雪組大劇場の千秋楽。

夢華あみさんが卒業しました。

「長い4年間でした・・・」という挨拶。

トップ娘役になる予定のミミちゃんと

研1でいきなりのジュリエットの役替わりは

新人公演ではない本役だから厳しい船出。

やはり役は階段を上るように

自然に上がっていかないと。

こういう結果になるということでしょうか。

本当に劇団は

彼女を育てる気があったのかなぁ。


娘役さんも大変ですね。

若手の娘役さんの組替え発表があり

あらあれっ・・・

月組の咲妃 みゆちゃんが雪組へ。


その月組へ星組から

早乙女 わかばちゃんが組替え。

わかばちゃんは「第二章」で理事と

共演だからチャンスありだと思うけど

月組のカラーと違うから心配。

千紘れいかさん、城咲あいさんのような

行く末にならないか心配・・・


宙組から花組へ組替えの花乃まりあさん。

新公ヒロイン独り占め状態だから

かなりの抜擢娘役さんですね。

最近ではスカーレット役。

可愛い感じではなく美人さんです。

花組へ・・・


宝塚歌劇団は96期生が

よほどお気に入りのようです。

最近の話題は96期生ばかりですね。

宝塚版『風と共に去りぬ』

これまたショーがいいんです。


そのショーはまさしく伝説。

喜多先生の振り付けは宝塚らしい

独特の振り付け。

「セントルイス・ブルース」の男役陣の

カッコよくも、ちょとユーモラスなダンス。

「ナイト&デイ」大好き。

これを観る楽しみです。

銀橋の二人のツンデレ感が素敵。

月組のエリザでもありましたね。


月組のスカーレット編でも

ナイト&ディはあってほしい。

これ、本当に醍醐味ですから。


夢まつらというTCAで、

各組が風と共に去りぬのパロディを

演じたことがあって。

これが傑作揃い。

月組は和物に変換して大爆笑。

着物姿のナイト&ディでは

ゆりちゃんが階段に大きく片足をかけたら

太ももが見えて、色っぽいったら・・・・

セントルイス・ブルースだって着物で。

股旅もののようでした。


星組はレッドとアシュレーが恋中で

スカーレットが嫉妬に萌える・・・

逆さ風と共に去りぬ。

エマ・エージェンシーはさすがです。

シメさんとまりこさんがバトラー役。

まりこさんがバトラー2だったか。


雪組は大勢のスカーレット8人もいて大騒ぎ。

羽根つき帽子も8個持ってくるバトラー。

全員が男役のスカーレットですが・・・

一路バトラー大変そう。


風と共に去りぬ。

本当に宝塚版は永遠不滅の名作です。



昨日のかいちゃんスカーレット。

本当に素晴らしかった。

舞台は進化する。

かいちゃんが真摯に演じれば

演じるほどそれを受けるかなめさんも

大きく感情が動くんだなぁ。


メラニーが死んだ後

スカーレットがバトラーとアシュレの待つ部屋へ。

レットがスカーレットに歩み寄るけど

その前を素通りして

アシュレに駆け寄るスカーレット。

ここは、今まで観た中で特に

すれ違う心が痛々しかった。

その時のバトラーの哀しさ。

みじめさ・・・・

プライドがぶっ壊れて愛が死んだ瞬間。

部屋を去るバトラーの喪失感。

ようやくバトラーへの愛に気が付く。

バトラーこそ自分を愛してくれていたと。

でも、

バトラーの気持ちを変えることはできない。


涙腺崩壊。


ようやくバトラーへの愛に気が付く。

バトラーこそ自分を愛してくれていたと。

もう間に合わない。

出ていくバトラーの寂しそうなこと。


泣くだけのスカーレットだけど、

レッドが立ち去った後、

マミーと立ち上がり、

「明日考えよう」って言うかいちゃんの姿が

ちらっと脳内に見えました。

結構、ケロッとして言ったはず。

そういった、たくましさが

かいちゃんスカーレットにはあった。

無邪気にスカーレットだから。






かいちゃんスカーレット一週間ぶり。

前回のバトラーとの距離感と

今回はまったく別物だった。

スカーレットが舞台の中で

必死に生きてバトラーを愛する。

その必死さがバトラーを動かす。


かいちゃんのスカーレットが

狂おしいほどバトラーを思うから

バトラーの心が大きく動いて

とてつもない感動の舞台になった。


それがナイト&ディに影響して

かなめさんの掛け声の大きさ、

動きの大きさ、愛の眼差し。

むつまじさ。

テンポの速いダンスの間に

2人がお互いを思いあい見つめあう。

銀橋でかいちゃんを後ろ抱きのかなめさんの

長い足がかいちゃんをからめて

鳥肌が立つような展開。

気が付いたら涙が溢れていた。


かいちゃんのセリフは魅力的。

