独立起業を目指す初心者のためのページ -3ページ目

独立起業を目指す初心者のためのページ

独立起業を目指す初心者のためのページです。小学生のはっち君がお父さんにビジネスの起こし方を教わっていきます。わかりやすさを優先していますので、細かいことを突っ込まないように^^;

(前回までのあらすじ)
お父さんに資本金を大きくすると余計な税金が多くかかってくることを教わったはっち君、資本金は用意できるお金で999万円までにしておくほうが良いことをしりました。今日は、何やら考えてきたみたいです。
 
 
○僕、この間お父さんに資本金のことを教わってから資本金をいくらにするか決めたんだよ。
 
●そうか、それでいくらにするんだ。
 
 
○僕が会社を作るときには、800万円で作るんだ。名前がはっちだからね。
 
○それでせっかく会社を作るなら、友達の「あっくん」と一緒にやろうと思うんだ。一緒にいて楽しいからさぁ。
 
 
●そうなのか。でも、一緒に会社をやるのはいいけど、資本金はどうするんだ。株式も2人で半分ずつ持つのか?
 
○それってどう違うの?よくわかんない。
 
 
●まず、一緒に会社をやるってことは両方が社長になるか、もしくは片方が社長でもう一方が社員か役員になるってことだろ。
 
○二人で社長になれるんだ。役員って何?
 
●役員っていうのは、社長の次に偉い人で色々な役割を持っている人だよ。今度、詳しく教えるよ。
 
●それで、資本金を会社に出資する株主っていうのは、社長じゃなくてもいいんだよ。これを「所有と経営の分離(しょゆうとけいえいのぶんり)」というんだよ。
 
 
○しょゆうとけいえいのぶんりかー。じゃあ、社長は2人で、資本金は400万円づつでいいや。
 
●うーん。それでもいいけど、それはやめといたほうがいいぞ。たいてい失敗するからな。
 
○えっ、なんで?
 
・・・次回につづきます。



読者登録してね
(前回までのあらすじ)
前回、お父さんから資本金について教わったはっち君。資本金は、家に例えるとコンクリートの基礎みたいなもので、会社を支えるものだ。少なすぎると会社が潰れやすいけど、かと言って大きすぎるとお金を用意するのが大変だし、余計な税金がかかってくることを知りました。今日は、会社を作る場合の資本金について、さらに詳しく教えてもらいます。
 
○ねー、たまには僕から話すよ。この間の続きだけど、例えば僕がお金持ちの友達の金田君から1億円借りて会社をつくったら何か困ることあるの?。
 
●金田君かー、あの子は超お金持ちだからなー。貸してくれるかはわからないけど、もし借りれるとしても1億円の資本金は問題が出てくるからやめたほうがいいぞ。
 
 
○何が問題なの? きちんと、返済していくよ。
 
●そういうことじゃなくて。資本金を大きくしすぎると余計な税金が多くかかってくるんだ。
 
 
○どんな税金がかかっていくの?
 
●まず、法人の場合には毎年、市区町村などに「均等割」というものを払わなくてはいけないんだ。
 
○きんとうわり?
 
 
●そう、均等割。会社の税金は利益に対してかかるんだけど、法人の場合には個人事業と違って、赤字でも毎年7万円を払う必要があるんだよ。
 
○7万円!僕のお年玉貯金より多いよ~
 
 
●そうだろ、7万円は大金だろ。資本金が1万円とか小さい会社でも毎年7万円はかかってくるんだよ。でも資本金が1,000万円になるとそれが12万円になるんだよ。同じ利益でも、資本金が違っただけで5万円も税金が増えるんだ。しかも、赤字でもかかってくるし、資本金が増えるにしたがって、12万円からもさらに均等割は増えていくんだよ。もし1億円を超えるような資本金にしたら大変だぞ。
 
 
●まだまだ、あるぞ。はっちは消費税ってしってるか?
 
