
十数年前のオーストラリア・シドニー港の見送り風景。
かつて、港では貨物船を除いて、客船の送り迎えをする場だった。
迎える場面も多くあったが、どうしてもイメージとして
惜別の色合いが濃かった。
迎える場としては、古いが大陸から舞鶴港へ引き揚げする人たちの事が
思い浮かぶ。岸壁の母に代表されるように。
別れは、カラフルな紙テープで船と岸壁をつなぐ光景が
見られた。 しかし、いつの間にかこの紙テープが見られなくなった。
ある新聞によると、島根・隠岐の島の西郷港では
フエリーの出港の際、今も乱舞する紙テープに送られながらのシーンが
続けられていると報じていた。
そもそも、出港時に紙テープが使われなくなったのは
海の汚染につながる事から、次第に見送られる(?)、見られなくなった。
西郷港では出港後、紙テープは回収しているそうである。

神戸港への外国客船の入港風景。
船の出港時に、紙テープが使われるようになったのは
1915年のサンウランシスコ万博で売れ残った紙テープを使ったのが
始まりとのこと。そのいきさつは不明だが。
時と共に、風習は浮き沈みを繰り返す。