声が素敵。

かいちゃんが進化していて

正直にうれしかった。

舞台の醍醐味ってこれよね。

次に見るときはもっと感動するはず。

今日は化粧髪形すべてが綺麗だった。

完璧でした。

レッドの心を独り占めして

パレードのかいちゃんスカーレットは

それでも、まだレッドを一筋に見つめる。

まだまだ足らないようで、愛をあふれさす。

ま、かなりのタラシですこと。


新公わずか一回だけど

スカーレットとして真摯に生きる。

それに勝るものはない。

男役に戻った時の

かいちゃんの進化を観たいと思った。


それと、

澄輝さやと氏が視界に入ってきて、

今公演、気になって仕方がなかった。

品があって南部の保守的な青年を

公演していました。

ショーで一瞬あさこちゃんかとおもった。

輪郭があさこさん似です。

あっき―。紫門ゆりあさんと同期だそう。

この期は上下にはさまれて

埋もれてしまいそうな危険性があるから

頑張ってほしい。

注目上昇中~~

ってか、遅すぎだよね、ごめんなさい。



子供の時から大好きな宝塚。

お洒落してジェンヌさんに逢いに行くのは

飛び切りの催し物です。

それは今でもかわりません。


宝塚100周年の来年の鏡開き。

大劇場は89期生祭りですね。

来年からは89期押しだと思っていります。

タモさんマミさん時代のように

同期でトップなんてのも。

密かに期待してますのよ。


ポンズのCNでもご存知のように、

89期は美人揃い。


花組みりお・だいもん

月組かちゃ・みやちゃん・みっしょん

雪組キング

星組しーらん

宙組かいちゃん


花組や月組の活躍に比べ

雪組、星組はこれから。

宙組はようやく出てきました。


キング、もっと出てきてほしい。

彩彩コンビより絶対キング。

キングがいい。




月組のベルばら千秋楽で

花組へ行った明日海りおさん。


そのベルばらの千秋楽で

卒業の華央あみりさんに、

みりおちゃんは

組からの花を渡す役目でした。


華央あみりさんは愛称があちょう。

男役さんですが、

どちらかというとおじ様役が多かった。


みりおちゃんから花束を受け取ったら

あちょうさんはその中から1本を取り出し

みりおちゃんへ渡しました。

花組へ組替えのみりおちゃんへの

お花のプレゼントでした。

ほほえましいその姿がどれだけの人を

幸せに感じさせたことでしょう。

優しい思いやりのある、あちょうさん。

月組っていいなぁって思いました。


でも、

そのあちょうさんが宝塚のすみれコードを

外れる発言をしてビックリ。

最近OGさんがお笑い芸人化していて

正直、痛々しい気持ちもあった。

けど、

百周年を前にして

あちょうさん・・・・

みりおちゃんとの思い出が壊れて、

とても悲しい感じです。

どんな生き方をしても自由だと思いますが、

宝塚出身だという矜持は大切です。

自分ひとりの問題ではなく

大勢の宝ジェンヌの問題になるからです。


清く正しく美しく。

その難しさも承知ですけど。

ロべスピエール役だったのが

最後の印象。

あ、ロミジュリのピーター役。

可愛かった。








みりおちゃんのディナーショーに

蘭とむさんのディナーショー。

花組は忙しいですね。


蘭寿さんのディナ―ショーには

えりたんもきていて華やか。

同期愛を感じる。

お二人とも2番手が長く、

苦労したのは同じ。

でも、お互いがトップになれて

それが宝塚の良心だと思っています。

そのことが一番うれしかったことかも。

同期が戻ってトップになったのを

2番手で迎えたえりたんの気持ち。

これを踏ん張ればきっと大丈夫。

宝塚が認めてくれて、

本当によかったですね。


蘭寿さんは次回作で卒業ですが、

心残りがあるとしたら、


100周年の運動会に出られないこと

CONGA!!2をできなかったこと・・・・

だそう。


宝塚の運動会はトップさんの

応援合戦が見ものだから

やはり蘭とむさんがいないのは・・・

えりたんが寂しいだろうね。


けれど、

宝塚は進化していかなくてはならない。

花組は若手男役の宝庫で

タモさん時代のジゴロ育成組のよう。

花組ホスト系がワンサカ。

みりおちゃんに、だいもん、あきら、

キキちゃん、柚カレー、マイティ。

よっちさん、たそという別格もあり。

多種多様。


卒業のさみしさもあり

新しい息吹の楽しみもあり

複雑なんですけど

卒業は決して悲しいことではなく

お祝いですから。






明日海りおさんの花組生としての

歩みが着々。

そんな気がしたディナーショー。

