
京都の比叡山
最近、「北のはやり歌」という本を読んでいて
興味あることを教えてもらった。
鬼門という言葉がある。陰陽道では鬼が出入りするという事で
万事にわたって忌み嫌う方角を指す。艮(うしとら)でいう東北である。
この本には京都の鬼門は、東北に位置する比叡山。江戸城の鬼門は
東北の忍岡と呼ばれる上野と記されている。いずれも鎮護府つまり、都(幕府)の防衛の役目を
担っていた場所である。
上野の地には寛永寺が建てられ、徳川家の菩提寺になっている。東比叡と呼ばれるそうである。
上野の近くには浅草寺観音がありむかしから賑あう場所だ。

浅草寺観音

本(筑摩選書)
この本は、戦後まもなく流行した「リンゴの歌」をはじめ
北上夜曲、北帰行、北の宿から、北へ、北国の春、ああ上野駅など
東北、北海道をイメージした歌を取り上げ、なぜ北なのかという
分析、解説をした異色の内容になっている。
今,なぜ東北なのか。
アベノミクスで前途洋々の感のある安倍首相だが
鬼門はやはり、東北にあり大震災による原発事故対応、復興策だ。
ちょっと、こじつけがましいが、東北地方への拠点駅でもある上野は地政学的には同じように思える。
東京・永田町から見た鬼門とも言えなくはない。
東京都知事選には舛添さん、細川さんなどの出馬が取りざたされている。
細川さんは原発を争点にしたいそうだが、猪瀬さんと同じく
企業からの金の問題で、首相の地位を投げ出した経緯がある。
歴史は繰り返すではないが、慎太郎、裕次郎両氏が鮮烈にデビユーした当時の
フレッシュさが、今の東京知事選候補にはない。
それにしても、日本新党を立ち上げ颯爽と登場した細川さんの首相時代。
カナダでの国際首脳の集まるサミットで、あの長いマフラーをなびかせて
風を切っていた、かっこいい風姿がかすめるが。