最近は素敵な出会いにめぐまれた。


Hさん。

そしてT新聞の編集長さん。

そして「バックラッシュ!」を出版している

S舎の方にもお会いする予定。

私がひたすら「若者のライフスタイルとか考え方とか

今ある姿を紹介できるメディアを作りたい」という

漠とした考えを伝えたいだけでお会いしてくださる

のだから心が広いかたたちだ。

 しかも芋づる式に人を紹介していただいている。

ありがたい。


 そんな中でも、T新聞の編集長さんはほんとに

私の言わんとすることを汲み取ってくださって、

挙句の果てには私とかつて同じ試みをしようとしていた

人がいるよ、と今では廃刊になってしまったという

雑誌やその編集長の方の名前まで教えてくださった。

この方にも近々自分でアポをとってお会いすること

ができればと思う。


 で、その同じような試みをしようとしていた人は

Sさんという方。この方は東大の哲学卒業して

Z会に入社。そしてZ-kanという雑誌を立ち上げたらしい。

号(2000年5月)の特集は、「大学なんていらない」

宮台真司、苅谷剛彦、小林紀晴、
香山リカと鷲田清一の対談など。
3号(2000年11月)の特集は、「フリーターってどうよ?」
山田太一、森永卓郎、橋爪大三郎、
若者自身のコメントやデータなど。

朝日出版で発売した「広告問題 In Site」(2000年10月)、
は、「写真日記によるハイティーンの実感レポート」ということで、
若い人に写真撮ってもらって、そこから分析したりといった内容らしい。
そこに大澤真幸さんのインタビューが入っていたり。

東浩紀さんがかかわっていた頃の「広告」は
ずばり1999年の1・2月号は、「若者のすべて」

ずばり若者のテーマ+社会学という感じかなー。
ここにジェンダーも入れて、もっと柔らかくして、
今を切り取れるそんなのが作りたい。

というか、必ず作ります。
たぶんネットで。

「マザーハウス」という会社の社長さん。

生まれが1981年というから、私より1つ年上の、

山口絵里子さんという方なのだけれど、

この人の記事をたまたま日経ウーマンで

読んで、胸が熱くなりました。


 慶応の商学部で開発経済学を学んだ後、

発展途上国支援を仕事にしたいと、だめもとで

応募したアメリカの投資銀行のインターンに応募して合格。

そしてワシントンへインターンにわたり、途上国支援のために

投資をする第一線の銀行で働き、大量のお金とプロジェクト

が動いていくさまを目にしたという彼女。

 でも、直接的に途上国の現場を見るわけでもなく、

現地の情勢や情報はもっぱらNGO頼みでプロジェクトを

進行させていく様を見て、違和感を感じ、同僚の人にも

疑問を投げかけたんだそうです。

 

結局納得のいく答えは返ってこないまま、

インターンを終えて違和感を抱えたまま、

そんな思いをふっきるかのように

「アジアで一番貧しい国に」と、

その日のうちに単身でバングラディシュへ。

貧しさを目の当たりにしてショックを受けるものの、

わずか2週間のうちにバングラディシュに滞在することを

決意し、現地の大学院の試験も受けて合格。

いったんお金の工面をしに帰国した後、

また舞い戻って2年間、大学院に通ったんだそうです。


 しかも、現地で滞在している間に、昼間は

日本の商社で研修生として働かせてもらっていたとう

すごい行動力!


 その2年間の間に、バングラデシュでジュートから作られた

かばんを街中で発見し、これを日本で製品として売れたら!

とその場でビジネスをやることを決意したんだそうです。


 そして、簡単なかばんのデザインを書いて、現地の工場に

かたっぱしからかけあい、製品化してくれる所を探し求め、

あくまで「日本でも通用するかばん」を納得がいくまで

作ってはダメだしをし、という作業を繰り返しながら

生まれたかばんを日本に持ち帰って販売することに。


 そのかばんは、新宿の伊勢丹やら表参道ヒルズに置かれる

までになり、(もちろんそれだけのクオリティがあり、デザイン性

も優れているから)完売状態だそうです。私もウェブ上で見たら

普通に欲しいと思いました。

http://www.mother-house.jp/index.shtml

(マザーハウスのホームページ)


 まったくゼロの状態から短期間でそれだけの行動をして

なおかつ、途上国支援をしたいという自分の思いを自分で

納得いくカタチにしてしまった山口さんはすごいと思います。

いろいろ考えて煮詰まるんじゃなくて、ぱっと行動して

だめだったら考えて、また行動に生かして……。

 


