米新大統領・期待への光と影 | 世情いろいろ

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日々、思いついた事、感じた事を写真をまじえながら
記録していきます。そして季節性を取り入れながら。ジャンルは
多岐、多彩にと思っています。

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 オバマ氏が新しいアメリカの

大統領に選ばれた。

 名前が福井県・小浜市と同じところから

選挙前から地元の小浜市では

 市役所や市民グループが応援を続け

話題になった。


 昨日の麻生首相とオバマ次期大統領の

電話会談でも、オバマ氏は「オバマ・シティーのことは

 よく知っている」と語ったと報じられている。

日本と深い関係のあるアメリカ大統領選挙は

 毎回、世界はもとより日本でも注目を集める。


今回の大統領選に関して、興味ある対談記事が

 ある全国紙(毎日)に掲載されている。

「(日本は)産業国家で金融資本主義国ではないが

世界一の海外純資産を持つ日本が、米国債を買って

 米国の金融市場に金を流れ込ませ、マネーゲームを加速させ

米国の過剰な軍事力や消費社会を支えてきた」という内容。

 シンクタンクである日本総合研究所の寺島実郎所長のメッセージだ。


日本が輸出で稼いだ金で、米の国債を買い

 アメリカの景気を支えてきた、実態を表現したもので

日米同盟は軍事面だけでなく、経済面でも

 大きなつながりを持っているわけだ。

このことに関して、かつて橋本龍太郎首相が

 米国債を売り飛ばす発言をして日米などに

大きな波紋を、投げかけた事が思い出される。

 もっとも、この橋本発言は半ば冗談の意味合いが

込められていたようだが。


 今回の金融危機は、実体経済にとらわれず

金融経済に重きをおいてきたアメリカの

 経済システムの破綻ともいえよう。

市場原理にもとづく、競争を重視した経済・社会政策の

 新自由主義の行き詰まりだ。

このことは、アメリカが歩んできた結果であり、昨今のバブル経済の

 破綻と金融危機の根幹につながっているのではないか。


世界のリーダーである、アメリカの新しいあり方が

 問われている。

オバマ氏は勝利演説で

 「(リンカーン元大統領が唱えた)人民の人民による

人民のための政治は滅びていなかった」と強調している。

 このフレーズは学校時代に習い、懐かしい。

民主主義の手本原理だが、今その態様が崩れかかって

 いるようにも思える。

9、11以後のアメリカはアフガン、イラク戦争に

 突入し、一方では金融危機を招いた。

どこか、ベトナム戦争の当時を想起させる。

 この時も、戦争に倦み、経済はよくなかった。



オバマ氏は大観衆の前で、「イエス・ウイ・キャン」(そうだ、私たちはできる)と

 述べ、民衆に応えた。

「変革が訪れた」というオバマ氏。

世界をどのように変革していくのか。

 問題は山積。アメリカだけの保護主義が台頭する

懸念もある。

 アメリカ本位の世界は、大きな曲がり角にきているいるようだ。

膝もとの日本の総選挙も、そんな意味で注目されるが

 定額減税に、消費税アップの二本立ての看板では

こころもとない。もっとしなければならない事が多くある。

 政治の奮起を望みたい。