「マザーハウス」という会社の社長さん。
生まれが1981年というから、私より1つ年上の、
山口絵里子さんという方なのだけれど、
この人の記事をたまたま日経ウーマンで
読んで、胸が熱くなりました。
慶応の商学部で開発経済学を学んだ後、
発展途上国支援を仕事にしたいと、だめもとで
応募したアメリカの投資銀行のインターンに応募して合格。
そしてワシントンへインターンにわたり、途上国支援のために
投資をする第一線の銀行で働き、大量のお金とプロジェクト
が動いていくさまを目にしたという彼女。
でも、直接的に途上国の現場を見るわけでもなく、
現地の情勢や情報はもっぱらNGO頼みでプロジェクトを
進行させていく様を見て、違和感を感じ、同僚の人にも
疑問を投げかけたんだそうです。
結局納得のいく答えは返ってこないまま、
インターンを終えて違和感を抱えたまま、
そんな思いをふっきるかのように
「アジアで一番貧しい国に」と、
その日のうちに単身でバングラディシュへ。
貧しさを目の当たりにしてショックを受けるものの、
わずか2週間のうちにバングラディシュに滞在することを
決意し、現地の大学院の試験も受けて合格。
いったんお金の工面をしに帰国した後、
また舞い戻って2年間、大学院に通ったんだそうです。
しかも、現地で滞在している間に、昼間は
日本の商社で研修生として働かせてもらっていたとう
すごい行動力!
その2年間の間に、バングラデシュでジュートから作られた
かばんを街中で発見し、これを日本で製品として売れたら!
とその場でビジネスをやることを決意したんだそうです。
そして、簡単なかばんのデザインを書いて、現地の工場に
かたっぱしからかけあい、製品化してくれる所を探し求め、
あくまで「日本でも通用するかばん」を納得がいくまで
作ってはダメだしをし、という作業を繰り返しながら
生まれたかばんを日本に持ち帰って販売することに。
そのかばんは、新宿の伊勢丹やら表参道ヒルズに置かれる
までになり、(もちろんそれだけのクオリティがあり、デザイン性
も優れているから)完売状態だそうです。私もウェブ上で見たら
普通に欲しいと思いました。
http://www.mother-house.jp/index.shtml
(マザーハウスのホームページ)
まったくゼロの状態から短期間でそれだけの行動をして
なおかつ、途上国支援をしたいという自分の思いを自分で
納得いくカタチにしてしまった山口さんはすごいと思います。
いろいろ考えて煮詰まるんじゃなくて、ぱっと行動して
だめだったら考えて、また行動に生かして……。
その行動力に感服するとともに思うのは、
実際ビジネスのようなカタチにしているかどうかは別にして、
私の周囲にも山口さんのような考えの持ち主は多いな
ということ。こういうカタチにシンパシーを感じる人が
多いだろうなと感じる。
それは、ありていに言えば、自分の利益になるかどうか
じゃなくて、自分に気持ちのいいカタチで社会に貢献したい、
誰かのためになりたいというあり方。
そして、それって私たち世代にはなんとなく多い考え方
のような気がする。
別にモノに不自由していなくて、そんなに消費活動に
ばんばんお金をつぎこもうとかも思わなくて、消費をすることに
よる満足にはそんなに満たされなくて、自分でお金をガツガツ
もうけたいとも思わなくて、何か満たされない気持ちを満たす
方法を考えたときに、自分以外の人を助けたり、人のために
なることが自然な、すっと納得のいくものに思える、そんな
かんじ。
なんか色々飽和状態になっているから、ベクトルが違う
方向に向かうというかんじなのだろうか。
私はまだ納得のいく形を見つけられていないし、
行動をおこしつつあってもまだまだ全然だけれど、
何か自分にしっくりいく、そして人のためになれるカタチを早く
模索して見つけたいなと。
山口さんのブログ、とても刺激になりました。
心から応援したいと思います!