冠詞と名詞と数の話をさらに広げたいと思います。
名詞の中にはaやanを付けず、複数形にもならないものがあります。
furniture(家具)やclothing(衣類)など、集合名詞と呼ばれるものです。
例えばcakeは、cakeともa cakeとも表現できます。a cakeと言えばケーキひと切れの意味です。
ケーキ全体も切り取ったケーキも、どちらもケーキに変わりありません。
つまり、全体も抽出された部分も同じものです。
ところが家具の場合はどうでしょう。
furnitureはテーブル、椅子、たんすなどの集合体を言います。
全体としてはfurnitureですが、それを構成する要素にはそれぞれ別の名前が付いています。
つまり、全体と部分に言語上違いがあります。
全体からからa furnitureを抽出することはできないわけです。
furniture、clothingの他にunderwear(下着),kitchenware(台所用品),equipment(機材)などがあります。
ここでも集合体から1つを抽出できるかどうかがカギになるのです。
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