高野線の特急「こうや」の冬期運休解消と「りんかん」の8両編成化を目的に4両編成1本が存在する31000系です。
貫通扉が付いたため30000系のようなダイナミックな前面展望は出来ませんが、ある程度は考慮されているとのこと・・。
デッキです。まずはドアから。この時期の南海特急ではお馴染みの折り戸です。ドアが通るところはラインが入っています。
ゴミ箱もしっかり完備されています。飲料系とその他で分別されていますね。
トイレは2号車・3号車のドアの無いデッキにあります。男女共用と男子小用の2種類を備えています。
洗面台です。カーテンで仕切られるようになっています。
車内との仕切り扉です。前者が通常のもの、後者が車椅子対応のもので、幅が広くなっています。
南海特急標準装備の自動販売機です。駅には商売施設が充実しているだけに、やはり売れているのかどうか怪しいところ・・。
車内です。基本的には先輩格である30000系に近い印象です。
車椅子対応仕切り扉を内側から。ベージュ色となっています。上部にはLED表示機が設置されています。
最前面です。仕切り扉はやはり南海ではよく見かける横引き式です。仕切り窓も大きくとられているため、ある程度の前面展望は確保されています。
天井です。蛍光灯は中央に配置されています。スリットが入れられたカバーが特徴ですね。
窓です。2席に1枚が割り当てられています。日除けは横引き式のカーテンです。荷棚下には関西特急型電車伝統の補助照明があります。これで中央に集約された照明の照度不足を補っています。
座席です。回転リクライニングシートです。テーブルはシートバック式で、リクライニングは抑え目です。シートピッチは広めなのであまり気になりませんが、自動回転機構を有しているため座席下は埋められています。座り心地は、特に取り立てて不満点も無ければ格段にいいと言った感じでも無い平均点と言った感じです。なんば-極楽橋間の距離では必要十分のクオリティと言えるでしょう。
デッキ仕切り際は固定式のテーブルが備わります。出入りを考慮しているためか小さめとなっています。30000系から進化した点と言えば、両側で分離したものとなっているため、テーブル面でのプライバシーは向上したことですね。
車椅子スペースです。手すりと固定用ベルトが備わります。