ロウソク | 心の波

心の波

ネガティブでも
幸せ探して生きてます♪

 

 

 

 

 

大都会に住む

 

次女と三女から

 

 

初誕生日を迎えた孫を

 

祝う動画が送られて来た。

 

 

まだ哺乳瓶を

 

握ったままなので

 

 

ケーキのロウソクに

 

目を輝かせることもなく

 

 

並んだ炎を

 

祝福の席で消す楽しみも

 

たぶん、まだ知らないだろう。

 

 

送られてくる動画には

 

不穏な儀式に戸惑い

 

 

それでも哺乳瓶を吸い続ける

 

可愛い姿が映っていた ww

 

 

そのLINEで楽しみながら

 

 

同時に同級生が急死した!?

 

 

そのことで

 

急遽、立ち上げられた

 

グループLINEのやり取りもしていた。

 

 

 

 

同じスマホの中の

 

同じアプリの機動の中で

 

 

 

 

片方では・・

 

 

 

生命の継続を祝い

 

ジイジの喜びを伝え

 

孫の成長に顔が緩んでいた。

 

 

 

一方では

 

まだまだ相応ではない

 

訃報の知らせに驚き

 

 

誰もが未知な経験に

 

戸惑いながら向き合っていた。

 

 

弔電、献花、寄せ書き

 

通夜、告別式の参列のこと・・

 

 

大都会では

 

斎場や火葬の混み具合で

 

日程が延びるみたいだ・・

 

 

 

・・・なんて

 

リアルな会話の中で

 

 

同級生の死が

 

現実なんだと受け入れた。

 

 

 

時間差はあったけど

 

 

ほぼ同じ時間帯に

 

 

命の喜びを祝い

 

死の悲しみに対応した。

 

 

 

同級生の会話の合間に

 

 

 

不謹慎で

 

薄情だと思われる

 

 

笑顔のスタンプを

 

家族へと送った。

 

 

 

 

家族には

 

不適切な表現となる

 

悲しみの言葉の数々が

 

 

同級生の会話の中では

 

肯定となり

 

気持ちの救いとなっていた。

 

 

 

同じスマホの中の

 

同じアプリの機動の中で

 

同じ時間に交わされる

 

 

対照的な内容を理解しながら

 

その様は淡々としていて

 

 

どちらにも瞬時に

 

相応の感情を向けていた。

 

 

当然だけど

 

そんな自分の姿を

 

 

器用だね!と誇ることもなく

 

時代だね!と納得も出来ず

 

便利だね!と感じることもなかった。

 

 

 

だから僕は

 

 

孫の誕生日の

 

祝いの品に悩みながら

 

 

同級生への

 

突然の対応も

 

冷静に考えることが出来たのだろう。

 

 

 

・・・

 

 

誕生の喜びには

 

ロウソクに火をつけて

 

対象となる人が

 

思いっ切り吹き消す。

 

 

 

死を弔う祭事の際は

 

ロウソクの灯りが

 

まるで悲しみを支えるように

 

ずっと消えることは無い。

 

 

 

 

「俺たちも

 

そういう年代になったんだね・・」

 

 

 

 

「君の幸せを楽しみにして

 

遠くからも願っているよ♪」

 

 

 

 

・・・・

 

 

 

僕は薄情だから

 

淡々と対応出来たのだろうか?

 

 

 

この時代では

 

ありえる事だから

 

しょうがない出来事だったのだろうか?

 

 

 

・・・

 

 

昨晩は遅くまで

 

色々と考えていたのに

 

そのまま普通に寝てしまった。

 

 

 

ゆえに

 

僕の本性は

 

 

冷酷で希薄な

 

人間性なんだと再認識が出来た。

 

 

 

だから

 

鋭い感性の才能は

 

 

僕の本性を見破って

 

 

近寄ることなく去って行く。

 

 

 

僕は

 

 

家族がいるのに孤独で

 

 

仲間がいるのに孤立する。

 

 

 

それは

 

自業自得で因果応報という証。

 

 

ならばこのまま

 

受け入れて

 

 

淡々とのうのうと

 

生きればそれでいい。

 

 

 

・・・

 

 

それにしても

 

ロウソクの用途は

 

幅広いだけではなく

 

物事に関わる重要性が

 

一つ一つ深い。

 

 

誕生日、冠婚葬祭、クリスマス

 

神棚、仏壇、祭壇を灯して

 

 

占い、呪い、SMプレイ・・

 

アロマにキャンドルタワーで

 

それぞれを癒しているから w

 

 

 

・・・

 

 

 

同級生の件は

 

最近

 

会う機会も減っているせいか

 

誰も実感がないと言っていた。

 

 

きっと学生姿のままで

 

それぞれの思い出となり

 

 

同窓会でいじられる

 

欠席者のように

 

 

皆の会話によって

 

いつでも現れる

 

愛されキャラとなり

 

 

どこでも都合よく

 

登場してくれるだろう。

 

 

 

東の空に向かって

 

ロウソクと共に

 

合掌、拝礼。

 

 

 

 

 

こんな日は

 

 

くたびれたオッサンでも

 

 

孤立する孤独を恐れる。

 

 

 

こんな日は

 

 

枯れたオヤジとなっても

 

 

誰かと一緒に

 

 

しっとりと飲みたいものだ。

 

 

 

だけどやっぱり

 

 

このままでいい。

 

 

 

シンプルに

 

 

芋焼酎で乾杯だ!

 

 

 

 

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