これでも
この世の一役なんだと
無気力な
惰性に言い聞かせては
ただ流されるままに生きてきた。
ふと立ち止まり
振り返れば
大陸のど真ん中で
枯れ地の果てを
彷徨っている自分に気が付く。
焦る気持ちを落ち着かせて
さ迷う現実の恐怖から
出来るだけ遠くに意識を向けて
希望の姿に逃避してみる。
前を見上げて
陽炎に投影しながら
後ろを眺めて
霞むような影に安堵する。
そんな繰り返しだけでも
ここまで来れたのは
奇跡なのか
偶然なのか
誰にも分からない。
何か生き甲斐とか
感謝が伴わない生活なら
息と汗と風を感じることでしか
生きているという実感がない。
だから
ふと不安に襲われた時に
俺はここにいる
と声を上げてみるけど
その呟きは
どんなに荒げてみても
自分にしか聞こえない。
世間と言う風に流されて
社会という常識に従って
個性という自分を求める旅路で
無能な己に道が塞がる。
自分の何かで躓いて
歩く気力を失った時に
人間を生きるという
壮大なテーマに置き換えてみた。
以外にも
その課題とは
誰もが苦しみ悶えてでも
果敢にチャレンジしている
共通の難問だった!
それは
ただ、生きるということ。
僕はその淡白な生活を
大袈裟に語って楽しみ
いろんな色で彩っては
今という命の確認をしている。
ドラマにも映画にもならない。
小説でも漫画でもない。
ただの日常のひとコマは
どこかに記して
足跡を残さなければ
刹那・・
一瞬で立ち消えして
毎瞬の今へと移り行くだけ。
だからなんとか
存在した証を残してみたい!と
衝動の欲求のまま
大地を確実に踏みしめてみた。
それでいい。
また歩こう。