○知ってるよ。買い物するときに払うやつだよね。
 
 
●そう、消費税はお客様が会社に払った消費税から、会社が使った消費税を差し引いた金額を税金として国に払うんだけど、実は消費税は法人を作ってから2年間(注1)は払わなくていいことにになってるんだ。(注2)でも、資本金が1,000万円以上だと、法人を作っていきなり消費税がかかってくることになるんだよ。さらに、資本金が1億円の場合には「外形標準課税(がいけいひょうじゅんかぜい)」という余計な税金もかかってくる。
 
○うわぁ、大変なんだね。
 
●そうだろ、同じことをやって、同じ利益なのに資本金が違うだけで、税金が違ってくるんだよ。税金が増えると困るのは、税金が増えることだけじゃなくて、計算する事務員さんや税理士さんへの報酬も増えていくことになるんだよ。
 
 
○なんか納得いかないよー。でもなんでそんなに不公平なの?
 
 
●資本金が多いということは、大きな事業を行っていて利益もそれなりにあるだろうし、国や地方の援助も多く受けているということだからだと思うよ。利益も多いだろうから多く払えるし、行政からも多く利益を受けているんだから、その分払ってねっていうことだと思うよ。
 
 
○そうなんだ、じゃあ資本金は少なくしたほうがいいんだね。僕は1円で会社を作るよ。
 
●うーん、それも問題があるよ。この間も教えた通り、資本金っていうのは家でいえばコンクリートの基礎みたいなもんなんだよ。だから、資本金が少ないってことは、それだけしかお金を用意することができないって見られるし、会社が潰れやすいということなんだよ。はっちはそんな会社と取引したいかい?
 
 
○うーん、やっぱり資本金1円の会社は不安だよ。
 
●そうだろ、だから通常の法人であれば、資本金はなるべく多くして、それで1,000万円にならないような金額にしておくのがベストだと思うよ。最高でも999万円にしておいた方がいいよ。
 
○うん、わかった。スリーナイン号までだね。
 
●何でそんな言葉を知ってるんだ?。はっちは、平成生まれだよな・・・^^;
 
 
(注1)厳密には2年間ではなく、設立後の弟2期までです。設立事業年度が12ヶ月の場合2年になります。
 
(注2)売上や給料が多い会社については、法人設立後2年間においても消費税がかかってきます。



読者登録してね
(前回までのあらすじ)
株主から集めたお金のことを資本金ということを知ったはっち君。原則として株主は、資本金の範囲内でしかリスクを負わないことも理解しました。今日は資本金をいくらにしたら良いかをお父さんに教わります。
 
 
●この前も教えたとうり株主が法人に拠出する(提供するということ)資本金は、1円以上で多くても少なくてもいけないんだ。
 
○うん。ところで、資本金って何のために会社に入れるの?
 
●おっ、いい質問をだね。家を建てるときにはコンクリートで基礎を作るんだけど、会社の資本金というのはそれと同じで、会社を支えるものなんだ。基礎がしっかりしていると、地震でも崩れない丈夫な家になるけど、基礎が弱いとちょっとの地震でも崩れてしまうだろ。
 
●はっちは、丈夫な家と弱い家とどっちが安心するかい?
 
○丈夫な家だよ。
 
●そうだろ、会社の資本金っていうのも多ければ多いほど会社がつぶれにくいんだ。
 
○そうなんだー
 
●資本金が多ければ、必要なものにお金を多く使えるんだよ。だけど、多くの資本金を用意するには、お金がいっぱい必要だから大変なんだ。
 
○じゃぁ、とにかくお金がいっぱいある人は資本金を大きくしたほうがいいの?
 
●基本的には、そうなんだけどなぁ。あまり大きすぎるとデメリットがあるんだよ。
 
○デメリット?
 
●そう、デメリット。実は、資本金を大きくすると、いろいろな税金が余計にかかってくるんだよ。まぁそれは次回説明していくよ。
 
 
 



読者登録してね