スーラ・ウタガワの「画家ごっこ雑記帳」 -2ページ目

スーラ・ウタガワの「画家ごっこ雑記帳」

画家ゴッホではありません、画家ごっこです。

浮世絵名所の再発見をコンセプトに自分の気に入った名所を探して油絵を描いています。

そんなリタイア後の画家ごっこライフや、美術についての受け売り雑話をアップしているブログです。

 

どなたもお待ちしてはいなかったとは存じますが

 

やっとゴッホの浮世絵模写の模写?をした第2作が完成しました

 

 

 

悟ッ保風浮世絵模写「東州斎写楽画の三代目大谷鬼次」

 

(陰の声:ごっほふううきよえもしゃ「とうしゅうさいしゃらくが・さんだいめ

おおたにおにじ」と読んでくださいウインクナガクテスミマセン

 

 

 

ゴッホ風浮世絵模写「東州斎写楽画の三代目大谷鬼次」

油彩・F6号

 

 

ゴッホ風浮世絵模写とは何か?

 

ゴッホ風浮世絵模写とは「何か?」をもう一度復習させていただきます

 

 

ゴッホは日本の浮世絵に大変興味を持って画商の弟テオと一緒に

 

多くの浮世絵を収集しており、その影響も受けていると言われています

 

その中でも、浮世絵そのものを油絵で描いた作品が3点あります

 

 

ダウンそれがコレ

 

油彩模写・歌川広重   油彩模写・歌川広重    油彩模写・渓斎英泉

名所江戸百景      名所江戸百景       雑誌の表紙より

おおはしあたけの夕立  亀戸梅屋輔        花魁        

 

 

(陰の声:「花魁」はオリジナルの浮世絵ではなく、雑誌のパリ・イリュストレの

日本特集の表紙から模写したそうですびっくりヘ~ソウナンダ)

 

 

浮世絵 を油絵で模写するという発想にも驚きますが、さらに周囲に

 

額のような枠を描き、そこに何やら日本文字らしきものを描いているのも

 

面白く・・・これを私は「ゴッホ風浮世絵模写」と名付けました

 

 

(陰の声:文字は描かれた浮世絵とは関係ないようで、他の浮世絵の画中の文字から

探して適当に?書いているようですニヤリカレハニホンゴハヨメナイカラネ)

 

 

でも、そのゴッホが描いたヘタクソな意味の通じない日本文字は字ではなく

 

画像として浮世絵と一体化していてこれもゴッホの作品だ!と感じました

 

そこで私、ごっこスーラも模写の模写で文字を描いてみたのですが・・・

 

私もなるべくヘタクソに文字を書いてゴッホのように一体化したいと試みましたが

 

どんなにしてもゴッホの味は出ないので諦め、普通の下手な文字を描きました

 

 

(陰の声:ここらへんが天才と凡人、いや才能なしの差だねえーんエ~ン)

 

 

 

東洲斎写楽の役者絵「三代目大谷鬼次」について?

 

写楽の原画の浮世絵「三代目大谷鬼次」についても調べましたので

 

少々述べさせていただきます

 

 

(陰の声:少々じゃ済まないよ!ご多忙で付き合いきれない方は遠慮なく

ログアウトしないとまだまだ駄文が長いよグラサンスミマセンネ)

 

 

 

東洲斎写楽

浮世絵(役者絵)・三代目大谷鬼次

大判錦絵(タテ36.8xヨコ23.6cm)

寛政6年(1794年)重要文化財

 

このモデルの鬼次は当時の芝居「恋女房染分手綱」のなかで奴江戸兵衛という

無頼漢の悪役ですが人気はあったそうです・・・知らんけどね(関西風言い回し?)

 

(陰の声:当時の浮世絵は20文<500円>くらいでしたが、この絵にはバックに

雲母摺<きらずり>という雲母を摺り込んで、現代のキラキラシールみたいな

効果があったそうですニコニココウキュウヒンダヨ)

 

 

 

この 浮世絵は当時の歌舞伎役者の現代で言うプロマイド的なもので

 

他の多くの浮世絵師も人気歌舞伎役者を描いて「役者絵」というジャンルがありました

 

他の浮世絵師は役者を「かっこいい」または「美しく」と真っ当な表現していましたが

 

われらが写楽くんは役者の特徴を強調したインパクトあるスタイルで

 

寛政6年に突然28点もの大首絵(バストアップの絵)の役者絵を発表して業界に

 

殴り込みをかけてきたのです

 

 

(陰の声:プロデュースは当時高名な蔦屋重三郎!現代のTSUTAYAとも関係が

あるとも無いとも噂されるお方ですびっくり キョウミノアルカタハゴジブンデオシラベネガイマス)

 

 

 

八代目森田勘弥    二代目小佐川恒世     市川鰕蔵

 

他の作品 もこんな感じなので、それまでの歌麿風の浮世絵を

 

見慣れていた人々はビックリしました

 

また、描かれた役者も自分の特徴をデフォルメした作風に

 

「もう写楽には描かせない!」とこれもカンカンだったそうです

 

そんな訳で写楽はデビュー後わずか10ヶ月でそのまま姿を消してしまいました

 

 

(陰の声:芸術はなかなか受け入れられないものですね、ごっこスーラが

評価される時代はいつくるんだろう?えーんエイエンニコナイダロウネ)

 

 

 

写楽とは何者か?

 

わずか10ヶ月で歴史の彼方に消えた写楽についてはいろいろ説はあるようですが

 

有力なのは阿波徳島藩の江戸住まいの能役者(武士待遇)の斎藤藤十郎ではないか

 

とささやかれています

 

いくら蔦屋重三郎が見込んだといえどもズブの新人に役者の大首絵を描かせたり

 

雲母摺までするのはちょっと当時の慣習では考えらないことで

 

やはり地位のある武士だったから特別待遇をしたのではないかと・・・

 

 

(陰の声:またまた長くなりますので、後はご自分でお調べくださいね口笛アトハシランモンネ)

 

 

 

歌舞伎の定式幕(じようしきまく)とは?

