抽象化と具体化 | 楽園の英語

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冠詞の話を続けますね(^^)

数えられる名詞を冠詞なしで用いる場合、意味は抽象化されます。

例えば『a piano』と言えば楽器のピアノのことを指しますが、
I majored in piano.
と言えば(私はピアノを専攻した)で、音大などのピアノ科というような意味への抽象化が起こります。

逆に、数えられないとされる名詞に不定冠詞(あるいは複数形)を付けると、具体化します。

例えば『difficulty』(困難)という意味の抽象名詞。

英文の中では『a difficulty』や『difficulties』のように、aを付けたり複数形になったりということがよくあります。

There were many difficulties in the experiment.
(その実験には多くの困難があった。)

(困難)が、一つ一つ具体的なものとして認識されているのです。

このように、冠詞を考える時は常にそれに続く名詞とペアで考えなければなりません。

日本語には無い品詞なので、なかなか感覚を掴むのは難しいと思います。

「集合体からの抽出」、「具体化と抽象化」といったところをキーワードに、英文を読む時に今まで以上に冠詞を意識して見るようにしてみて下さい。





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