偽物 | 心の波

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建築の仕事で扱う材料には

 

 

本物と偽物がある。

 

 

 

 

料理の材料にも

 

 

本物と偽物がある。

 

 

 

 

音楽や芸術の世界にも

 

 

本物と偽物がある。

 

 

 

でも、実際に

 

 

本物ってなんだろうか?

 

 

 

共通していることは

 

 

本物って呼ばれているものには

 

 

自然な無垢なままの素材である・・

 

 

ってことが一つの例として挙げられる。

 

 

最先端の技術で構成され

 

 

人間社会の文明が発展を遂げても

 

 

僕の知る範囲での

 

 

人の姿に関しては

 

 

基本的にまだ自然のままだと思うから。

 

 

諸事情で表面的に

 

 

多少いじった経緯があったとしても

 

 

着飾って誰かになりきったとしても

 

 

 

サイボーグとして根底から改造されない限り

 

 

素の部分はピュアなままだ。

 

 

ww

 

 

世の男性(女性)の中には

 

現状に耐え切れずに

 

自ら変化することを望まれて

 

 

反対を押し切ってでも

 

本来の自分を取り戻し

 

 

本当の輝きとして再出発される方も

 

結構いらっしゃる。

 

 

その件も含めたとしても

 

自然に忠実な人間の姿としては

 

本物のご自身である。

 

 

 

人間の社会は文明と共に

 

効率的で高性能

 

高品質で安定した商品を発明し

 

 

良心的な価格帯と

 

スムーズな流通を追求しながら

 

 

偽物でも納得できる

 

 

偽物でも満足できる

 

 

偽物でも日常となる

 

 

人工の加工の技術と

 

 

添加促進の社会を確立した。

 

 

 

格差を縮めるために

 

 

貧困を撤廃するために・・

 

 

安定した平和のために・・

 

 

 

この世の楽しみを誰もが容易く

 

 

味わえるためにと

 

 

素晴らしい世の中を目指してきた。

 

 

その結果、

 

 

良質な飽和状態のままで

 

 

豊かな社会を手に入にして

 

 

有り余る選択肢に悩むという

 

 

贅沢で夢のような環境となった。

 

 

その反面に

 

慣れ過ぎて当たり前となった日々では

 

 

刺激不足となってしまい

 

 

自然なままの姿だけでは物足りなく

 

 

満足できなくなった。

 

 

コツコツと繰り返される単純作業で

 

 

貴重な時間を費やすことさえも

 

 

無意味なこととして

 

 

我慢できなくなり

 

 

 

人工的な促進技術を織り交ぜ

 

 

駆使して発展を続けて来た。

 

 

今や偽物の恩恵は計り知れず

 

偽物なんて呼び方自体がNG、ナンセンスで

 

時と場所によっては

 

 

人類の文明全体に対して

 

反旗を翻すこととなる。

 

 

 

革新的な新技術として

 

 

人工的な素材として

 

 

ハイグレードな機能や品質を

 

 

安く短期間で提供できる・出来ている・・

 

 

僕は今まで

 

そのことに何の迷いも疑いもなかった。

 

 

 

仕事で携わるお客様の中には

 

自分なりのこだわりを持ち

 

裏付ける知識も経験も豊富で

 

 

この時代の特権である

 

ネット情報までもを加味され

 

吟味された上で

 

じっくりと検討されるという

 

マニアックな方もいらっしゃる。

 

 

仕事の内容が正当で

 

対応は妥当であるか?

 

素材は偽りなく本物であるか?

