
本格的な寒さがやってきた。震え上がらせる冬将軍の訪問といったところか。
京都・右京区にあり、世界遺産のひとつに数えられる「竜安寺」(りょうあんじ)。
石庭で有名なお寺だ。
一昨日の日曜日には、雪が積もり竜安寺も雪化粧。

訪れたのは朝の9時前だったか。夜に降った雪がそのまま
まだ、残っていた。空は青空になっていたが。 竜安寺の玄関付近の佇まい。

玄関から、本堂へ向かう途中に、回遊式庭園の鏡容池がる。
新雪に覆われた、冬の世界が周囲を包み込む。この池は別名おしどり池と
呼ばれる。その理由はあるそうだが、ここでは割愛。

竜安寺は、戦国時代前に起きた、「応仁の乱」の東の指揮官だった細川勝元による
1450年の創設とされる。応仁の乱は当時の京の市街地を
ほぼ焼き尽くすほどの激しい戦乱だった。今、京都に残る寺社等は
この乱の後に造られた歴史的経緯がある。織り物で有名な「西陣」は
この戦いの時の名残りだ。つまり、西陣と東陣に分かれての、有力大名による合戦だった。
東京都知事選に出る細川護煕さんは、この戦乱の時の細川家とつながりがあるのかどうか。
大徳寺には、護煕さんの先祖のお墓がある。

竜安寺の石庭は有名。幅22m、奥行10mの白砂の上に
15個の石を、5箇所に点在させている。しかし、15個のうち、1個だけは
どの角度からも見えない仕組みになっている。
いわば、謎の庭でもある。ただし、本堂奥からのある場所からは
見えない石が、見えるところがあるそうである。それはどこか。
知る人ぞ知る存在。これも謎。謎謎の庭だ。
禅寺なので、座禅、瞑想で感知するしかない。

この石庭は、「虎の子渡し」とも呼ばれる。
その由来は、虎が川を渡る時に、一匹の子だけを自分のかげに隠して
渡るのを表わしたという。しかし、日本に古来から虎がいたのかという疑問。
禅宗の寺だから、中国からの言い伝えだろうと思う。
人間の虎は、日本には古くからいる。お酒飲みの代名詞がそれ。
プロ野球にも虎がいる。阪神タイガース。ファンはトラキチ。
太平洋戦争の時には、「トラトラトラ」の暗号が軍部中枢で使われたのは
周知の事実。戦国時代以前から、虎となにかと縁が深いように感じれれる。
これは気にしすぎか。とら(虎)ぬ、タヌキの皮算用の類い?(笑い)。
すっかり、脱線模様。
本題に戻して。
この庭は、比叡山を中心とする山城(京都南部)の山々の縮景という
説もあるとのこと。
また、ダジャレだが、どれが本当か、にわ(庭)かに判別できない。

たまには、こうした空間に身を置き
寺の雰囲気と季節の自然の世界に、浸るのもいいのでは。
春には、 この庭の長い塀越しに大きなしだれ桜が咲く。
これもきれいだが、その様子を表現して”庭が笑っている”というPRポスターが 先日訪れた際、境内受付付近
に見られた。