JR九州キハ200形 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


九州非電化区間普通列車のエースとも言えるのがこのキハ200系列です。爪クラッチを採用した変速機と高出力エンジンを採用し、最高速度110km/hを出すことが出来るバケモノ気動車です。2両1セットのキハ200形や単行運転用のキハ220形に大別でき、更にクロスシート車やロングシート車、かつて特別快速「なのはなDX」に連結されていた回転クロスシート車など形態は多岐に渡っていますが、今回紹介するのは大村線・長崎本線系統で使用されている2両編成のキハ200形です。

「SEA SIDE LINER」の愛称が付けられており、同名の快速も佐世保-長崎間で運転されています。真ん中にはJR九州のシンボルマークとも言えるつばめマークが描かれていますね。


ドア横にはこのようなロゴも。誰が何をやらかしたかはお察しの通りです。


そして窓下にも。これ、かつて存在した485系のハウステンボスロゴを思い出します。


車内です。後述しますが、本当はかなりカラフルなはずなのですが、化粧板の色のせいかかなりモノトーンな感じがします。


ドアです。赤い塗りドアに「床に座らないでください」のステッカー、JR九州ではお馴染みです。低床ホームに対応するため、わずかながらステップがあります。


車端部です。仕切り扉は窓が小さいもので、こちらは青色となっています。


トイレを有する車端部です。蛍光灯が少ない分暗く見えます。


最前面です。ワンマン運転にも対応しており、運賃表示機が設置されています。後方や車掌常務の列車の場合は運賃箱は仕舞われています。仕切り窓は少し高い気もしますが、前面展望には差し支え有りませんね。

天井です。照明はカバー付きの蛍光灯となっています。吊革はドア上のみとなっており、吊り広告も少ないことから、非常にスッキリした上品な仕上がりとなりました。但し、後期に増備された車両ではカバーは廃止されたようです。


窓です。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプです。2枚で一組となっており、柱が太い部分には帽子掛けもあります。


座席に寄ってみました。この段階で、座席がかなりカラフルなモケットとなっているのが分かるかと思います。


というわけで座席です。バケット形状の転換クロスシートとなっています。モケット色は多彩で、赤、青、黄、緑の4色となっています。座り心地はやや硬めでして、この手の座席としては可もなく不可もなく、と言ったところでしょうか。


こちら別パターン。こうしてみると、長崎方を向いて窓側のモケットが、前列の通路側と同じモケットとなっていることが分かりますね。


ドア横は固定クロスシート。ヘッドレストが立てられていて自然な体勢を取れること、座面幅が多少広いことから転換クロスシートよりも恵まれた環境にあると言えます。知っている人も多いようで、進行方向では早い段階から埋まっていることが多いです。


車端部のボックスシートです。シートピッチはあまり広くはありませんね。妻面側の座面幅が少し狭くなっているのは国鉄時代からの妙な伝統です。


優先座席です。ヘッドレストにカバーを掛けて区別しています。


一部座席の背面にはゴミ箱が設置されています。その横には消火器も備わっており、うまいスペースの使い方ですね。

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