成田スカイアクセス線開業にともない走り始めた京成のAE形です。在来線最高速の160km/h運転を行っており、流線型の車体に尖がったスカートと、これまでの京成電鉄にはなかった車両だけに、かなりカッコよく見えます。灯具類が中央に寄せられているため、一つ目のようにも見えます。
それでは参ります。ドアです。片開きとなっており、窓は右側へ寄っています。また両側はLEDによる飾りがされています。そして、ドア上には防犯カメラが設置されています。
一部にはこのようにテーブルのある通話スペースがあります。とは言え、デッキなので騒音はそのまんまです。窓は円形のものを3つ縦に並べたものです。
テーブル下、壁際にはAEDが備えられています。ちょっと目立たないですねぇ・・。
そして自販機です。成田空港はもとより、上野や日暮里でも売店や自販機が存在するため、本当に売れているのかどうか怪しい節はあります。
車内です。ブルーの座席が、空港連絡輸送を担う車両らしいです。
デッキとの仕切りです。仕切り扉は両開きとなっており、上部にはLCDディスプレイが設置されています。
荷物スペースです。下段に関してはカーブでの荷物の暴走を防ぐためにバーが設置されていますが、上段に関しては特に・・と言った感じです。
窓です。2席に1枚が割り当てられています。日除けは多段階ストップ式となっており、事実上のフリーストップカーテンとなっています。視界の邪魔にならないようにするためか、中央のカーテンレールは紐のようなものになっています。配慮は分かるのですが、少し安っぽいか。
柱の部分の下には飲み物や携帯電話が置けるほどのスペースが確保されています。
座席です。回転リクライニングシートとなっています。シートバックテーブルは面積があまり大きくないものです。座席はパッと見て薄いのですが、座り心地も見たまんまです(笑) ヘッドレスト部分に関してはそのあまりの薄さから、モケット貼っただけじゃないのか、と言いたくなるほど・・。そのモケットも少し滑りやすいので、リクライニング時には注意ですね。肘掛も文字通り肘掛で、かなり薄く作られています。スカイライナーならば40分程ですが、その他の列車では1時間を越す場合もあるだけに、この座席は辛いものがあります。やはり「人間工学に基づいたシート形状を・・」と宣伝されていますが、これまで人間工学に基づいて作られた座席に、ロクなものを見たことがありません(笑) 何事も程々がよろしいようで。
座席下の脚台にはコンセントが2口設置されています。特に案内もされていないのが少し残念。こうしてみると、床面はブルーのモザイクとなっており、近未来志向であることが伺えます。
デッキ仕切り部や荷物置き場横は折りたたみテーブルとなっています。
そして窓側はシートバックポケットの代わりに、壁にポケットが備え付けられています。
160km/h運転、洗練された内外装などはとても好印象なのですが、座席の硬さはなんとかならないものでしょうか・・。
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