海外で働く、学ぶ、生活する、となってくると物事に関しての意見を交換したり、ディベートしたり・・・とある程度高度なコミュニケーション能力が必要になってきます。
このディベートですが、日本での討論番組や、あるいは国会中継などを見ていても、日本人はあまり得意ではないようです。
相手の話を聞かず、自分の言いたいことを押し切って喋る、人が話している途中に平気で遮る、関係ない野次を飛ばす、相手を言い負かすことが目的になってしまう、最後は子どものケンカみたいになって決着がつかない・・・これでは有意義な意見交換なんてできる筈もないですよね。
根本的な原因としては、
@人の話をじっくり聞けない
@建設的な意見を取り入れることより、自分の意見を貫き通すことが一番の美徳になっている
この2点ではないかと思います。
信念決してを曲げないことは、日本の素晴らしい価値観です。
しかしある物事に関して他人と意見を共有する、ということは即ち、場合によって自分の意見を変える勇気を持つ、ということでもあります。
こういった自分と異なるものを広く認め、尊重する精神、私たち日本人はまだまだ伸ばしてく余地がありそうですね