風 | 心の波

心の波

ネガティブでも
幸せ探して生きてます♪

 

 

 

 

風は卑怯だな。

 

姿は示さず名は明かさず

突然に幸せもろとも吹き飛ばし

 

時には大事なクズやゴミまで

ぶっ飛ばして去って行くから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰からも咎められず

何からも束縛されずに

 

形而上学的な捉え方でもなく

人工的な創造物でもないので

 

予測とか対策しかできない

厄介な存在かも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

加害者になることもなければ

被害者側に回る事もないまま

 

自由に起きて流れて周り

押しては広がり時には渦巻き

やがては弱まり消えるもの。

 

 

その循環に意味があろうとなかろうと

彩があっても色々あっても

 

いたずらみたいに悪さをしたり

知らせのような便りも噂も

遠い所へフワっと運ぶ。

 

 

香りを乗せた甘い風に

花粉も散りばめ放して飛ばし

 

誰かのくしゃみを誘っては

何処かの気分は軽やかに包み込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の大事な幸せを

あっという間に吹き飛ばすなら

 

僕の抱えた不幸まで

一緒に飛ばしてくれまいか!

 

 

薄くて軽い幸せはそよ風程度で

サッと散ってしまうのに

 

重くて暗い後悔ばかりは

どんな強風でもビクつかない!

 

 

不動のごとく鎮座する

喜びが無くとも日々は過ぎ

 

日替わりのように入れ替わる

苦しみや恐怖は居残るもの。

 

 

払っても振り払っても

風は笑うように通り過ぎたので

 

見放された不幸を並べて

しょうがなく悩んで選ぶ

フリをしながら

 

僕はダッシュで逃げました。

 

 

不幸たちは賢く私を追いかけて

隙間を通り狭間をくぐり抜け

私の事を許しませんでした。

 

 

その不幸達は悲しそうに

じっと僕を見つめていたので

 

歓迎する気は無かったのに

無視するわけにもいかなくなり。

 

 

どの不幸を選んでも辛くて痛くて

キツイばかりなら

燃やして灰にしてやろうか、

なんて考えもあったのですが

 

 

これからも

仕事なんだと割り切って

ちゃんと向き合う所存でございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明るく笑顔でポジティブに向き合い

淡々と作業を繰り返して日銭を稼ぎ

 

明日は明日の風を求めて

世間様を渡り歩く。

 

 

 

私は風のように

しれっと幸福を吹き飛ばし

アレ?って不幸を押し付けて

 

カラッと気分を切り替えて

ガラッとサラッと流れ行く。

 

 

 

風の如く強く逞しく

風のような卑怯者になり

 

風らしく目立たぬように

風として消える日まで

 

風みたいに逝きたい時でも

風に尋ねて頑張ろう!