高校の部活レベルは
文科系でも音楽系でも
体育会系のあらゆるジャンルでも
上位ランキング覇者や
地域の代表者、選抜者ともなれば
ほとんどがプロのレベルになる。
体のサイズも大人と同じ様になり
技術や知識も伴って
何よりも
若さというエネルギーの
有り余る勢いがあるから凄い。
・・・
「最後の試合を頑張ってくるね!」
まるで世界大会の
決勝戦に向かうような
タメを作って呟くと
娘は元気よく
チームのもとへと走って行った。
自分で決めた進路変更を
確実に進める為に
部活の引き際に迷い
少し焦ってもいた。
幸いにも
顧問の先生から
ありがたい提案をいただき
「公式戦を最後のけじめとして
みんなにも事情を話しましょう」
という流れになった。
実際はすでに周知されて
暗黙されていたみたいだけど
周りの仲間達はいつも通りに
普段通りに接してくれた。
まだ一年も経たない
足早の高校生活を
大切な思い出として
何もかも詰め込もうとしているせいか
何事にも必死な姿が
何となく滑稽であり
その不器用な様は
意外と愛おしく
何故か可愛く見えてしまった w
・・・・・
試合会場は絶対王者の
強豪校が名を連ねて
厳粛かつ崇高なオーラを放っていた。
一方では
趣味の延長的なノリで
緩く構えてはしゃいでいる
楽しそうなチームもあった。
大会では
公式なランキングや
ポイント獲得を目的とした
Aブロックのトーナメントが
主要な試合となっている。
ゆえに、そのパートには
ジュニア時代からの
英才教育を受けてきた
各学校の要となる
代表選手が軸となって
多くエントリーされているのだ。
娘のレベルは
だいぶ格下となるので
その他、大勢がひしめき合う
Bブロックでの参加となる w
そのBパートの中でも
一回戦落ちが常だったので
正直、あまり期待はしていなかった。
ところが
最後の試合だけに
気合いが上回り
何かが功を奏したのか?
それとも
ラッキーなくじ運を
引き寄せたのだろうか?
予想に反して
3回戦まで進むことができた♪
ただ、、、
残念なことに所詮はBブロック。
誰も見ていないし
応援者もまばら。
その傍らでは
Aブロックの接戦が注目を集め
人盛りの熱気の中に
突き刺さるような
図太い声援が
鋭く響いていた。
そんな盛り上がりをよそに
Bブロックの3回戦は
3回戦なのに・・
雰囲気はかなり地味だったw
ここで勝っても負けても
ランキングもポイントも
何も付かない。
そんな消化試合のような
Bブロックの3回戦は
お互いに素人っぽさが残る
同じ様なレベル同士での
程よい対戦となったので
それなりに接戦となった♪
打ち込まれても前を向き
撃ち抜かれても諦めず
粗削りなフォームのまま
全力で追いかける姿に
思わず感動してしまい
込み上げる場面もあった。
相手が一枚、上手だな・・
点差が広がり
諦めかけた時に
娘のファインプレーで
一瞬だけ流れが変わった。
・・・・
こんな時に
漫画とかドラマでは
逆境から覚醒した主人公が
奇跡的な逆転勝利を収める。
周りの観客も一丸となって
騒めきながらも
感動のフィナーレを
感慨深く迎えるストーリーが
定説なんだろうけど・・
現実の世界は
そんなに甘くはない ww
地味なスコアと
地味なプレーでアウトとなって
あっけなく終わってしまった!
娘は笑顔で挨拶を交わし
清々しい最後だった。
・・・のに、
僕はその姿に
思わず涙してしまった w
・・・ら、、
隣にいた妻から
「だっせぇーから
オッサンが泣くな!」
と一喝されながら
ハンカチを渡されて
そのまま拭った ww
華やかな賑わいの
Aブロックコートの傍らで
娘の高校生としての
青春の1ページは
静かにひっそりと
身を引くように終わってしまった。
・・・・
昔から「3回戦ボーイ」なんて
微妙な言い回しがあるけど
その捉え方は人それぞれだ w
プロ並み・・
として肯定も出来るし
所詮はそのレベル・・
と否定的な意味も含むから。
3回戦まで進めば
頂点への欲も芽生えるし
3回戦まで来たからこそ
負けたら悔しさも濃く滲む。
甲子園の3回戦負けで
悶々とした価値を
一生引きずる・・
なんて話も
聞いたことがあるけど
本来は凄いレベルでの
葛藤なんだと思う。
・・・・
頂点でも最下位でもない
3回戦おごじょ となった娘は
自分でも納得できる程に
悔いなく出し切ったようなので
素直に娘の健闘を称えよう♪
・・・・
僕の人生はまだ
1回戦の途中で
体力と気力が重要になる
延長戦に突入している。
挫折も諦めも
一旦は度外視したまま
かろうじて続行している
サドンデス状態だけど
年齢的にはたぶん
3~4回戦あたりまで
淡々と進んでいると思う w
才能豊かな賢者なら
とっくに人生ごと優勝して
悠々自適な暮らしを送り
万民の指針となる
教えを説く立場となり
感謝しながら
充実した日々を
過ごしているのだろう。
僕だったら・・
その域に達した場合
そのまま引退して
殿堂入りを目指したい♪
何かの達人登録が無理なら
殿堂施設の管理人でも
応募してみようかな?
建築の経験をアピールしたら
メンテナンス係に抜擢されるかも w
現在、わたくしは
建築の3回戦ボーイではなくて
プロとしてやっています!
この業界では
ポイントランキングの
最高位保持者じゃなくても
難しいプロテストを受けなくても
大まかな自己申告で
プロ宣言して大丈夫なのです!
その代わりに・・
根性とかハッタリとか
色んなアドリブにも対応できる
強靭な体力が必要です!
なぜなら・・・
建築の仕事の
代名詞である”3K”は
3回戦ではなく
キケン、キタナイ、キツイという
三拍子を意味するからです!
社会の温情により
プロテストは一部
免除されていますが w
体力さえあれば
多少、異質なビジュアルでも
やや人間性に欠けていても
笑顔と愛嬌で突き進めば
意外と重宝されます!
・・・・
改めて考えると
人生も3回戦ぐらいの感覚が
何事にも程よく
順応できるのかもしれません。
ちなみに、僕の友人には
3度目の結婚で
理想の奥さんを射止めて
幸せに暮らしている奴がいる w
家も結婚も
3回目がイイなんて
持論をぶち撒いていたけど
贅沢な極論だ! ww
さすが
何事にも豪快な社長さん♪
3回戦、3回目、、、
3度目の正直ってことか!?
ww
3回目って
意外と奥が深いのかも!?
www
どちらかと言えば
2度あることは・・・
の3度目で
僕の人生は窮地なんだけど
これからは前向きに
3回戦としておこう!
人生においては
3回戦ボーイのまま
どっちつかずのオッサンだけど
・・・・・
まあ、、、
しょうがないですね♪
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