 

 

なんてことを確認しながら

 

ご自身の意見も考えも

 

 

全体的な予算も工事期間も

 

ちゃんと把握されて

 

 

妥協をしない・させないという

 

 

見習うべきスタンス。

 

 

本物の素材を使い(無垢の木材を使い)

 

本格的な技術を一部に使い(伝統的な技法)

 

お客様好みの”本”から抜粋されたデザインをもとに

 

本・・当に時間のかかる仕事もある。

 

 

 

先日はそんな内容の依頼で

 

しっかりとしたこだわりを持ち

 

時には厳しい意見も伝えて下さる

 

 

芯の強いご主人さんと共に

 

リフォーム工事に携わる機会があった。

 

 

睨み付けるような表情のまま・・

 

最終的な仕上がりに立ち合った際

 

 

「やっぱり本物はいいね!」

 

ってボソッと口にされた。

 

 

そのご満悦なご様子に安堵しながらも

 

”本物”という言葉に

 

反応してしまい

 

 

自分の置かれた状況を

 

もう一度考えてみるきっかけとなった。

 

 

 

・・・

 

 

建築には新建材(人工的な木目などの材料)

 

料理には加工品やコピー商品・添加調味料

 

芸術や音楽などには複製品・コピー・カバーがある。

 

 

 

偽物(人工)だけど商品としては

 

法的にも認知された本物となれば

 

 

何が本物なのか?なんて定義は

 

人の価値観に委ねるしかない。

 

 

 

僕の日常の仕事は

 

新建材を使った仕事が多く

 

お店の改装などが主となっているので

 

 

木目調という偽物(人工的な材料)などを使って

 

定期的に装飾を入れ替える

 

消費的な内容の仕事がほとんどである。

 

 

なので・・

 

 

先日のお客様の言葉に考えさせられ

 

自分は人工的で偽物な材料を取り扱っている・・

 

 

 

そんな仕事であるということを改めて

 

再確認させていただいた。

 

 

 

時代の流れであろうと

 

世の中の定番だろうと

 

 

人工的な偽物を使っているのなら

 

その道での本物を目指して

 

知識も経験も情報も含めて

 

対応が必要だと感じた。

 

 

建築の世界では内装において

 

シックハウス対策としての基準が定められ

 

 

平成15年頃からベニヤ材・接着剤・塗料などの

 

法的な規制が始まった。

 

 

当初は既存の考え方が混在してしまい

 

言い訳も対応も曖昧だったが

 

 

今ではすっかり定着している。

 

 

車の内装材や食品の添加物なども

 

色々な規制や基準が

 

その時々のご時勢に沿って

 

その都度変更されながら対応している。

 

 

 

つまりは、この世の常識も

 

偽物として除外されるのか

 

本物として認知されたまま

 

 

さらに革新して行くのかは

 

何が基準となって

 

何が規制対象になるかなんて

 

 

正直、分からないことになる。

 

 

 

もしかすると、人間の体が

 

サイボーグ化されて・・

 

 

 

延命というか「長生きプログラム♪」的な考えで

 

自分好みに設定することが可能となれば

 

 

食事などは一切不要となるかもしれない・・ww

 

 

 

そうなれば本物の定義も変化して

 

人工の商品か否か・・

 

 

添加物も遺伝子組み換えなどでも

 

意味を成さない恐れがある。

 

 

 

仮にサイボーグとなったとしても・・

 

動力は主流のモーターでもいいけど

 

 

停電時が心配だから

 

やっぱり、エンジン併用のハイブリッドがいいと思う。

 

 

・・

 

クリーンディーゼルよりも

 

パワー重視して

 

ガソリン・ハイオク仕様だろうなあ・・

 

 

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・・・・・

 

 

 

数年前に映画化された物語

 

本家、本物のFour Seasons

 

 

 

 

 

ミュージカルとなり

 

映画化された「ジャージィー・ボーイズ」での

 

Four Seasons

 

 

 

 

偽物?モノマネ?コピー?カバー?だとしても

 

映画は本物!!

 

 

本気で演じる

 

本格的に歌う

 

 

その楽しむ価値には本物でも

 

偽物(コピー)であっても素晴らしい!

 

 

 

この世は

 

どちらも本物の共存だ♪