 

長くなりついでの蛇足ですがごっこスーラの作品の周囲のカラーは歌舞伎場や

 

演芸場などに使われている引き幕(定式幕)のカラーを意識して使いました

 

(陰の声:模写でも一応は役者絵だからね・・・でも効果はどうかなニヤリ・・・)

 

 

歌舞伎座の定式幕(黒色・柿色・萌黄色の三色)

 

この定式幕(引き幕)は江戸三座といわれる奉行所許可の三つの

歌舞伎座しか使えませんでした。また三座でも色の種類や並びが

違っていました

 

 

市村座         森田座            中村座

 

市村座は現在の国立劇場、森田座は歌舞伎座の定式幕に伝えられており

中村座の配色は現在の平成中村座大歌舞伎でも使われているそうです

 

(陰の声:テレビの笑点や永谷園のお茶漬けパックなどにも使われているね

これもなかなか奥深いから興味のある方は調べてねウインクミンナヒトマカセ)

 

 

江戸三座の賑わい

奉行所認可の三座しか引き幕も櫓も構えられなかったそうです

他の小さい未認可の演芸場は緞帳を使っていたようです

 

 

 

なぜ、ゴッホは写楽の大首役者絵を模写しなかったのか?

 

ごっこスーラにとってはこの疑問のほうが大きいのです

 

あれほど多く描いた(40点以上)自画像おたくのゴッホがなぜ模写をしなかったのか

 

また、明らかな影響が感じられないのか本当に不思議に思いました

 

写楽が浮世絵を発表したのは1795年、ゴッホが浮世絵を収集していたのは1886年頃で

 

90年ほどのタイムラグがあります

 

浮世絵が最初にヨーロッパで注目された最初は日本から輸出した陶器の包み紙に

 

使われていたものだという話です・・・

 

(陰の声:売れ残りの浮世絵が梱包紙で使われたんだねえーんトホホ)

 

 

90年前にわずか10ヶ月しか刷られなかったのでは数も限られていて

 

ゴッホの時代にはもう無かったことも考えられるので、彼は写楽を見ていなかった

 

と推測されますね(迷探偵ごっこコナン談)

 

 

「そこで、今回はゴッホに変わってごっこスーラが描きました!」

 

(陰の声:これが言いたかったんだね爆  笑アキレタモンダ)

 

 

長々とお付き合いありがとうございました

 

 

ダウンまだ、お時間とご興味がある物好きな方はこちらもご覧ください

 制作過程を短く(?)紹介しております

 

ゴッホ風浮世絵模写の模写?第2弾−2・了>

 

 

 

 

スーラ・ウタガワの
私撰:関西名所図絵・美術館のご案内


このブログの各ページで個別に発表した、スーラ・ウタガワ作品の
名所絵を場所別に集め「美術館」と称して再度アップロードしています。


第1室:大阪南部の名所図絵・油絵      開室中
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第6室:その他ガラクタ図絵-1・浮世絵模写  開催中
第6室:その他ガラクタ図絵-2・水彩画    開催中

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第7室:大阪を描こう展MY歴代出品作品    開催中


*各展示室へのご入場(アクセス)はサイドバーのブックマークをご利用ください。

以上、ご案内申し上げます。     館長:スーラ・ウタガワ

 

年度末の恒例の作業として本年度に制作した作品をこの美術館に展示いたしました

 

改めてご高覧戴ければ嬉しいです。

 

(但し、この室は人物画中心ですので「関西名所」と関係ないモチーフ作品の番外編です)

 

 

 

 

関西名所図絵美術館・その他図絵

第6室:ver.3「人物画・肖像画」

 

 

2021年3月30日upload(1点)

和泉屋志ん治師匠 油彩・F3号 2021年制作

 

「和泉屋志ん治師匠」とは何者か?

おそらくこのブログの読者各位のほとんどの方は

ご存じないかと思いますし、この作品は例外的に他のページにも

掲載していないのでじっくり説明させて戴きます

 

(陰の声:1点しかアップロードしないから尺を稼ぐねニヤリアクドイナ~)

 

 

コホン!

まず、下記の新聞をご覧くださいダウン

 

信州は長野県の有力紙「信濃毎日新聞」の文化ページに

大々的に掲載された師匠の記事であるぞ!皆の者!頭が高いえーナ~ンテネ

 

 

実は、師匠は長野県の特に松本市近辺ではかなり有名人で(本人談?)

 

落語家・司会業・地元企業のTV-CMなどのマルチタレントとして活躍されています

 

(影の声:但し、本業はカレンダー販売の卸業でも稼いでいますウインクニソクノワラジダネ)

 

 

そして、この景気のいい方は、実はごっこスーラのお義兄様なのです

 

スーラも若い時からこの兄上様には毎年のように信州に招待され温泉での酒池肉林の宴?や

 

はたまた信州絶景地でのキャンプそしてウインタースポーツ(師匠はスキーも凄く上手い)

 

などのご指導を受けてきました

 

 

ごっこスーラが信州で一番好きなご馳走ダウン

 

美味しい信州蕎麦         スーラの大好物・馬刺

(天ぷら付きが大好き)     (新鮮なわさびで食べると最高)

 

美しい日本アルプスの風景とスキー場と温泉

(信州で何度もスキーもしたよ・・・てへぺろデモ ウンドウオンチノスーラハ ジョウタツシナカッタケドネ

 

 

そんなこんなで、ごっこスーラも大変お世話になっておりますので

 

今年、師匠が喜寿を迎えられる記念として「師匠の肖像画」をプレゼントさせて

 

いただくことにしたのです

 

(陰の声:ごっこスーラは人物画は苦手なのによくやるね〜びっくりビックリダヨ)

 

でもでも感謝の心を込めて描きました・・・ホントダヨ

 

 

 

松本市の有名ホテルで「落語独演会」を例年開催されている志ん治師匠

 

 

モチーフは師匠の落語会からのポーズで描きました

 

師匠も喜んでくれましたのでよかったよかったニコニコシショウニマスマスカンシャデス

 

 

 

 

2020年3月19日upload(8点)

*但し、この8点の絵は大昔の2010〜14年頃の制作したものです

 

まずは恥ずかしながら自画像からダウン

 

 

グラスを持つ自画像  油彩・SM

 

