



取り入れられているが、その心のうちが
分からない。見た目にきれいなことは
たしかであるが。
「いけばな」は元来
神仏を迎える拠り所として床の間に
松を生けたり、神仏に供するため花を
飾った事がその発祥といわれる。
今は古式に則った伝統花の「生花(せいか)」と
自由な発想で創る「自由花」があるらしい。
そして、花を生けるだけでなく、草花の出生や
儀礼作法などを学ぶことができるそうだ。
京都には多くの華道の家元があるが
そのひとつの月輪未生流。
その伝書に「四季折々の花を通して心身を磨き
自分と他人の分け隔てなく幸せを与え、福を得る」とある。
そんな知識を得たのは京都・東山区の泉涌寺の塔頭である
戒光寺を訪れた時。
門前に入ると、遠くに金色に輝く生け花が
目にとまる。境内に進む。戒光寺は1228年の創建。
いくたの変遷を経て、後水尾天皇の守護仏として信仰され
皇室の祈願所として栄えてきた。
本堂には運慶・湛慶の親子の合作である
釈迦如来像(重文)が安置されている。
また、嵯峨釈迦堂、千本釈迦堂などと共に
京都の「八釈迦堂」のひとつに数えられている。
今年も花をたくさん見て、撮影してきたが
心身に磨きはかからなかったようだ。