日本初の鉄輪式リニアモーターカーとして開業した長堀鶴見緑地線、開業時から活躍してきた70系も25年が経過したことからリニューアルが行われています。今回はリニューアル初期に当たる編成をご紹介。
この小さなパンタグラフが何ともかわいらしいですね。
一部編成では灯具がLED化されており、前照灯は小型のLED灯を16発仕込んだ仕様となっています。
点灯するとこんな感じ。暖色としているため、遠目にはシールドビーム時代と変わりません。
車内です。リニューアルとは言うものの、20系列のような大規模なものではなく化粧板等の貼り換え等がメインですね。画像では分かりにくいですが、貼り換えた化粧板が暗い色調となったためオリジナルの車内を持つ編成に慣れていると薄暗く感じると思います。
ドアです。上部が折れ曲がった仕様はそのままです。身長が高い方、確実にぶつけます。リニューアル後もドアレールが残っているのが意外ですね。
車端部です。ただでさえ暗くなりがちな車端部にして仕切り扉の化粧板は妻面よりも色調を落としたものになっています。明らかに暗い…。ちなみにこちらはフリースペースを有する車端部、座席は一般座席がセットされています。
先頭車の車端部です。こちらも一般座席となっており、両先頭車には優先座席が存在しません。
優先座席を有する車端部です。こちらは両側に座席が配置されています。
最前面です。リニューアル前からの相変わらず壁と蓋が大部分を占める形態です。
各車端部上に設置されているLED表示機です。点灯式のマップを併設したものに交換されています。オリジナルのロゴや沿線をイラスト化して表示していた従来品が面白くて好きだったのですが、リニューアル後はそんな遊び心は一切無くなってしまいました。ハブル期とは良き時代だったのですね…。
天井です。こちらはあまり変わらず、優先座席付近の吊革がオレンジ色になった程度でしょうか。
座席です。ドア間6人掛けの着席定員は変わらず、形状も従来のままとして、20系列や66系のようにバケット形状にはなっていません。
車端部の4人掛けです。袖仕切りも現状維持となっており、特に大きく変わったところは見当たりません。
優先座席です。青色のモケットにブロックパターンが配されています。座り心地ですが、座面のクッション性が少しばかり向上したように思います。「70系は硬い」というイメージを持っていただけに、掛けた瞬間「おっ?」と思ってしまいました(笑) ただ、やはり座面は相変わらず高めです。
フリースペースです。こちらは2人掛け座席と握り棒と固定用具が備わります。
先頭車のフリースペースです。こちらには機器が配置されているため座席はありません。
化粧板は柄入りのものになりました。