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独立起業を目指す初心者のためのページ

独立起業を目指す初心者のためのページです。小学生のはっち君がお父さんにビジネスの起こし方を教わっていきます。わかりやすさを優先していますので、細かいことを突っ込まないように^^;

(前回までのあらすじ)
小学生のはっち君は、友達のあっ君と2人で社長をやろうと思っていたけれど、お父さんの話を聞いて自分一人で社長をやることを決意したみたい。それで、今回はお父さんから具体的な会社の作り方について教わっていくことになりました。前回の宿題として、お父さんから会社名を考えて来てといわれていましたが考えてきたのでしょうか。
 
 
●じゃあ、さっそく始めるぞ。
 
○うん
 
●この間の宿題はやってきたか?
 
○宿題、なんだっけ?
 
●会社名だよ。考えてきたか?
 
○あー、忘れてたよ。考えてたんだけど。
 
●いいわけをするのは勝手だけど、仕事でいいわけしても誰も助けてくれないからな。気をつけろよ。
 
○はーい。取り合えず、会社名の候補はいくつかあるんだけど、1つは「はっち」かなー。僕の名前を取ったんだよ。
 
●うーん、まず基本的なことから教えないとな。会社の種類は色々あるんだけど、とりあえず「株式会社」でいいと思うよ。それで、株式会社っていうのを前か後に入れなきゃいけないんだ。さっきのを例にとると、「株式会社はっち」か「はっち株式会社」のどちらかになるんだよ。「小学生の株式会社はっち」という具合に、「株式会社」を間に持ってきてはダメなんだ。
 
○そーなんだ「株式会社」を前か後ろに持ってくるんだね。それで、前と後ろどっちがいいのかな?
 
●いろいろ考え方があるけど、「はっち株式会社」のように「株式会社」を後に持ってきた方が「はっち」ということばが印象に残ると思うよ。やっぱり、最初に目に入る文字が人間の記憶には残りやすいからね。だから、「はっち」を強調したければ「株式会社」を後ろに持ってきた方がいいし、株式会社を強調したかったり、固い感じがいいと思う場合は「株式会社」を前に持ってきたほうがいいと思うぞ。
 
○そうかー、じゃあ後ろがいいかなー。あっところで、記号みたいなのは使えるの?ハートマークとか^^;
 
●ハートマークは、使えないけど。「’」「,」「.」「・」「&」「-」なんかの記号は使えるぞ。あと、少し前から英語のアルファベットも大文字、小文字とも使えるようになったんだよ。カタカナ、平仮名、通常の漢字や数字も使えるから、例えば、「株式会社Hacchi&パパ-No1」って会社も作れるぞ。
 
○やだよー、そんな会社名。あと、注意しなきゃいけないことはないの?ほらこの間、「ポケモン株式会社」はダメっていったじゃん。
 
●有名な会社名や商品名は、商標(しょうひょう)といって登録されているから、登録できないことになっているんだ。良く知っている名前はダメって覚えておけばいいよ。その代り、「日本」とか「東京」とかは使えるから、もし使いたかったら使っていいぞ。
 
●あと、同じビジネスをやっている会社が同じ地域にあったら、やめておいた方がいいぞ。昔は登録できなかったんだけど、今はできるようになったんだよ。だけど、後々問題が起きるから避けておくべきだぞ。
 
○えー、でも同じ地域にどんな会社があるかわかんないよー。
 
●それは、登記所というところに行けば調べることができるんだよ。もし、わからなければパパが調べてくるし、司法書士(しほうしょし)や行政書士(ぎょうせいしょし)っていう専門家に依頼してもいいぞ。
 
○そっかー、でもどうしようかなー。色々頭で考えたらわからなくなっちゃったよ。
 
 
●じゃあ、次回はもっと具体的にどんな会社名を付けたらいいか教えてくよ。会社名っていうのは、1度決めると変えずらいものだから慎重に考えないとだめだからな。どんな会社名が儲かるかマーケティングの視点も含めて教えてくぞ。
 


(前回までのあらすじ)
はっち君は、ともだちのあっ君と会社を起こしたいとお父さんに相談しました。なんでも会社は株主のもので、重要な決定事項は株式の出資割合である議決権(割合)で決めていくんだそうです。だから、株式の出資割合(議決権割合)はどちらかの社長が50%を超える必要があると教わりました。でも、お父さんは、社長を2人にしない方がいい理由がもう1つあるといいます。今回は、そのことについてじっくり教わっていきます。
 
 
○ねー、なんで社長が2人じゃだめなのさー。
 
●うーん。それを説明するまえに、3たす4の答えは何になるかわかるか。
 
○7!
 
