敗戦の日でした。 | 北アルプスのほとりからですが、何か?

北アルプスのほとりからですが、何か?

仕事の都合で、群馬から長野は信濃大町に居を移すことになりました。

とりあえず北関東は晴れました。昨日の夕立から、夜遅くになってまた激しい雨に見舞われましたが、今日はそんな雰囲気すら全く感じられない天気となりました。夕方はちょっと雲が多くなりましたけど。おかげで今日はフライトに出かけられました。

先日製作したむささびⅡ(N-2646)ですが、重量の割には随分ふわふわと浮くような飛び方をします。当然ながら、胴体に対しての翼取付角は0度ですから、ひょっとしたら垂直上昇型のような振る舞いをするかも、などと考えた訳です。そこでおまじない。グラウンドに立った頃は風が強かったのですが、午後6時を過ぎると嘘のように静まり返りました。で、そのチャンスを狙ってトライ。勢いよく上昇し高度獲得、そこからゆっくりと降りてくる様はまさに垂直上昇系の飛び方でした。むささびはスタートダッシュが速いんですね。(笑)

で、本日製作は3機。まずはこちら。

N-2698

小径旋回用機体(N-2698)です。昨日製作のものは、主翼がMOST翼で取付場所からキャンバーが付いているのですが、こちらは直線的な取り付け方となっていて、かつ尾翼関係は通常の配置となっています。小回りが利くように、こちらも主翼・尾翼共に面積を増やし揚力を増すとともに、あまりスピードが出ないような設計になっています。昨日のN-2715もそうですが、実際のフライトの様子が気になりますね。まだまだ飛ばす機体がありますので、近いうちに飛ばせればいいなと思っています。

続いては棒胴機。今度は複葉機になります。

N-2720

これまた翼面積が大きく、かつ複葉ですからその倍ですね。この機体は主翼取付形状が「スタガー」というものになっていて、通常上翼が下翼よりも前に配置されているのですが、このスタガーはその逆で、下翼が上翼よりも前に配置されています。実機では、離着陸の時の気流の乱れから操縦性が悪くなるとのことでしたが、まあ神飛行機ではあまり影響はなさそうですね。

最後はこちら。非対称機(N-2635A)です。

N-2635A

ご覧いただくとお分かりになりますが、左側に水平尾翼がありません。その代わり、主翼の面積が大きくなっています。つまり、右側で発生する揚力と左側で発生する揚力が等しければ、理論上傾かず真っ直ぐ飛んでくれるということの言わば「実験機」的存在ですが、なかなか面白いです。右半分は普通型、左半分は無尾翼型なので、お互いキャンバーのつき片も違います。実はもう1機、N-1000という三角胴非対称機があるのですが、こちらはまだ製作しておりません。、三角胴は思ったより政策が面倒です。軽くて丈夫な機体が出来ることはできるんですが・・・・。

明日は先日注文した紙飛行機関係の本が入荷するとのことで、また型紙コピーをしてきたいと思っております。これで一応、最近の一連の書籍はコンプリートしたことになります。それにしても、よく飛ぶ機体は本当に美しいですね。