家のリビングでくつろぐごっこスーラです

油絵を始めた頃ですので点描画で描いていますね

本人と似ているかどうかは・・・

この絵はプロフィールの画像にも使っております。

 

 

(陰の声:やはりプロフィールと同じくらいの大きさで

見るのが分相応じゃないの・・・ニヤリ

 

 

 

花を描く自画像 油彩・F4号

 

地域の同好会パレット会でスケッチ中のごっこスーラです。

教室では制作時間15分、お茶とおしゃべり45分というインターバルで

1日当たり合計4〜6時間ほどコミセンの創作室で制作していました。

 

(陰の声:油絵を描いているというよりおしゃべりで油を売っていたねグラサン

 

 

 

 

次は孫1号と2号の肖像画(?)ですダウン

 

ゲームをする姉妹 油彩・F3号

 

ごっこスーラの孫1号と2号の姉妹です。

本当はルノアールみたいにピアノをする姉妹を描きかったのですが

遊びに来てもゲームばっかりでジイさんには付き合ってくれません。

 

(陰の声:しかも「可愛く描け」と画家の力量を無視した要求もします笑い泣き

 

 

孫1号、2号の制作の日々のレポートはこちら下矢印

 

 

 

チューリップ畑の姉妹 油彩・F3号

 

家の近所の万博記念公園(千里)のチューリップ畑での一こまです。

 

(陰の声:万博記念公園内には他にもいろいろ遊具のある施設もあり

孫たちも一緒に行ってくれます口笛

 

 

 

 

孫1号 油彩・F3号      幼い姉妹  油彩・F3号

 

まだ孫1号も2号も幼い頃でお菓子を餌にして描きましたウインク

 

 

 

 

子犬を抱くK嬢 油彩・F8号

 

この作品は会社の同じ部署で働いていた女性の

寿退社の時に贈った作品です。

 

(陰の声:よくこのレベルで贈ったもんだね滝汗(滝汗)

 

 

 

 

最後はワンちゃんの肖像画ですダウン

 

 

おともだち 油彩・SM(サムホール)

 

この作品も友人に寄贈させていただいたものです。

この絵のレポートは右矢印こちら(癒しの絵)

 

 

 

(陰の声:いゃ〜どの作品もバーチャル美術館といえども展示するのは

勇気のいるものばかりですね・・・まあ、本人はこれで気が済んだからいいかなゲッソリ

 

 

 

以上でとりあえずこの第6室ガラクタ図絵3「人物画・肖像画」は開室いたしました

 

また、気が向いた時には他の室も含めてご来室いただければ嬉しく思います。

 

(サイドバーのブックマークから入室できますよニコニコ

 

今後もボチボチ絵を描いて作品を追加展示できればと考えます。

 

ありがとうございました。

 

 

 

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桜 の開花情報も各地でチラホラ聴こえてきましたし

 

ごっこスーラもそろそろ冬眠からお絵描きのウオーミングアップをしようかなと・・・

 

(陰の声:このままズ〜ッと眠り続けることもあるからね滝汗 ヤバイヤバイ)

 

 

まだまだ公募展のアイデアは降臨しないし、絵の具の使い方を思いだせばいいので

 

オープン戦の感覚でゴッホくんのマネをした「浮世絵悟ッ保風模写」を始めました

 

(陰の声:模写は楽だからね・・・ニヤニヤ イヤイヤベンキョウニナリマスヨ)

 

 

 

で、今回の相方は「東州斎写楽」くんです

 

こんな構図をゴッホからパクリ・・・考えました下矢印

 

制作中:1

 

この浮世絵の説明文を見て気がついたのですが背景には

雲母摺(きらずり)という雲母の粉を使っています。

これは下地に色(この場合は黒色)を刷った上に、もう一度

糊版を刷り雲母や貝殻の粉をふりかけたり、膠と混ぜたりし

て豪華感やキラキラ感を出した技法です

 

この感じをどう表現しようかと三日三晩(?ウソ)考え

ましたが結論は小学生の孫が忘れていった折り紙の銀紙を貼り

その上に油絵を塗る事にしました

 

(陰の声:この雲母粉は画材店(日本画材取り扱い店)や

通販でもいろいろな色も売っています・・・

スーラは面倒くさがりやでケチだから手頃なもので代用したねニヒヒ マッタク)

 

 

 

制作中:2

 

ちょっと油絵を下塗りしてみました

 

 

制作中:2(部分)

 

銀紙の上に油絵を塗って、それから少し布で剥ぎとりました

本物の色は黒刷りで、もっと銀色感も穏やかだけど本物の版色も

年月で少々脱色しているようなので濃茶にしました

 

 

(陰の声:ゴッホもそのまま描いていないし、まあ似てない事もないから

いいかウインク スーラハ イイカゲンナオトコダシネ)

 

 

さて、ここまでも寝ぼけ眼をこすりこすりやっていましたので

 

絵の完成は何時頃になることやらです?

 

 

(陰の声:まあ遅筆で悪名高いごっこスーラだから後1ヶ月はかかるね

真顔 スミマセンガオワスレノコロマタアップサセテイタダキマス)

 

 

 

浮世絵+ゴッホ模写作品の第1弾です下矢印

 

 

 

 

 

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長々と続けて参りましたこの入賞作品のご紹介も今回で終了です

 

最終回は会を支える多くの会員の方々から選ばれた会員努力賞です

 

 

 

会員努力賞1

フェルメールの風(大阪市立美術館にて) SNさん👩

 

2019年の春に大阪市立美術館で開催された大人気の「フェルメール展」の

ポスターの前に美しい女性が描かれています。作者の横顔なのでしょうか?

