6月24日、南魚沼市議会と魚沼基幹病院との意見交換会があり、基幹病院から衝撃的な調査結果が発表されました!
(意見交換会の様子)
基幹病院から「定住促進に向けてー働く職員の声」という資料が配布されました。
そこには上越新幹線の浦佐駅から基幹病院への通勤バス・タクシー利用者数がここ数年で4倍に増えているということです。
さらにこちらをごらんください。
基幹病院には1000人近くの職員がいますが、新幹線・高速道路利用者がここ5年で1.8倍に増えているということです。
新潟市・燕市・長岡市への転居者が増加し、職員の2割が魚沼圏域外に住んでいるということです。
新幹線駅や高速インターがあることで「東京から90分!新潟市から40分!」と観光客にPRすることはできますが、逆に、「都会に住みながら、田舎で働けるよ!」となることにもなり、従業員が住む自治体を選ぶことができるというマイナスの面もあるのです。
基幹病院としては、通勤手当を出すよりも、住居手当を出した方が安上がりですし、地域に愛着をもつ職員が増えた方が、離職率も下がり、経営も安定するため、私たち市議会に対し、「何があったら定住するか?」という声を伝えてくれました。
以下が職員たちの声です。
〇大きなスーパーがほしい。
〇ファミレス・スタバ・カフェがほしい。
〇アウトレット・コストコ誘致
〇ジムがほしい。
〇水道代が高い
〇飲食店・コンビニを増やして
〇学童の無料化
〇託児所と病児保育の充実
〇子育て世代への施策強化
〇若い単身者が暮らしやすい場所じゃないと人は集まらない。
〇地主が強すぎて店が何もできない。
〇空き家バンクがなぜ機能しないのか。
基幹病院の事務部長からは、とても魅力がある場所なのに、定住が進まないのはもったいない、というお話でした。
私は当市から魚沼市へ転居していく人が増えている現状について一般質問したことがあるので、それもご覧ください。(議事録のページ17)
私の市長選の公約を改めてご覧ください。
インターナショナルスクールが誘致できれば、商業施設も誘致できます。
まさしく、若い医療従事者たちの声にマッチしていませんか?
市内には基幹病院だけでなく、北里大や国際大、県の地域振興局、保健所など、多くの職員が市外へ暮らしながら、こちらへ通勤している事業所があります。その多くは高所得者です。この方たちが市外へ暮らすということは、それだけ住民税が他市へもっていかれているということでもあり、市にとって大きな損失です。
さらには、この高所得者たちは南魚沼市内の飲食店を利用しますから、外食代が跳ね上がり、賃金が安い市内で暮らす人たちにとっては痛手になりえます。
そして、一番の問題は、こういう医療従事者の声が市に届いていないということです。こういう資料は、私たち議会にではなく、市役所へ基幹病院から直接渡すルートがなければいけません。
普段から意思疎通をとっていれば、こういう資料が議会へ示される必要はないのです。
基幹病院の皆様、貴重な機会を頂き、本当にありがとうございました!