北鉄7000系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


浅野川線と石川線はそれぞれ独立した路線であり、電圧も前者が1500V、後者が600Vと、まとまりもへったくれもない鉄道会社である北陸鉄道。その石川線の主力として活躍しているのが7000系です。「60年は持つ」と言われた東急7000系を購入し、わざわざ降圧改造を施して導入しています。特に床下機器は全く原形をとどめておらず、大手私鉄やJRからかき集めた中古品に換装されています。恐るべし、鶴来の匠・・。これにより雑多な旧型車を一掃し、車種統一が行われています。


冷房の有無や種車の関係で7000,7100,7200形の3種に分けられており、7200形は中間車から先頭車化改造を受けた編成となっています。この顔は弘南鉄道や福島交通、水間鉄道でも似たようなものを見ることが出来ます。今回はそんな7200形をご紹介。


車内です。電車の心臓部とも言える足回りは全く別物になっていますが、車内に関してはほぼ原型を保っています。

ドアです。化粧板などは貼られていません。始発駅では車内保温のためにドアを半自動にすることも出来ます。開けるときは手でガラガラとやるわけですが、自動開閉を前提としているために重いですね・・。あと、ワンマン運転に対応するために整理券発行機が追加されています。


車端部です。幅広貫通路で結ばれており、仕切り扉はありません。見通しがいいので、ワンマン運転には向いていますね。

最前面です。先頭車化改造がされているわけですが、その違和感が一切ありません。仕切り扉直後には運賃表示機が鎮座しています。


天井です。冷房化改造も行われており、方法はキハ40と同じく、荷棚上に冷房機器を積む方法となっています。送風補助として、従来の扇風機も残されています。照明はカバー無しの蛍光灯となっています。


窓です。二段窓で、日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプとなっています。


座席です。ドア間は4+4の8人掛けとなっています。袖仕切りはパイプ式で、横方向にも肘掛を意識して渡されています。手前に見える白い物体は、冷房関連のものでしょうか。


車端部は5人掛けです。座り心地ですが、背ズリは薄め、座面は割とスプリングが利いています。地方鉄道ならではの恵まれない路盤状況を反映してか、座っていると揺れるたびにかなーり跳ねます(笑)

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