ダブルスタンダード | 楽園の英語

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英語の勉強法について書かれた、いわゆるハウ・ツー本は、溢れるほど世に出回っています。


それらは、多種多様な切り口で書かれていますが、ざっと2つに大別できます。


一つはコミュニケーション中心主義の会話本。


文法的な間違いを恐れずに自己表現を図るのが大事だ、ということが説かれています。


こちらは会話初心者や、英語をあまり勉強することがなかった、という人が改めて英語を勉強し直す時に手にする本でしょう。


本来、英語に対して苦手意識を持っている人をターゲットにしているわけですから、「英語はそんなに難しくない」「楽々~」「簡単~」といった文字が躍ります。


もう一つはTOEICや英検その他、資格試験を見据えて、そこを目標に結果を出すことを目的とした本。


こちらの本を手に取る人の目的は明らかです。


客観的基準の英語力を身に付けて、それを証明しなければならない、ということです。


どちらがどうとは言いません。


見ている世界が違うのです。


度胸だけで英語を話して来た人は、これからも度胸で話せるでしょう。ですが、その状態に慢心して英語のコアな部分に踏み込むことなく勢いに任せたままでいると、「我流」の範囲を超えられません。

ですが超える必要もなければそれもそれで良いですもんね。

こちらは個人の考え方の問題なので、周囲がどうこう言うことでもありません。


逆に英語を学ぶ目的が資格試験だけになってしまうと、言葉の本来の機能である「コミュニケーション」の役割が全く果たせないままになってしまいます。

「いや、自分はTOEICでハイスコアを取れればそれでいいんだ。話せなくても何でも、そんなの構わない。」という人なら、それでも良いと思います。しかし、そんな人はほとんどいないでしょう。


結局は、自分が英語を通してどんな世界が見たいのか、それによって勉強法は変わってきます。


私自身は、英語を身につけるのに「楽(らく)」ということはないと思っています。むしろ真剣にやればやるほど、「苦」は付き物だと思います。


ですが英語の勉強を「楽しむ」ことは可能だと思っています。


良き教材、良き先生、良き仲間、良き時間・・・いろいろな出会いで、人生も変わってくるはずです。真剣であれば真剣であるほどにゃ



まずはどんなふうに英語と関わりたいのか、その意識を明確にして、自分に一番合った方法を選ぶことが大切なんでしょうねらぶ②