
JRの「青春切符18」で、ハワイへ行ってきた。
青春切符は、全国のJR路線でどこの駅へも行ける。
食べ放題ではなく、乗り放題の切符だ。
いまや、人気商品で若者だけでなく、年配者にも好評。
前置きはこのくらいにして。
ハワイと言っても、日本のハワイ。
「瀬戸内のハワイ・周防大島」である。

山口県・大島町にある周防大島(すほうおおしま)。
むかしの商都の柳井市から約2キロ離れた島で
瀬戸内では淡路島、小豆島に次いで面積が大きい。
柳井市の手前のJR大畠駅からバスが出ている。本数は少ないが。
本州と周防大島を結ぶ、薄緑カラーの大島大橋が
空と海に映えてきれいだ。

周防大島は空、海とも青い。こんなとこからハワイの
ニックネームが付けられたのだろうか。
実際に明治の頃から、本物のハワイに
渡った人が多い。いわゆる、アメリカへの移民の人たちである。
そんな歴史を抱えている周防大島であるが
現在はそんなことはない。

遠くに見えるヤシの木が、当時の面影を残しているようにも思える。
一般にはあまり知られていない島だが
ここの出身者に有名人がおられる。
日本国中を歩いた民族学者の宮本常一や
歌謡界の作詞家の星野哲郎である。
ここを題材にした書籍や歌が多い。
本では、宮本常一の「忘れられた日本人」など。

周防大島の人口は約2万人あまり。
主な産業はみかん。瀬戸内の代表的な物産だ。
みかんの段々畑が続き、思わず小柳ルミ子の
「瀬戸の花嫁」が思い出される。
ここは600メートル級の山が多く、「周防大島アルプス」とも
言われる山々が望まれる。


周防大島は、青色に包まれた島なのだろうか。
周囲は細長く、海に囲まれているからか。
それとも、訪れた時期が晚夏で、現地の気候とカメラの
せいなのかとも。どこまでも青い色が続くのが印象的。

帰りは、大島大橋を歩いて駅に向かった。
島へ行き交うフェリーや、白い帆の漁船が目に付く。
今回は、島の中ほどまでしか行かなかつたが
全部、回れはおもしろい旅になっただろう。
足まかせの旅もまた、楽しからずやである。