発想が面白い味な作品ですね

 

 

手紙を書く女性と召使い(アイルランド国立美術館)

ポスターの元になったフェルメールの作品です

 

 

(陰の声:フェルメールは17世紀の画家ですが宗教画や神話画など

当時のヨーロッパ絵画の主流ではなく日常生活の一こまを多く描いています

これはオランダの経済や生活を大切にする国情の反映でしょうか・・・

モチーフが庶民生活や風景を描いた浮世絵とちょっと似ていて日本人にも

わかり易くフェルメール人気の一因と言われていますウインク ワタシモスキデス)

 

 

 

 

会員努力賞2

早春(鶴見緑地公園) OTさん👩

 

1990年に開催された国際花と緑の博覧会(花の万博)跡地は現在は

花博記念公園鶴見緑地としてその広大な122ヘクタールの敷地を植物園・

バラ園・茶亭・記念ホール・バーベキュー広場・キャンプ場・パークゴルフ

乗馬苑そして海外の参加館跡があり府民に親しまれている大公園です

 

この作品はそれら施設を巡る散歩道(庭園道?)を水彩画独特の瑞々しい

感性で描かれていらっしゃいます

 

 

鶴見緑地の人気ビューポイント・風車の丘(山のエリア)

 

 

いろいろな施設をつなぐ散歩の小径・・・

(正式な名称は知らないので適当に名をつけました)

 

 

(陰の声:この緑地は丘あり谷あり、広場ありなので一周するだけでも

疲れます・・・まあ、キャンプ場もあるから泊まれるけどね笑い泣き・・・)

 

 

 

 

会員努力賞3

春の遠足(大川付近) TKさん👨

 

この帽子スタイルからみると幼稚園児かな?先生に引率されて桜並木を

喜々と歩いている微笑ましい作品ですね

 

 

大川(旧淀川)は大阪市中心部を流れる大河ですが

その名も「桜の宮」と名付けられた造幣局のある河岸は

春になると桜の長い長い並木が続き大勢の方に愛される

エリアです

 

 

「造幣局の通り抜け」桜見風景

 

日本の硬貨を一手に作っている造幣局の構内は普段は

立ち入り禁止ですが、毎年4月の中旬ころの1週間だけ

開放されて560mの構内桜並木を見学する事が出来ます

 

これは明治時代から続く風習だそうで、当時の局長が市民にも

楽しんでもらおうと開放したらしいです。いまでは「造幣局の

通り抜け」と呼ばれており大変人気があります。ここの桜は主

に八重桜で中には珍種も数多くあるそうです

 

 

(陰の声:但し構内で飲み食いは禁止で、ただ一方通行で歩くだけだよ・・・

もっともここを出れば桜の宮公園の桜並木に続いておりで屋台も多く出店して

飲み食い自由だけどね酔っ払いイッパイノメルヨ)

 

 

それにしてもすごい「密」な人出ですね

そのためにコロナ禍の始まった昨年は通り抜けは中止となってしまいました

今年はどうなるんでしょうか・・・?

 

 

8回も続けたこの「第25回大阪を描こう展」の入賞作品ご紹介シリーズも

 

これで終了とさせていただきます。お付き合いいただきありがとうございました

 

今回展はまだ確定数字は聞いていませんが、やはりコロナ禍の影響があるようで

 

応募作品、来場者数ともに約2割ほど減ったようです・・・

 

 

(影の声:高齢の方も会員に多いのでこのコロナ蔓延中に外出したくなかったのは

よく理解できますゲッソリマア、ジコナクカイサイデキタダケデモヨシトシヨウ)

 

 

前回展までは会期中に5000名近い方が会場に来ていただきました

 

その繁盛風景(?)を最後に掲載して次回展の景気づけとさせていただきます

 

 

ダウン前回展の平日の会場風景

 

ダウンそして今回展では中止となった審査員講評会ともなればこの「密」人気

 

 

勝手連広報係からで僭越ですが応募者・観覧の方々・またスタッフなど

 

関係者全ての方に今回展の開催が無事全う出来たことを御礼申し上げます

 

また、ブログ読者各位にも力作を見ていただきありがとうございました

 

 

(陰の声:やはり絵は見ていただいてなんぼですからね、今回は「密」を避ける

意味でこのブログもリモートということで貢献したかな?ニヤニヤホントウハゲンブツヲミテホシイ

 

 

さて、一段落しましたので静養をかねてしばらく春眠をして

 

夢の中で次の作品のアイデアを考えさせていただきたく・・・z z z z z

 

 

 

<第25回大阪を描こう展・入賞作品の紹介-8・了>

 

 

 

ダウン第25回展の私の作品をまだ見ていない方は最後のチャンスですよ〜見てちょうだい🎶

 

 

 

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今回の入賞作品のご紹介は佳作賞4点です

 

佳作賞と言っても侮れませんよ実力者ばかりの方々の作品です

 

 

 

佳作賞1

梅田の顔(北区梅田)切り絵 SNさん👨

 

広大なJR貨物操車場の移転にともなう再開発で近年新しい

施設がドンドン出来て新しい大阪キタの顔となってきた地域

の風景を素敵な切り絵画で表現されています

 

 

作品のモチーフと推測される場所

 

ここはJR大阪駅からヨドバシカメラ梅田へ行く歩道橋ですが

この雑踏と階段を作品では美しく整理されて描かれていますね

 

 

(陰の声:この作品の制作時間はどのくらいでしょうか?

作者にお会い出来たら聞きたく思いましたポーン チミツドガスゴイネ

 

 

 

佳作賞2

ほな!さいなら(新世界) YMさん👨

 

昨年末にコロナ禍の影響で新世界づぼやらさんが閉店して

名物の巨大フグ提灯も取り外されてしまったので、それを

惜しんで関連する作品の応募が多かったようです

 

この作品は下のほうに新世界の街や大阪の名所を描き、空

中にフグ提灯が浮かびお別れを言っている情景でしょうか

ユーモラスでちょっと哀愁を感じる作品ですね

 

 

 

 

佳作賞3

新世界(通天閣を見る) SMさん👨

 

この作品もフグ提灯撤去に触発されたのでしょうか?