でも、

その中での歌は月組の香が

まだ強いのがみりおちゃんらしい。

家族のような月組で育ったんだもの

そうそう簡単に脱皮はできない。

少しずつ時間をかけて

ゆっくりとね、みりおちゃんらしく。

でもそこが、うれしかったり。

今回、下級生と共に過ごした時間は

とても貴重なことでしょう。


みりおちゃんが『女々しくて』を

歌った理由が知りたいんですが。

あの方のDVDでみたからとか、

あの方と同じ歌を歌ってきたから

同じ歌を歌いたかったとか。

他になにかはてなマーク


10年にわたって在籍した組は

そのまま故郷ってことなんでしょうか。

宝塚はどの組に行っても同じだと

みんなおっしゃるけど、

あの大空祐飛さんだって

宙組でいきなりトップ就任は大変で

みーちー大が絡んでくれて

助かったと言っていた。


月組での時間は観ているこちらにも

本当に宝物になった。


蘭寿とむさんが卒業して

次の花組を背負うわけだから

今の短い2番手時代を堪能してほしい。


気になるのは相手役さん。

蘭乃はなちゃんは新公時代に

一緒に舞台に立っているし、

まだみりおちゃんより下級生。

どうだろう。

どうなるんだろう。


宝塚観劇後帰路へ。

日比谷から丸の内へと

きらびやかな並木樹。

キラキラのイルミネーション

綺麗に明かりをまとっている。

誘われるように歩くと。

観劇仲間が

この中に隠れミッキーミッキーの明かりがある

というので、

ミッキーミッキー探しにウロウロ。


夜の丸に内はお洒落な街。

自動車の喧騒もなく静か。

建物自体も歴史を感じるし

道路も広くて外国の街のような錯覚。


東京で観劇するって

帰路さえも楽しい。

そのままクリスマス気分。

『月雲の皇子』は天王洲劇場。

地の果てだわ。

せめてこんな風に楽しく帰りたいのに。

閑散としたビルの中を走り足で帰る・・・

たまきち・ちなつの魅力に

遅まきながら気が付いて

逢いに行きますけど。


今年は毎週劇場通い。

師走最後の観劇は

帝国劇場に『モンテクリスト伯』の

クリスマス観劇。

クリスマスを一緒に家族以外で

過ごしたことにない主婦の集まりですが

その観劇後にクリスマスパーティを

すること決定。

来年の宝塚百周年を祝って

カラオケで宝塚ソング歌いまくりして。

プレゼントをひとつ持ち寄り

抽選会もして・・・・


来年はお正月から『Shall we ダンス?』

新年早々宝塚からスタート。

ともみんが面白そうだけど、

キングはどうだろう、

見せ場あるかしら。


百周年だし、

観劇回数も増やして

宝塚貧乏になるけど

なんていろいろ言いながら丸の内に着いた。


月組は全国ツアー『仁』で九州方面。

みっちゃん率いる『メリー・ウィドウ』。

それから『月雲の皇子』で締めくくり。

新春からは『風と共に去りぬ』、

なんて忙しい月組生。


星組のチケット困難。

従来の貸切一瞬で全滅。

花組は蘭寿さんの卒業だし。

チケット困難でしょうね。

あ、大変。

大変なことだわ。



宙組『風と共に去りぬ』

脚本・演出/植田 紳爾 

演出/谷 正純


過去に上演されたのが、

最近に一番近いのが

日生劇場で

コム・あさこスカーレットに理事バトラー。


その前が

天海祐希時代の月組バトラー編。

一路真輝さんの雪組スカーレット編。

全国ツアーでは宙組があった。


久しぶりの風共ですが、

今回は、省略が多くてびっくり。

まず初っ端から省略。

スカーレットが樫の木屋敷でのアシュレへの告白。

バトラーとの出会い。

チャールズとの結婚。

カーテン生地でドレスを作りレッドに逢いに。

の経緯が省略されていて

すべて過去で話が進んでいく。


これは初演を谷先生が意識して

作ったのだろうか。

映画を観て知ってるでしょうから省略的な内容。


演じるバトラーやスカーレットは

感情や情緒的に

やりにくくはなかったのかなぁ。

ブットンで進んでいくから

見ているこちらは

え、これも省略で過去形か・・・

またこれもか、の連続でして。

日生劇場のあの空間で

同じ時間内で上演しても

原作の色々な出来事が盛りだくさんだった。

構成上どうなんでしょうか。

ちょっと演じる方が気の毒な気がした。

これじゃ、

愛の持っていきようがないよね。

愛を語る手順が省略では話にもならない。

上面だけなぞっていては

愛は見えてこない。

困った。

困った。

困惑なんだけど、

パレードが始まるとどうでもよくなって。

宝塚って、いつも

こうなのよね。