関係代名詞に続いて、後置修飾を代表するものと言えば『分詞』です。
分詞には現在分詞と過去分詞とがあり、それぞれ進行形と完了形、受動態を作る時に使われます。
まずは現在分詞から。
『be+動詞の原形ing』で進行形としての働きがあることからも分かるように、『~している』という動作の連続や、『~する』といった、過去分詞の受け身に対する能動的な意味を持っています。
An old man living in the mountain came down to the town.
山に住んでいる老人が街へ下りて来た。
分詞の最大の特徴は、関係代名詞と違って時制を伴わない、つまり本動詞が現在、過去、未来のどの形でも、時制を一致させることなく使える点です。
All students coming from Canada are good at skiing.
(カナダから来ている生徒たちは、みなスキーが上手です。)
All students coming from Canada were good at skiing.
(カナダから来ていた生徒たちは、みなスキーが上手でした。)
また、進行形の時に~ing形を作れなかった『状態を表す動詞』も、後置修飾の現在分詞にはできます。
All students belonging to the swimming club must attend the meeting.
(水泳部に所属している生徒たちはみな、ミーティングに出席しなければならない。)
ちなみにswimming clubのswimmingは、
「泳いでいるクラブ」ではおかしいですよね。
この場合、club for swimming「泳ぐためのクラブ」ということで、分詞ではなく動名詞になります(*^.^*)
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