

こちらはJR廃止直前の時代に施された単色塗装(画像はJR時代ですが…)。朝夕を中心に運転されており、基本的に泊-IRいしかわ鉄道金沢間で運用されますが、1往復はえちごトキめき鉄道の糸魚川まで乗り入れます。今後は新型車両導入による置き換えが進むものと思われます。
 

車内です。JR時代に体質改善が施されており多少の変化が見られますが、それ以外は特に変化なしです。ラッシュ専属車両ながらラッシュに不向きな2扉セミクロスシートとなっています。
 

ドアです。両開きで化粧板は貼られていません。521系が当たり前となった今となっては、完全手動ドアやステップが残っているということで乗り降りで不便に思っている方も多いと思われます。
 

車端部です。かつて走り回っていた急行型車両よりも収容力とラッシュ対応を求めた結果、奥行きが深くなっています。
 

優先座席を有する車端部です。仕切り扉は国鉄ではよく見られた塗りドアタイプ、これがまた意外にも重たいこと(笑)
 

トイレを有する車端部です。色々と言うことはありますがそれはまた後程。
 

最前面です。こちらは市振方の区画、国鉄らしい仕切り窓が小さいもので、前面展望には不向きですね。
 

石動方の最前面です。優先座席とセットとなっています。こちらには車掌台側にも仕切り窓があります。
 

天井です。3両編成のうち両先頭車は分散冷房方式で、ゴツい吹き出し口が間隔を開けて並んでいます。吊革はロングシート上のみ、JR西日本で増加著しいオレンジで径が太いものに交換されています。
 

こちらは中央の集中冷房車。吹き出し口は小型のものが等間隔で並んでいます。吊り広告が少ないので、かつての急行型車両の雰囲気が少しだけあったり。
 

窓です。二段窓が並び、ドア横は戸袋窓となっています。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプです。
 

座席です。まずはドア間のクロスシートから行きましょう。この薄いオレンジ色のモケットがまた懐かしいです。
 

ボックスシートで、521系に慣れた北陸地区民からすればハズレ扱いになるんでしょうね。それでも質実剛健で安定の国鉄設計は、下手な平成生まれ車両よりも断然信頼出来るものであることは確かです。今や希少になった半月形の持ち手も黄色くなって残っています。
 

ドア横の短いロングシートです。袖仕切りは寒冷な北陸地区に対応するためかアクリル板付きのものになっています。まぁ顔面直撃こそ防げそうですが…。
 

車端部のロングシートです。4+4の8人掛けとなっています。
 

優先座席とセットになったバージョンです。柄は緑地にピクトグラムを散りばめたJR西日本で見られるものとなっています。
 

そしてこちらは2+4+2の8人掛け。なぜこんな配置になったのかは謎です。
 

最前面の5人掛けです。座り心地はロングシートとしては悪くないと思います。まとまった乗車時間となることから角度も付けてセットされていますし、ある程度であれば問題ないのではないでしょうか。
 

石動方の6人掛けです。こちらも優先座席とセットになっています。
 

市振方は機器スペースの関係か4人掛けです。
 

で、ディープなトイレ横の座席。なんだかんだ言ってこれもセミクロス配置なんでしょうね。
 

トイレのドアにかかる部分にはクロスシートが配置されています。ここもロングシートとしてしまうと、トイレに出入りされる度に中が見えてしまうという問題から出来た区画ですね。何気にここのロングシート側の袖仕切りがパイプ構成になっています。
 

トイレです。中は当然ながら和式です。横にはゴミ箱が置かれており、車内美化に一役買っているようです。
 

こちらはトップナンバーのボックスシート。なぜかこの編成だけ持ち手が半月形からより多くの人が握れるタイプに変わっています。
 

かと思いきや、片面タイプの席だけ半月形で残されています。わけわかんねーよ(当時の)JR西日本金沢支社…。

 

 

↑ ↑ ↑