(間違っていたらごめんなさい)

ここは新世界で一番人気のビューポイントですがその

賑わいを油絵で巧みに描かれていますね

 

 

 

フグ提灯のあった頃の新世界のビューポイントの夜景

 

 

人気の「串かつだるま新世界総本店」

道頓堀店と同じ大将人形が立っていますね

 

 

だるま名物の串かつ

手前の大きなソース入れに串かつを二度づけすると

大将に怒られるよ・・・

 

 

 

(陰の声:二度づけとは、齧りかけの串カツをソースが足りないとして

もう一度つけることだよ・・・(ツバなどが混じって不潔だからね)

ソースは案外あっさりタイプだからドボンとつけても大丈夫だけど

どうしてもつけたい時は、添え物の新しいキャベツでソースをすくって

小皿にのせた串かつにかけるといいと常連さんが裏技を教えてくれました

 

ただし、今のコロナ禍ではこの共同で使うソース入れは中止してスポット

タイプのソース入れにしているそうです。

 

早くコロナ禍が収束して賑わいが新世界に戻るように願います酔っ払いココロカラヨイタイ)

 

 

 

 

佳作賞4

レトロな街並を訪ねて(北区中崎町地区) OTさん👨

 

この作品はシリーズ第1回でも紹介したレトロな街、中崎町をモチーフ

とされています。キタの梅田繁華街から徒歩15分という近さなのに長屋

や民家がありスケッチの人気スポットになっております。この作品も

昭和の雰囲気をうまく描かれていらっしゃいますね

 

 

中崎町ゲバラの棲む町・実写版

 

話は飛びますが、今回展で大阪市長賞を受賞した絵画

「ゲバラの棲む町」のモチーフとなった場所の写真を

見つけましたのでご紹介いたします

 

このような面白いお店なども集まってきており、ます

ます魅力のあるエリアになっているようですね

 

 

(陰の声:この写真でも長屋の先には梅田のマンション群が見えます・・・

ここは変に再開発なんぞしないでほしいですねムキーユルサン!)

 

 

 

<第25回大阪を描こう展・入賞作品の紹介-7・了>

 

 

 

 

スーラ・ウタガワの
私撰:関西名所図絵・美術館のご案内


このブログの各ページで個別に発表した、スーラ・ウタガワ作品の
名所絵を場所別に集め「美術館」と称して再度アップロードしています。


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*各展示室へのご入場(アクセス)はサイドバーのブックマークをご利用ください。

以上、ご案内申し上げます。     館長:スーラ・ウタガワ

 

第25回展の受賞作品のご紹介も今回で6回目です

 

前回に続いて協賛賞(スポンサー賞)作品をご紹介させていただきます

 

 

協賛賞5(ホルベイン賞)

コロナで激減(東大阪) KAさん👨

 

東大阪市は町工場が密集している地域で、その技術力は高く評価

されており、中小企業が連携して人工衛星「まいど1号」を制作

して打ち上げに成功した実績もある町です

 

そんな優秀な町工場でもコロナ禍で受注が激減しているという題名

なのでしょうね・・・でも、こんな状況でも一生懸命働く方々にエ

ールを贈るため迫力あるモチーフで作品を描かれたのでしょうか

 

 

東大阪市の成人式(花園ラグビー場・2021.1.11)

 

余談ですがコロナ禍での感染を防ぐため今年の成人式は

市内にあるラガーマンの聖地、花園ラグビー場で実施さ

れました。市民で成人になる若者5151人の中にも町工場

で働く方々が多くいられたことと思います

 

(陰の声:コロナ禍に打ち勝つまで頑張りましょう真顔フレーフレー)

 

 

 

 

協賛賞6(株式会社オリオン賞)

淀川風景 今なお(姫島駅辺り) KTさん👨

 

淀川には湾処(ワンド)という本流と繋がってはいますが河川の地形

や建造物に囲まれて池のような窪みになっているところが何か所もあり

魚類や水性生物・植物に棲家を与えています。

 

そんな大阪の母なる大河、淀川の古からの営みを素敵な水彩画で描かれ

ている作品ですね

 

 

<淀川ワンドの参考写真>

上方には淀川本流が流れています

 

<天然記念物 イタセンパラ>

絶滅危惧種の日本固有種コイ科タナゴ亜科イタセンパラも

ワンドで発見され話題になりました

 

 

(陰の声:あまり絵と関係ない解説で申し訳ありませんが、このような

場所で描かれた作品と知っていただくのもまた一興かとウインク・・・)

 

 

 

 

協賛賞7(大阪日日新聞賞)

藤田邸山門(藤田邸跡公園) GTさん👩

 

これも巧みな水彩画作品ですね。明治〜大正時代の大阪を代表する

実業家の藤田伝三郎は本業だけでなく美術コレクター・数奇者とし

ても有名で都島区の大川左岸(旧淀川)添いの広大な土地に数奇を

こらした本宅と庭園を造営いたしました

 

本宅は残念ながら戦災で消失しましたが庭園は大阪市に寄贈されて

公園として市民に解放されています。またコレクションの一部も隣

接する藤田美術館に収蔵されています

 

 

藤田邸跡公園の庭園風景

 

 

(陰の声:ここは大阪描こう会の「写生会」でも使わせていただきました

入場無料・トイレ完備でしたデレデレアリガトウゴザイマシタ)

 

 

 

 

協賛賞8(株式会社コーワ21賞)

京セラドーム(大阪市西区)OYさん👩

 

このヘンテコな建物はプロ野球オリックス・バッファローズの本拠地

でありイベントなども多く開催される多目的ドームです。

本当は銀色に輝いている外観なのですが・・・夕焼けに染まっている

情景なのかな?面白い表現で見事協賛賞を受賞されました

 

 

本当は銀色の宇宙船(円盤?)みたいな外観です

1997年開場・収容人員36,000人の大ドームです

 

 

(陰の声:大阪は道頓堀の看板だけでなくこんなケッタイな外観の

建物もいっぱいあります・・・ポーン ヘンナマチダネ)

 

 

 

<ご参考までに・・・>

ごっこスーラも昔々大阪の変な建物をモチーフに変な絵を描きました

もう数年前の記事ですが興味があれば覗いてくださいねダウン

 

 

 

<第25回大阪を描こう展・入賞作品の紹介-6・了>

 

 

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今回のご紹介作品は協賛賞(スポンサー賞)のうちの4作品です

 

(陰の声:協賛賞は素敵な景品がつく事も多く人気の賞だよデレデレデレデレ)

 

 

 

協賛賞1(大阪港埠頭株式会社賞)

大阪港を見守る人魚姫(天保山サンセット広場) KGさん👨

 

人魚姫が夕日を見ながら深い海中のふるさとを想っているのでしょうか?

