栃木市蔵の街、
いくつかのエリアに分けられますが、
この日は「嘉右衛門町」を散策。
 
咲き始めた雲南桜草。
街かどのあちこちで
育てられていました。
 
 
嘉右衛門町は、
大通りからは一本中に入った、
例弊使街道沿いの街。
 
かつては蔵造りの商家が軒を並べ、
今なお、当時の面影を残す街。
 
 
黒塀の間から見える、煙突。

 
黒塀を別アングルから。
階段の先にある、
赤い手すりのテラス?
 
あそこに登ったら、
巴波川の流れはもとより、
日光連山まで望めそうです。
 
 
裏手に回ると、
大きな蔵が建っています。
ここはヤマサ味噌
(社名は益子味噌)の旧工場。
 
新しい工場が郊外にできて、
こちらの工場は閉鎖されているようです。
 
表から見えていた煙突が、
こちらからも見えます。
取り壊しに向けて工事が入っている様子。
 
残念な気持ちで再度表通りに回ると⋅⋅⋅
新しい事務所ができていました。
こちらの隣には、新しく
おむすびを売るお店も開店していました。
 
 
帰宅後、調べてみると、
工場跡地は古い建物を活かしつつ、
観光と防災の拠点として
生まれ変わるようです。
 
今後が楽しみです。
 
 
巴波川の流れ。
対岸は嘉右衛門町の名前の由来である、
岡田嘉右衛門翁が住んだ「翁島」。
建物の屋根の傷みが激しく
心配していましたが、
補修工事が入っているようです。
(右上にはブルーシートが写っています。)
 
岸の石組みを見ると、
以前より少し高くなっています。
(色がまだ新しく、目立っています。)
 
これは、2019年秋の水害を受けての
対策のようです。
 
巴波川は栃木市の水運の要でしたが、
これまでに繰り返し氾濫してきた
暴れ川でもありました。
 
栃木市では大通りの下に水路を作り、
大雨の際は巴波川の水を流し込む計画を
立てているようです。