公開:1982年
監督:中川信夫
お芝居や文芸の題材に取り上げられ、
長く人々に知られてきた、
小幡小平次の怪談話。
江戸の役者、小平次とその妻、
妻と不義をはたらいた、
芝居の囃方の多九郎。
旅先で多九郎に殺された小平次は、
幽霊となって江戸に帰り、
多九郎たちの前に現れ、
恨みを晴らします。
本作では、
多九郎とその妻おちか、
小平次はおちかに横恋慕⋅⋅⋅
と設定が変わっています。
登場人物は、3人だけ。
制作の予算上の問題もあったようですが、
3人のみの映像は、
逃れられない緊迫感があります。
時折挟み込まれるお芝居の風景。
この3人は幼馴染みだそうで、
幼い頃から、こうして
芝居ごっこで遊んでいたのでしょう。
オープニングの、逆さ吊りの公卿悪。
他に、勘平、助六、「夏祭」の団七、