
『現代社会はストレス社会』などと言うように、まるで現代社会の負の遺産のような言われ方です。
では昔の人々はストレスを感じていなかったのでしょうか?
そうは思えません。戦争や科学、医療の未発達のために昔の人々は毎日、生きるか死ぬかのとてつもないストレスに曝されて生きていたはずです。
しかし現代では、生活からストレスを排除しようと多くの人が躍起になっています。
確かに過度のストレスは健康上良くないことが科学的に証明されています。
誰だって健やかに長生きしたいですし、自分にとって不要なストレスは排除するほうがいいに決まっています。
しかし勉強でも仕事でも何か自分の成し遂げたいことがある時、その壁を越えるのにストレスは付き物です。
壁が高ければ高いほど、ストレスも大きなものになります。
結局、ものごとを成し遂げる人が持つ一番大きな能力は、このストレスに対する耐性だと思います。
そしてこのストレス耐性は、ストレスを受けることによってしか、育ちません。
子どものうちから全てのストレスを排除してしまうのではなく、年齢や成長に合わせてストレスと共存できる精神を育てていくことも、とても大切なことだと思うのです

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