素敵な情景の作品ですね・・・

 

でも、大阪港に人魚姫がいるとは知らない方も多いのではないでしょうか?

この像は1995年にアンデルセン童話の人魚姫で有名なデンマークから贈ら

れた由緒正しい像なのです(但し、本国の像の3/4サイズだそうです)

当初はもっと海辺に設置されていたのですが、サンセット広場が整備された

2017年に今の場所に移設されました

 

当初は海中の岩上    現在は海岸広場

 

(陰の声:海中の方がいいけど像が塩などで腐食するからかなニヤニヤシランケド)

 

 

 

 

協賛賞2(ミナミまち育てネットワーク賞)

道頓堀の看板仲間達(道頓堀のくいだおれ太郎の人形)

KJさん👨

 

この人形は大阪人なら知らない人はいないという有名看板人形です

60年も前に道頓堀の飲食業「大阪名物くいだおれ」店の看板人形で

以来小太鼓を叩き続けていましたが2008年にお店が閉店してからは

新たに「中座くいだおれビル」に再就職して活躍しております

 

題名の「道頓堀の仲間達」とは眼鏡に映った他のグリコランナーや

かに道楽などの看板仲間のことでしょうね、とてもパンチ力溢れアイデア

のある面白い作品だと思います

 

 

店頭の太郎君    後ろでも大きな太鼓を叩いています

 

 

他の看板仲間もちょっとご紹介させていただきます

 

かに道楽のカニ  グリコのランナー 串かつだるまの大将 づぼらやのフグ

 

(陰の声:串かつだるまの大将はソース2度付けすると怒るよ、ずぼらやのふぐ提灯は

残念ながら昨年末に引退しました。でも、まだまだ道頓堀には多くの面白看板が溢れて

いますよコロナが収束したら遊びに来てくださいね酔っ払いオモロイヨ~)

 

 

 

協賛賞3(ターレンスジャパン賞)

幻影夜桜(グランフロント大阪) WHさん👨

 

近代的なビルの前に咲く桜、しかも夜の雨の情景です

このミスマッチなモチーフの捉え方が魅力的ですね

 

グランフロントとはJR大阪駅の北側にあった梅田貨物駅の

広大な敷地に2013年開業した高層ビル4棟も連ねた複合

商業ビル群で店舗・オフイス・マンションなど今の大阪の

最新の流行エリアです

 

 

グランフロント大阪全景                                          モチーフの桜はこれかな?

1階フロアを歩くだけて疲れます・・・       どこにあるか探してくださいね

 

 

(陰の声:桜は作品から推測すると写真の向かって右側の南館の周辺だねニヒヒシランケド)

 

 

 

協賛賞4(ホルベイン賞)

ホワイティ梅田 吸気塔(大阪市北区) MHさん👨

 

この構造物は都市のモニュメントでもビルでもありません

大阪のキタの繁華街、阪急・阪神・大丸などの百貨店を地下でつなぐ

広大なショッピング街の換気をしている高さ15mもある吸気塔なのです

 

ステンレスパネルの組み合わせで構成している芸術的モニュメントとも

見間違うのも無理はなく設計者は和モダンで有名な村野藤吾氏の設計です

それの夜景を巧みに描かれている迫力ある作品ですね

 

 

上空から見たホワイティ梅田 吸気塔

 

(陰の声:周りを道路に囲まれた吸気塔エリアは歩道もなく地上からは

入れません。無理矢理渡らないようにねムキージコルヨ)

 

 

今回は以上です、次回も協賛賞の続きをご紹介させて戴きます

 

 

<第25回大阪を描こう展・入賞作品の紹介-5・了>

 

 

 

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2021年1月12日は大阪でも雪が少し舞いました・・・

 

私の今回の出品作品「雪の公会堂と深窓に猫」が雪を運んだかと

 

思いましたが、そんな力は無くすぐミゾレに変わってしまいました

 

 

(陰の声:ごっこスーラの絵にそんな神通力はあるかいなニヒヒアホラシ)

 

 

 

大阪市立美術館・催し物案内掲示板

やはり新春は書道展が多いですね、絵画展は毎年大阪を描こう展が

美術館の年初スタート展となっております

 

 

もう明日にでも関西地区にコロナ禍非常事態宣言は発出か

 

という時期ですが昨日で無事に展覧会も終了いたしました

 

ご来場の皆様のご協力感謝とスタッフの皆さんお疲れ様でした

 

 

(陰の声:非常事態発出になれば実施も危ぶまれたから危機一髪だったね

やはり私の心がけが・・・ニヤニヤ チガウトオモイマス、アホガ・・・)

 

 

 

では、アホの陰の声はほっといて入賞作品第4弾、審査員賞と

創立者記念賞の4点をご紹介いたします

 

 

審査員賞ー1

川の流れる町(柏原市上町) TKさん👩

 

大阪市は水の都と称される川の街ですが、郊外の河内地域にあ

る柏原市も大和川など5本もの一級河川や多くの水路が流れる

町なのです。明治の鉄道開通までは水運が盛んで柏原舟という

小型舟が平野川経由で大阪中心部の天満まで行き来しており大

変栄えたという話です

 

そんな川の町の面影を残した水路を巧みに描かれている作品で

口うるさい審査員が多い賞をみごとに射止められました

 

(陰の声:柏原市はぶどう栽培も盛んで隠れたワインの名産地だし

古墳や遺跡も多い地域ですよ・・・デレデレオオサカアイデモチーフヲサガソウネ

 

 

 

審査員賞ー2

しんしんと、そして朝(河内長野 岩湧にて) FYさん👩

 

ここは奈良県に近い岩湧山の裾野で大阪府下でも指折りの豊かな

自然に恵まれた地域です。その自然と役小角の開いたという岩湧寺

など素敵なハイキングロードとなっており府民に親しまれています

 

その朝の凛とした風景を切り取って審査員のハートを掴んだようです

 

 

(陰の声:大阪府は面積は狭いけど都市も海もそしてこんな自然の

風景などいろいろありモチーフに富んでいますウインクジガジサンデス)

 

 

 

創立者記念賞ー1(馬越甫賞)

