5歳児がクロスカントリースキーで5キロ完走することができるのか? | 小学校時代に学級委員に7回立候補して7回落選した僕が勝てるはずのない市長選に挑戦することになりました

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 クロスカントリースキーに最近、はまっている南魚沼市議会議員の黒岩揺光です。

 

 自宅から3キロほどのところにある、欠ノ上クロスカントリースキー場の常連になってしまいました。

 

 

 ↑のような感じで、新しい板やストック、靴を購入し、クロカン大好きになりました。

 

 天気がいい日は子どもたちを早めに迎えに行って、一緒にクロカンをすることもあります。

 

 7歳と5歳の子どもたちも、クロカンが好きになって、「今度5キロコースやりたい!」と言うようになりました。

 

 「5キロコース」、というと、欠ノ上クロスカントリーでは最長のコースです。新潟県内でも5キロコースがあるクロスカントリースキー場は2箇所しかありません。

 

 5歳児が5キロ??

 

 ちょっと厳しいのではないでしょうか?

 

 私が子どものころは、市内で「歩くスキーフェスティバル」というのがあり、小学4年生のころに5キロを完走した記憶があります。2キロだったかな?(この大会の参加賞でもらったリュックサックを何年も使い続けた記憶があります)

 

 長男が通う北辰小学校のクロスカントリースキーの授業にボランティア講師として参加した際は、3年生の中でもスキーが上手い子たち10人を担当しました。その際、全員で5キロコースにチャレンジしてみましたが、1時間半ほどで何とか全員完走できました。

 

 つまり、3年生でそれなりにクロカンが得意な人たちが何とか完走できるレベルの距離ということになります。

 

 それを今年クロカン始めたばかりの5歳児ができるでしょうか?

 

 いや。7歳の長男だってできるでしょうか?

 

 まあ、本人たちが「やりたい」、と言っているのだからやらせてみましょう。

 

 疲れて動けなくなったら、そこで引き返せばいいのです。

 

 2月17日は晴天です。

 

 正午ごろ、私たち家族4人はコンビニで買ったご飯を欠ノ上クロスカントリー場へ持ち込み、ピクニックをしたあと、午後1時ごろ、スタートしました。恐らく、完走できたとしても2時間近くかかるでしょうから、子どもたちにはトイレに行ってもらいました。

 

 妻もクロカンが大好きで、家族全員が大好きなスポーツがあるって、とても幸せですよね。

 

 

 

 ↑、まずは、最初の上り坂です。これも、独りで登れるようになるまで、時間がかかりましたが、もう二人はスイスイいけます。

 

 私は「ゆっくりでいいよ!間隔を開けて!」と言い続けます。技術的な指導は一切しません。ていうか、経験者じゃないので、できません笑。

 

 

 

 

 最初の登りを終え、下り坂になります。子どもたちは下り坂が大好きです。

 

 そして、最初の難関となる、大きな上り坂になります。

 

 前回は、長男も次男もこの坂を自力で登ることができたのですが、今日は、斜面がカチカチに凍っているため、なかなか前へ進めません。

 

 

 

 私が「板脱いで歩いていいよ」と伝え、二人は板を靴から外しました。

 

 すると、次男のスキーの板がそのまま滑っていって、近くの小川に落ちてしまいました!

 

 アルペンスキーと違い、クロカンはストッパーがないため、靴から外すと、板が滑り落ちていってしまうのです。

 

 私が小川の中に入って、板を救出します。

 

 

 

 

 ピンク色のベストを着ているのが私です。

 

 無事、板を救出し、上り坂を足で登り終え、板を履いて、再び滑り出します。

 

 

 

 ここで一旦、休憩。長男は学校でクロカンをやっているため、次男よりも速く滑れます。なので、長男はこまめに休憩をとってもらいます。水分補給もしてもらいます。

 

 

 

 次男と妻がゆっくりとやってきます。

 

 美しい景色を眺めながら、家族4人で雪の上を散歩するなんて、最高じゃないですか?

 

 次は、子どもたちが楽しみにしていた大きな下り坂です。先ほど登った急な坂を下るのです。

 

 まず、長男が挑戦しますが、最初からケツを地面について滑り降りました。

 

 次に次男ですが、次男の方が長男より長い距離を立ったまま滑り降りることができましたが、最後のあたりで転んでしまいました。

 

 

 

 でも、楽しかったようで、すぐに立ち上がり、滑り出しました。

 

 ここでスタートしてから40分が経過。残り3キロくらいでしょうか?

