元読売新聞記者でワインジャーナリトの山本昭彦の著書。
ワイン本というとガイド系が多いのですが、こちらはコンセプトが良いのです。ブルゴーニュワインの農民と日本のインポーターをつなぐミドルマン坂口功一さんにフォーカスを当てるという内容。貧しかったブルゴーニュの時代から世界遺産にも選ばれ引く手数多になった現在。日本でブルゴーニュのトップドメーヌを安定して飲めるのは坂口さんのお陰なのです。ワイン好きの方、特にブルゴーニュラヴァーは必読ですよ。
「ほら男爵の冒険」はチェコの映画監督であるカレル・ゼマンが撮った1961年の作品。チェコアニメの巨匠で「ホンジークとマジェンカ」「クラバート」「悪魔の発明」も素晴らしいのですが、ボックスセットはなかなか薦められないのでこの作品に。アニメと実写を合成しており、さすが幻想の魔術師!と脱帽するばかりです。
アルゼンチンのギタリストであるルイス・サリナスの2002年アルバム。2枚組だったものが1枚バラ売りで入手できます。アルゼンチンのフォルクローレとジャズを主戦場にするルイス・サリナス。南米では超有名人なのですが、なぜか日本での認知はそこそこなのですよ。流暢すぎる運指はオリンピックで金メダルを取れるレベルです。ギター界のマラドーナ!?