ほな、さいなら(新世界) MMさん👩

 

この作品はディープ大阪の中心地にある通天閣のある新世界の

風景を忠実に描かれています。「ほな、さいなら」とは誰が誰

に言っているかというと、おそらくこの巨大な紙張り看板のフ

グが新世界を訪れた人々に言っているのではないかと思います

 

実はこのお店の「ずぼらや」さんはコロナ禍の影響で数十年続

いたお店を昨年末に閉じてしまったのです・・・

 

 

(陰の声:また大阪のランドマーク看板がひとつ消えてしまいました本当に

コロナ禍は早く収束してまた元気な大阪が復活して欲しいです滝汗ガンバロウ)

 

 

 

創立者記念賞ー2(熊谷晃一賞)

晩秋の淀屋橋(土佐堀川 河畔) SKさん👨

 

土佐堀川は先に「特選−3」でご紹介した堂島川と中之島を挟む

川のひとつです。大阪市のビジネス街の中心ですが公園や木々も

多く秋のメランコリー(憂愁)をこの作品に感じるのはわたしだ

けでしょうか・・・

 

 

(陰の声:NHK朝の連続ドラマ「朝がきた」の舞台になったのもこの

土佐堀川河畔でした。ヒロインあさ(波留)ちゃん可愛かったねデレデレデレデレ)

 

 

 

【大阪を描こう展豆知識:創立者記念賞について】

 

大阪を描こう会を創立されたお二人を顕彰した賞です

 

 

初代会長 故 馬越 甫(まこし はじめ)氏

 

元大阪天王寺ライオンズクラブ会長

1996年大阪天王寺ライオンズクラブ創立35周年記念事業「上町台地を描

こう展」を開催し、翌年「大阪を描こう展」に改称し現在に続く公募・絵

画展の基礎を創られました。

 

また、各種美術団体の会員としても活躍され「大阪を描こう会」会員とし

てご本人も精力的に活動されていました。

 

 

 

第二代会長 故 熊谷 晃一(くまがい こういち)氏

 

馬越会長と共に「大阪を描こう会」を創設。

その後、第二代会長として会を大きく発展させた功労者です。

 

NPO法人天王寺21協議会も設立され、大阪をこよなく愛し多彩な文化活動

やデザインの世界でも活躍されました。

 

 

今回展は第25回展という記念展でしたがコロナ禍のため何もできません

でしたので、創立された感謝をこめて皆様にもご紹介させていただきました

 

 

 

(陰の声:ごっこスーラの拙いご紹介もこれで4回アップさせて戴きました

入賞作品は33点ありますので、ちょうど半分です

あと4回ほど予定していますが我慢して覗いてくださいねゲッソリオネガイイタシマス

 

 

 

大阪に小雪を降らしたという伝説の猫(?)のごっこスーラ出品はこちら

(毎回しつこく掲載しておりますがお許しください)ダウン

 

 

 

<第25回大阪を描こう展・入賞作品の紹介-4・了>

 

 

 

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第25回大阪を描こう展の入賞作品紹介の第3弾です

 

今回は「特選」6作品をご覧ください

 

例年この「特選」はベテラン会員や新進の画力のある方々が多く受賞されています

 

 

特選受賞作品ー1

美の館(慶沢園にて)TYさん👩

 

重厚な建物と庭園を巧みに描かれていますね

しかし「美の館」とは何ぞや?・・・の前に慶沢園

(けいたくえん)を説明をしますと、この天王寺公

園内にある純日本風の林泉回遊庭園で、元はこのあ

たりに本宅を構えていた財閥住友家の庭園でした。

 

そして本宅やこの慶沢園も含めたこの辺り一体の土地を

気前よく住友家が大阪市に寄付した後に建設した大阪市

立美術館を作者は「美の館」とタイトルにしたようです。

 

現在では美術館の裏側にこの庭園は広がっており

入場料は必要ですがどなたでも見る事ができますよ

(入場料:大人150円、小中学生:80円です・・・安い!)

 

 

(陰の声:この辺りは茶臼山ともいい大阪冬の陣では家康が本陣を

夏の陣では幸村が本陣をおいた古戦場ですよニヤニヤ レキシモマナボウネ

 

 

 

特選受賞作品ー2

赤レンガを偲ぶ(中央公会堂) IYさん👨

 

大阪中之島の中央公会堂は大阪の画家なら一度は

描いたことがあると言われる有名スポットですが

IYさんはモチーフにグッと近寄って描かれています

 

過去の展覧会で大賞や各賞をいっぱい獲っている

ベテランの流石の画力ですね

 

 

(陰の声:ちなみに100年前に完工したこの建物は東京駅を設計した

辰野金吾も設計チームに関係しておりますウインクカレハレンガガトクイダヨ)

 

 

 

特選受賞作品ー3

黄昏(堂島川 中之島) YKさん👨

 

先にご紹介した中央公会堂の建つ中之島を挟む2つの川の

ひとつ堂島川から見た黄昏時の素敵な風景画ですね

(もう一つの川は土佐堀川)

 

この堂島川の河岸は江戸時代には各藩の蔵屋敷が集まり

堂島米会所が建てられており当時の日本の米相場を支配し

ていたそうです

 

 

(陰の声:どうも評者が歴史好きだから絵に関係ない薀蓄が

多くて困るね・・・滝汗 スミマセン)

 

 

 

 

特選受賞作品ー4

阿倍野交差点(あべのハルカス前)IHさん👨

 

広い阿倍野駅前(阿倍野近鉄駅とJR天王寺駅)にある

交差点を空中で連結するモダンな歩行者通路をダイナミック

な都市美として描かれています

 

背景のビルは高さ300mのまだ日本一の商業ビルで近鉄

デパートやホテル・オフィス・美術館などが入っている

あべのハルカスです

 

 

(陰の声:風の噂ではもうすぐ六本木に300mを超える高層

商業ビルを建てる計画があるらしい・・・ゲッソリチョットクヤシイ

 

 

 

特選受賞作品ー5

水を制す(毛馬の閘門から淀川大堰を見る)IMさん👨

 

都島区毛馬町(けまちょう)にあるこの閘門と大堰はいずれも

明治時代に作られ当時大洪水を繰り返していた旧淀川(大川)

