フィナーレの今治ー阪神航路 | 世情いろいろ

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日々、思いついた事、感じた事を写真をまじえながら
記録していきます。そして季節性を取り入れながら。ジャンルは
多岐、多彩にと思っています。

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アメリカのわけの分からない

金融工学の産物である金融商品で

 端を発した今の経済危機。

日本でも、いろんな分野で波紋を呼んでいる。



 そのひとつは、財政出動による

高速道路の無料化とそれに伴う

 メリットとデメリット。

メリットは使用時に無料は大歓迎。

 問題は無料化によって海の交通機関が

大きな影響を受け、航路の縮小や廃止に追い込まれている。


 大阪・神戸と四国・九州を結ぶ旅客定期航路の

フェリーで、共同運行する関西汽船とダイアモンドフェリーが

 四国・今治への寄港を取りやめ、6月1日から実施された。

この航路は大阪ー神戸ー今治ー松山ー大分を結ぶもので

 阪神から今治へは、約140年の歴史があるという。


寄港取りやめの理由は

 車のETC利用者による、特別割引制度の導入が原因。

四国へは、大橋が3本もかかっており

 車の割引利用者が大幅に増えて、フェリー利用者が

急減したため。

 今治のある愛媛ー阪神航路は、20年前は

年に160万人が往来したが、98年には100万人を切る。

 99年の「しまなみ海道」の開通後は、さらに減り続け

一昨年には年間38万人になる。今回の

 ETC割引制度が、海の交通機関の疲弊を加速させた結果である。

もともと、海の交通機関は車社会の到来で

 乗客の減少を生み出した。当然の成り行きでもあった。

鉄道などの陸の交通機関も、私鉄を中心に乗客の減少が続いている。

 今度の割引制度は、空の交通機関へも影響を及ぼしている。


大気汚染を改善が叫ばれる中での今回の状況は

 海の交通機関にとってみれば、その動きと逆行している。

つまり、海の交通機関は省エネで大気汚染の度合いが

 軽く、車の交通量の増大は環境の破壊を加速させるもの。

どうも、政府のやり方は矛盾している。

 一方で環境対策を打ち出しながら、反対側で環境への配慮を

おろそかにしている。

 景気対策に名を借りた、その場しのぎの「グリーン・ニューディール」と

いわざるをえない。経済効果の比較ではもちろん旅客船舶より

 車が上位に来るのは当然だが。


今治への航路の廃止だけでなく、「呉・松山フェリー」も広島・呉市ー松山市の航路を

 6月末で廃止を決めている。

また、明石と淡路島をつなぐ「たこフェリー」も苦境にあり

 バイク、自転車への低料金化でしのごうと報道されている。

明石大橋の開通で、淡路島へのフェリー会社が廃止に追い込まれた過去がある。

 交通体系と環境対策の納得のいく調和が、景気対策の中で望まれる。


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