 

 

 

 ↑。どうですか?5歳児のクロカン姿。かっこいいですねー。

 

 ここから再び長い登り坂になります。

 

 

 

 ちょっと次男のペースが遅くなっています。長男が待つ時間が増えてきました。

 

 

 

 この上り坂を登りきると、絶景が待っています。

 

 

 ↑。どうですか?この景色?

 

 スタートしてから1時間20分です。

 

 この辺で再び休憩。ビスケットと水分補給をします。

 

 残り2.5キロくらいでしょうか。

 

 次男は「3キロがいい!」と言い出しました。

 

 長男は「これ、7キロくらいない??」と言います。

 

 相当きついのでしょう。そうでしょう。きついでしょう。

 

 私は「とにかくゆっくり。無理しないで。行けるところまでゆっくり行ってみよう」と声かけます。

 

 

 

 「すごいよ!子どもたち!」と声をかけ続けます。

 

 残り大きな上り坂は二つとなりました。

 

 ゆっくりと登ります。

 

 この坂を登り終え、下ると、スタート地点付近に一度出ます。

 

 疲れていたら、そこでやめることもできます。すでに4キロ近く走っていますから、十分でしょう。

 

 私は二人に「ここでやめるか、5キロコースを完走するか」聞いてみると、二人とも、「5キロを完走する」、と言います。

 

 凄いですね。

 

 スタートしてから1時間45分経過です。残り1キロくらいでしょうか。

 

 子どもたちの体力には感心します。

 

 しかし、最後の最後に最大の難関があるのです。

 

 この上り坂です。

 

 

 写真だとわかりづらいかもしれませんが、かなりの急斜面です。

 

 長男もかなり苦戦している様子。どんどんコースの端の方へいってしまい、危うく、コース外へ体が出てしまいそうです。

 

 「板脱いで!危ないから!歩いて登ってきて!」と言いますが、長男は頑固で、板を脱ごうとしません。

 

 そうしているうち、板がコース外へ出てしまい、長男は尻もちをついて、泣き始めました。

 

 もう体力が限界なのかもしれません。長男は「5キロがこんなに長いとは思わなかった」と言います。

 

 私は長男のところへ駆け寄り、自分の板を脱ぎ、長男の板を脱がせました。

 

 すると、クロカンの板のため、次男の板が小川へ落ちたように、長男の板もコース外へ滑り落ちて行ってしまいました。

 

 長男はそれを見て、さらに泣きます。

 

 私は「落ち着いて!板は取りに行くから大丈夫!」と言い、長男は歩いて坂を登りました。

 

 私は板を拾いにいき、坂を駆け上がり、長男に渡しました。

 

 次に次男と妻がチャレンジします。

 

 私は最初から、「無理しないで!千汪くんは歩いたよ!」と言いましたが、次男も頑固で自力で上がろうとします。

 

 

 

 すると驚いたことに、次男はすたすたと板を使って坂を上っていきました。

 

 

 

 ↑が坂です。下からだと、どれくらい急な坂かわかりますでしょうか?

 

 なんと、5歳の次男は自力でこの坂を登りました。

 

 これを見た長男がプライドを傷つけられたのか、超不機嫌になりました。

 

 最後は一番急で長い下り坂なのですが、ここでは長男も次男も転びました。先日の小学3年生のグループも、この坂を転ばずにいけたのは2,3人だけだったと思います。

 

 次男は立ち上がって自力で滑り出したのですが、体力の限界がきたのか、長男は泣きわめき続け、私が水を差しだして、少し落ち着きました。一旦、板を脱がせ、落ち着かせようとしますが、泣きわめき続きます。「もう、歩いて最後までいって」と言いますが、長男は「クロスカントリーなんだからスキーでいく!」と言い、時間をかけて、板を履き、滑り出しました。

 

 もうすでに、次男と妻は先に行っていて、長男が最後尾になりました。

 

 なんとなんと。出発してから、2時間15分。

 

 

 

 

 次男が一番でフィニッシュ!!とよちゃん、おめでとう!!

 

 

 

 

 続いて妻がフィニッシュ!おめでとう!

 

 最後に長男、と書きたいところですが、なにやら、ゴール前でぐずって動こうとしないので、とりあえず、私は片付けをすることにしました。

 

 

 

 いやあー。驚きました。

 

 7歳児と5歳児がクロカンで5キロ走れるんですね!

 

 次男は3歳で坂戸山も登ったし、将来が楽しみです。

 

 欠ノ上クロスカントリー場の利用料は1人300円。道具のレンタルは一式で500円。手ぶらでクロカンを楽しむことができます。5キロコースがあるのは県内では2か所だけです。是非、雪があるうちにお出かけください!