の水量の調節のために作られたもので大工事でした

 

現在では昭和の時代に改修された2代目がその役割を担って

います。その重厚な勇姿を高いデッサン力で描かれています

 

 

(陰の声:毛馬町という町名の由来は・・・え?もういいですか

そりゃ失礼しましたチーンツギイキマショウ)

 

 

 

特選受賞作品ー6

屋根達の語らいながら(市大H/P高層階から見た古民家)

FMさん👨

 

このユニークな作品は大阪市立大学が大阪の古民家や長屋

などを研究している資料をヒントに制作されたようです

発想がとてもユニークで面白い作品ですね

 

 

(影の声:このコロナ禍では外出もままならないのでネットを

ヒントにするのもありですねポーンタダシモホウハダメダヨ

 

 

さて、いいかげんな解説と「陰の声」もあり長々と駄文を掲載して

 

きましたが今回はこれでおしまいです、まだ続きますのであきれずに

 

次回もよろしくお願いいたします

 

 

 

 

ダウンこのリブログは「大阪を描こう展」の前回の審査風景をレポートしたものです

あくまで私が勝手にアップしたものですが興味があればご覧ください

 

ダウンまだスーラの出品作品をご覧になっていない方はこちらでどうぞ

 

 

 

<第25回大阪を描こう展・入賞作品の紹介−3・了>

 

 

 

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第25回 大阪を描こう展・入賞作品のご紹介・・・第2弾です 

 

 

大阪はとても寒い日でしたが晴天でした♪

 

会場の大阪市立美術館

 

この建物の地下展示室で公募展の展覧会が主に開催されます

地上階の建物は常設展示や企画展示がされています

 

 

(陰の声:コロナ蔓延禍の時期の開催なので人影も少なくちょっと寂しいね

ゴッホ展などの大行列とは欲張らないけど・・・滝汗アサモハヤイケドネ)

 

 

 

まあまあ、では、今回は4作品を紹介させて戴きます

 

 

大阪市教育長受賞作品

遠い夏の日(天神ノ森天満宮) NKさん👩

 

清々しい夏の神社を描かれている素敵なこの作品の舞台は

西成区岸里の静かな住宅街のなかにある天神さんです

 

ちなみに、この付近の地名「天下茶屋」は堺政所へ行く途

中の豊臣秀吉が通り、この地の茶屋で休憩したときに、こ

の天満宮周辺の風景の美しさを大層誉めたため「太閤殿下

の茶屋」→「天下茶屋」と呼ばれるようになったとのこと

です。大阪はちょっとしたところにも歴史がありますね

 

 

(陰の声:わたしもこんなところで茶会をしたいな〜

ふん、お手前も出来ないくせにねウインクソノヘンデサイダーデモノンドキナ)

 

 

 

大阪市立美術館館長奨励賞受賞作品

コロナ禍の上六(上本町6丁目駅前) YSさん👨

 

大阪人は地名を省略呼称する癖があり、天神橋6丁目のことを天六

(てんろく)そしてこの作品のモチーフ場所の上本町6丁目などは

(うえろく)といいます。

 

この上六は近鉄電車、大阪メトロなどが交差する大阪南部のひとつの

繁華街で学生なんかも多い町です。そしてこの絵もその駅前のビルの

一部を大胆に切り取って描かれている面白い作品ですが、ちょっとわ

からないのはこの題名「コロナ禍の上六」です?

 

まあ、現状は確かにコロナ禍が蔓延していますが・・・

もし、作者と会う機会があれば題名由来を聞いてみようかと思いました

 

(影の声:とうとうごっこスーラも時代についていけなくなったね滝汗ゴシュウショウサマ)

 

 

 

前回ブログの「大賞」から始まりここまでの5作品を大阪を描こう展では

 

「5賞」といい最上位のジャンルで作品集でも1作品1ページで掲載されます。

 

 

 

次は上位賞の大阪市各局長賞です

 

 

大阪建設局長賞受賞作品

本日 晴天なり(大正区 落合上渡船場) KKさん👩

 

この作品はほんわかした楽しい絵ですね。この絵のモチーフ

落合上渡船場は木津川沿岸の大正区千鳥と西成区北津守を結

ぶ大阪市営渡船なのです。平日はほぼ15分おきに発着してお

り約100mの川幅を2〜5分で渡ります。大正区は大阪港に面

した小島のような地域が多く電車が少ないので道路が発達した

いまでもこのような渡船がまだこの川以外にも数カ所現役で

運行しています。

 

現在の1日平均の乗客は500人弱だそうで自転車なども同乗

できるそうです。しかも市道扱いで料金は無料!

また画面上のアーチは木津川水門で高潮を防ぐ防潮堤です。

 

(陰の声:ちょっと昭和を感じる場所で心が癒されるねデレデレホンワカ)

 

 

 

大阪港湾局長賞受賞作品

尻無川岩崎橋辺り(大正区尻無川)KAさん👨

 

この川も湾岸の大正区にあり大阪市内を流れる旧淀川の分流の一つ

です大阪湾に注ぐ沿岸には大正時代から荷揚げ場や倉庫がならび大阪

の発展とともに鉄工場や造船場さらにガス・金属機械などのいろいろ

な工場が栄えた臨海工業地区です。

 

しかし、時代とともに設備が古びたのか昔ほどの勢いはなくなった

ようです。しかしそれが絵描きには味となって人気モチーフの場所と

なっています。

 

(陰の声:KAさんもそんな雰囲気を巧みに描いてますね真顔ウマイモンダ)

 

 

以上で今回の紹介はオシマイ次回をご期待ください。

 

 

【お詫びと訂正】

 

前回のブログ「入賞作品の紹介−1」でJYさんの作品解説の文章内で

「天保山は日本で2番目に高い山・・・」と書きましたがこれは誤りで

「天保山は日本で2番目に低い山・・・」が正しい記述です

お詫びするとともに訂正させていただきます。

 

 

ごっこスーラの出品作品も見たいという嬉しい方はこちらダウン

 

<第25回大阪を描こう展・入賞作品の紹介−2・了>

 

 

 

 

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