 その行動力に感服するとともに思うのは、

実際ビジネスのようなカタチにしているかどうかは別にして、

私の周囲にも山口さんのような考えの持ち主は多いな

ということ。こういうカタチにシンパシーを感じる人が

多いだろうなと感じる。

 それは、ありていに言えば、自分の利益になるかどうか

じゃなくて、自分に気持ちのいいカタチで社会に貢献したい、

誰かのためになりたいというあり方。

 そして、それって私たち世代にはなんとなく多い考え方

のような気がする。


 別にモノに不自由していなくて、そんなに消費活動に

ばんばんお金をつぎこもうとかも思わなくて、消費をすることに

よる満足にはそんなに満たされなくて、自分でお金をガツガツ

もうけたいとも思わなくて、何か満たされない気持ちを満たす

方法を考えたときに、自分以外の人を助けたり、人のために

なることが自然な、すっと納得のいくものに思える、そんな

かんじ。


 なんか色々飽和状態になっているから、ベクトルが違う

方向に向かうというかんじなのだろうか。


 私はまだ納得のいく形を見つけられていないし、

行動をおこしつつあってもまだまだ全然だけれど、

何か自分にしっくりいく、そして人のためになれるカタチを早く

模索して見つけたいなと。


 山口さんのブログ、とても刺激になりました。

心から応援したいと思います!







しつこく追いかける、柳沢発言のその後です。


各メディアで、いろんな女性の方たちが

それぞれの意見を表明していた中で、面白いなあ

と思ったのがこの二人でした。


林真理子と斉藤美奈子。

この二人は対極とはいわないまでも、まあ135°くらいは

離れているかんじで、個人的には

「あっぱれ斉藤美奈子!」。もう一人くらい似たスタンスの

女性が現れてくれたらタッグを組んで最強なのに、と

(遥瑤子と小倉千賀子もコメントしてましたけど)

思ってしまいました。


 斉藤美奈子は

「柳沢氏のフェミコード」

(フェミコード:性や性別についての好ましくない言動を検討する

ための基準 『物は言いよう』(平凡社)に初出)

について言及して、もちろん、言うまでもなく★1つの採点をした

上で、小気味のよい発言を2ページ近くにわたってしていた。

 まあ、言っていることは本当に共感できることで、

「女性が傷つく傷つかないの前に、本人がトホホ…」

はじめて、少子化の問題を国家の都合からしか考えていない

とばっさり。

 そして問題なのは、「柳沢的な議員」は一人じゃなくて、

一人柳沢がいるからには、ゴキブリが一匹いれば百匹いると

言われるように、たくさんいることだ、と締めた。


 同感。やっぱりジェンダーの視点を持ち込まないと

きちんと有意義なギロンはできないよな。「フェミコード」なる

概念はメディアチェック的には非常に有意義で、

批判精神に富んだモノサシだな~、と思います。

 いずれそんなモノサシを使わずとも良くなる日がくれば

いいなと願いつつ、ほんとの意味で女性蔑視的な発言なり

見方がなくなっていない今は、あってちょうどいいくらいかも。



 そして、林真理子。

やっぱりどことなく煽るような書きっぷりに、かちんと

きてしまう。この人には「ジェンダー」って言葉は通じなさそう。

女として、勝ち組だという自意識があるのかなんなのか、

(まあ、男社会をうまく切り抜けて、むしろそれにのっかるような

カタチで成功をおさめてきたからなのか)

最終的には野党の女性陣を罵倒するような書きっぷりに

読めてしまった。

 確かに出だしは、「柳沢はどうしようもない無神経だ」

とはじまる。でも、そのあとにはえんえんと

野党の女性議員たちのことを、「雄たけびをあげる」「居丈高」

「自分がどれだけ理路整然としているかを滔々と述べる」

……と続けた後で

「出会いがない人もいるんです」と言った

野党女性議員の揚げ足をとって

「ここまで救えと言われたら、かの大臣もたまらない」

と、まるで大臣擁護にまわったかのよう。


まあ、女性議員たちがそう見られかねないことについては

私も心配はしていたけれど、

なんで女性たちがこれほど痛切に言いたくもなったのか

ってことを少しは考えてよと言いたい。勢いあまって

ヒートアップしたのだって当然といえば当然だし、

その後きちんとした批判に持っていくべきだったという

指摘をするなら別だけど、

彼女たちが熱をびていたところだけを取り出して

バッシングするのは、結局のところ

そういう女性は好きになれないわ!っていう

感情をあらわにしているだけで、

それこそ同じ穴のむじなでは?

と思ってしまう。



あー、女性間の分裂こそ

下手したら柳沢より厄介です。