JR九州キハ66系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


国鉄近郊型気動車の最終形態とも言えるのが長崎地区で活躍するキハ66系です。ある意味ご当地限定車両、観察には「はるばる赴く」と言った感じではあります(笑)
 

現在は多くの編成がブルーの「シーサイドライナー」塗装になっています。
 

現在一部の快速「シーサイドライナー」と、長崎地区の普通列車として運用されています。高出力エンジンを搭載し運転性能は高いらしいですが、構造が複雑で老朽化も迫っていることから今後置き換えが進むと思われ、一部では廃車が発生しています。

 

塗装に関しては割とバリエーションがあり、この編成は登場当所の国鉄色となっています。

 

かつてはこの塗装の通り急行にも充当されており、現在も臨時列車でリバイバル急行列車として運転されることがありますね。

 

トップナンバーも国鉄色ですね。

 

高架化された長崎駅にて。駅も車両も、そして近い将来には新幹線も開業し、長崎は一気に昭和時代が遠くなっていくんでしょうね。

 

こちらはハウステンボス塗装。783系のイメージが強いですが、キハ66系にも塗装されています。

 

デザインはやはり水戸岡さんなのでしょうか。

 

車端部もこの通り。トイレ下にレリーフデザインを配しています。

 

窓もこの通り。
 

車内です。当時の地方向けディーゼルカーとしては破格の設備となるまさかの転換クロスシート搭載の2扉車となっています。今でこそ転クロは当たり前になりましたが、これを快挙と言わずして何という。
 

こちらリフレッシュ車両です。JR九州って、料金不要の普通列車については大きな変化が見られないのがある意味特徴のような気もします(811系1500番台なんていう新パターンが登場しましたが…)。恐らく使用年数を考慮しているかと。
 

ドアです。両開きで化粧板は貼られていません。画像では見切れていますが、国鉄型車両らしく足元にはステップがあります。
 

車端部です。仕切り扉は国鉄型車両ではよく見かけるタイプです。そういえば、車端部は屋根が平らになっていますね。
 

トイレを有する車端部です。見た目がほとんど変わりませんねぇ(汗)
 

最前面です。かつては両側に座席があったと思われますが、ワンマン運転開始にともないヒーターカバーに変わっています。それにしてもキハ47共々、この手の車両は本当にワンマン運転には不向きだと思います。そうそう、近年運賃表示機がLCDタイプに交換されています。
 

窓です。ドア横は戸袋窓で、中間には田の字窓が並び、柱部分にはコート掛けも備わります。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプです。なおこの窓は上下段ともに開くことで文字通り「全開」にすることも出来ます。
 

座席です。まずは転換クロスシートから参りましょうか。この車両の座席は結構最近まで国鉄の青いモケットが健在だった座席ですが、現在は地味にミトーカ仕様とも言える市松模様のモケットに貼り替えられています。
 

近郊型車両の転換クロスシートとしてはまだまだ黎明期、バケット形状になっておらず、ある程度のスプリング感を持ったものとなっております。そういえば、モケット貼り替えと同時に持ち手が813系に似たものとなりましたね。
 

ロングシート横は固定クロスシートとなっています。背ズリはヘッドレスト部分を直角にすることで、自然な姿勢を取れるようになっています。国鉄の固定クロスシートは、実は数ある固定クロスシートの中でも一番完成度が高いように思っています。
 

こちらはヘッドレストレザーが黒色のタイプです。モケット貼り替え前は元々この色だったようで、順次上の青いヘッドレストレザーに交換されていくんでしょうね。

固定クロスシート部分もこの通り。
 

かと思っていたら、転換クロスシートは青いヘッドレストレザーになっていたり…。
 

で、ボックス配置の部分も時々この様に差異が…。
 

車端部の固定クロスシートです。背面には消火器も備わっていますね。

やはり転換クロスシートと比べると横幅が狭くなっています。仕切り扉の幅の関係でこうしないとマズいのですが…。
 

ドア横のロングシートです。国鉄型らしい、座面が程よいスプリング感、背ズリはイマイチ硬めなそれです。ワンマン運転のために整理券発行機が備わります。
 

優先座席です。背ズリにカバーを取り付けて区別しています。これ割と最近取り付けられたものと思います。
 

トイレです。もちろん中は和式です。恐らくこのまま終わりまで通すのでしょうね。
 

乗務員室後ろに設置されたゴミ箱です。飲料系とその他で分別されていますが、結局中は一つになっているような気がします(^^;;