●せいかーい、よくできたな。いまの問題のように学校の勉強は答えが決まっているけど、実はビジネスの問題は答えがないことがほとんどなんだよ。
 
 
●逆に学校の勉強ができると、行動よりもリスクを計算するようになって、結果を出せないことも多いんだよ。
 
 
○そうなんだ、でも答えがないなんてことあるの?
 
●あるさー。例えば、会社の商品はどうやったら売れるかという問題があったとするだろ。
 
○うん
 
●ある人は値引きすれば売れると答えるし、別の人は値上げすれば売れるという。別の人は、そのままの価格で商品名を変えればいいというし、別の人はCMに力を入れるべきという。
 
 
○どれが一番いいの?
 
●どれも正解の可能性もあるし、同時にいくつかをやってみるのもいいかもしれない。やってみなきゃ答えはわからないんだよ。だから、社長は二人じゃないほうがいいんだ。道が2つに分かれているとするだろ、左と右だ。どっちの道も同じように素晴らしく見える。社長が2人いると答えがわかれてしまう可能性がある。
 
○話あって決めればいいじゃん。
 
●それで決まればいいんだけど、それをやっているとビジネスで一番大事なものを見失う可能性があるんだよ。何かわかるか。
 
○うーん、なんだろう。
 
●素早く答えを出すことだよ。ビジネスではいくら考えても答えがでない問題に多くぶつかることになるんだよ。だから、多少の慎重さは必要だけども、素早く答えを出す必要があるんだ。早くしないとどんどん他の会社に競争で負けたり、チャンスをつかみそこなったりしてしまうからね。
 
○答えが決まってないから、2人いると早く答えが出せないんだね。
 
●そう。重要な問題であれば議決権割合で決めていくけど、日常の問題は社長が話し合って決めるんだ。だから2人いると答えが出るのが遅くなる。それと、2人社長がいるとお互いに同じ時間働いていても、なんとなく自分のほうが頑張っていると思うようになるんだよ。その結果、相手と同じ給料だと満足できなくなって喧嘩になるのさ。
 
●方向性がずれるってこともあるぞ。ほら、はっちの好きだったバンドのギターとボーカルも喧嘩して解散しただろ。社長と社員だったら社長の方向に従わせたり、嫌ならやめさせればいい。だけど、お互い社長だとうまくいかないんだよ。
 
○そうなんだー。じゃぁお父さんを信じて自分1人で社長になってみせるよ。
 
●よくいった。2人で社長をやるとお互いに相手にたよりきって、そういった覚悟ができないのも失敗の原因かもしれないな。
 
●よし、じゃあ次回からは会社のつくり方を具体的に考えていこう。とりあえず、会社名を考えといてくれよ。
 



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(前回までのあらすじ)
社長と株主は、別々でもいいことを教わった「はっち君」。
一番の親友の「あっ君」と会社をおこしたいとお父さんに伝えました。
会社への資本金の出資も400万づつにしようかと思っています。
 
でも、お父さんに反対されました。なんでも上手くいかないんだそうです。
今日は、その理由を聞いていきます。
 
 
○ねぇー、なんで、あっくんと会社やっちゃだめなんだよ。ひょっとしてお父さん「あっ君」のこと嫌いなの?
 
●そんなことないぞ。お父さんは、あっ君のことは結構見込んでるよ。あっ君は、営業なんかをやらしたらピカイチだろうなー
 
 
○じゃあなんでだめなの?
 
●共同経営だからだよ。それで、資本金が半分づつだろ。
 
 
○うん、400万づつ出資して、資本金は800万円でスタートするんだ。まだ、何も話してないけどね^^;
 
●じゃあ、何でだめかを説明していくよ。まず、会社ってだれのものだと思う?
 
○社長のもの?
 
●ぶー、はずれ。会社は株主のものだよ。だから、重要な決めごとは株主の言う通りにしなきゃいけなんだよ。
 
○そうなんだ。
 
●それで、会社にとって重要なことを決める場合には、出資した金額に応じて意見が通るんだ。これを「議決権(ぎけつけん)」っていうんだよ。選挙とちがって、議決権は1人1票じゃないんだよ。お金を出した人が多くの票を投票することができる仕組みなんだ。
 
○お金を出した人が偉いってことでしょ。
 
●偉いというか、そういう仕組みなんだよ。だから、株式を半分づつ持つってことは議決権も同じだから、何かを決めるときに決まらない場合があるってことなんだよ。
 
●それで、一般的には社長は1人にして半分以上の議決権を持つほうがいいとされているんだよ。半分の50%を超えて議決権を持っていれば、社長の意見が通りやすいだろ。
 
○そうなんだー。
 
●それと、社長を2人にしない方がいい理由がもう1つある。それは、経営というのは「答え」がないからなんだ・・・
 
 
>>>次回につづきます。



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