栃木市、蔵の街の翁島(おきなじま)。

庭の木々を飛び交う鳥のさえずりに惹かれ、
やって来ました。

「岡田記念館」の別館である翁島。
2階建ての木造家屋を囲み、
池のある小さな庭園があります。


この池は、
巴波川の水を引いているようです。


岡田家は当代で26代を数え、
幕末には代官職を勤めた名家。

この一帯の町名は
「嘉右衛門町」と言いますが、
これは当主の名前。

こちらの翁島は、22代当主が70歳を迎え、
隠居所として建てたものだそう。
大正13年の建築。

建物の中の方から
声を掛けていただいたので、見学しました。
(こちらには何度か来ましたが、
中に入るのは多分初めて。)

質素ですが、とても凝った造りです。

趣のある照明器具。
回す式の鍵。(何と呼ぶのでしょう。)
窓ガラスは昔ながらの、表面に歪みのあるもの。

2階からの眺め。

日本家屋は、冬の寒さがこたえます。

⋅⋅⋅前回こちらの庭を訪れたのは、
緑濃い5月でした。