あけましておめでとうございます
年の初めの大阪市立美術館の公募展といえば
「大阪を描こう展」と関西の美術ファンには広く認知されています・・・かな?
(陰の声:まあ、知っている人は知っているだろうね
今年の口開け展「第24回大阪を描こう展」を静かに待つ(?)
大阪市立美術館
旧住友本家跡地を日本庭園「慶沢園」とともに寄贈され1936年(昭和11年)に
開館。日展や二科展なども毎年開催され公募展関西地区の聖地(?)ざんす。
また近隣にはてんしば公園(だだっ広い芝生の公園)や通天閣、動物園などもあります。
では、恒例により(?)まだ展覧会開催前ですが前座として私の出品作品を
紹介させていただきます。
(陰の声:主な入賞作品は開催後に紹介させていただく予定です
「飛田新地の白猫」大阪ネコ歩きシリーズ-2
F10号・油彩キャンバス
第24回大阪を描こう展 審査員出品作品
印象派以後の絵は、個々人が見て感じるべきだとなっており絵画に
解説はいらないとされているようですが、私ごっこスーラはそれ以前の神話や聖書
歴史画などのその背景を知っているのを前提の絵画や文章の説明としての絵を
引き継いでいる絵描き(?)ですので、「とびたしんち」をよく知らない全国の方々に
ヤボと言われるのを覚悟で、この作品の解説を簡単にさせていただきます。
(陰の声:まあ画力に自身が無いから説明がいるんだね・・・
コホン!(咳払いの音だよ)
まず、この「飛田新地」というのは今から約100年前の大正時代にできた
大遊郭街で昭和の時代には赤線として大変繁盛したところだったそうです。
画中の建物は現在は「鯛よし百番」として料亭になっております(登録有形文化財)が
当時はこの遊郭の中心でした。
(陰の声:ちなみにこの「鯛よし百番」はそのレトロな外装内装が面白く
忘年会などの宴会場としても人気があります。ごっこスーラも現役時代は
何回かいったことがあります
さて、解説の続きですが、この建物を中心に入口に近いところは遊郭の時代に
戻り当時の男女(旦那と娼婦?)を、近景は現代のカップルとして時代差で表現しました。
そして今も昔も変わらぬ男女の煩悩を「ニヤリ」と密かに笑う飛田新地の主のような
白猫を主人公にイメージしています。
(陰の声:わざわざ書くほどの解説でもないのに・・・すみません
もう一つ蛇足を言いますと、この飛田新地は令和の御代でも本業(?)の営業が続いており
大阪七不思議のひとつとなっております・・・後、6つの不思議は知らんけどね
この飛田新地の七不思議についての記事はこちら→作品のモチーフ探し
第24回大阪を描こう展 ご案内DM
出品展示作品:300点余
入選以上の作品をすべて掲載したカラー作品集(約100頁)も販売しております。
第24回展作品集:3,000円 過去の作品集:2,000円(在庫処分セール?)
詳しくは会場の即売場または事務局(郵送可)にお問い合わせください。
また、寒い時期ですが会場のお近くを通られたときにご退場いただければ望外の喜びです。
(陰の声:え!私ですか?寒さに弱いので家で冬眠しております。ご容赦ください
<第24回大阪を描こう展 MY出品作品の紹介・了>
スーラ・ウタガワの
私撰:関西名所図絵・美術館のご案内
このブログの各ページで個別に発表した、スーラ・ウタガワ作品の
名所絵を場所別に集め「美術館」と称して再度アップロードしています。
第1室:大阪南部の名所図絵 開室中
第2室:大阪北部の名所図絵 開室中
第3室:大阪湾岸部の名所図絵 開室中
第4室:神戸地区の名所図絵 開室中
第5室:京都地区の名所図絵 開室中
*各展示室へのご入場(アクセス)はサイドバーのブックマークをご利用ください。
以上、ご案内申し上げます。 館長:スーラ・ウタガワ