十八世中村勘三郎七回忌追善の公演が始まります。



歌舞伎座 10月

昼夜にわたって、
十八世中村勘三郎丈にゆかりの演目が並んでいます。

「大江山酒呑童子」
中村屋の演目ですが、見たことがなく⋅⋅⋅
「佐倉義民伝」
シアターコクーンで上演されましたが見ていなく⋅⋅⋅
私にはちょっとしっくりきません。

「吉野山」の忠信は、
十八代目の当たり役。
キレのある踊り、憂いを含んだ風情。
先代勘三郎の一回忌追善として、
1989年4月に、歌舞伎座で上演されました。

そのときの静御前は歌右衛門丈。
30代半ばの勘三郎(当時は勘九郎)と、
70代の歌右衛門丈の組み合わせ。
この舞台の格調高さと緊張感は、
今も覚えています。

「助六」は2010年4月、
歌舞伎座さよなら公演の折に上演され、
勘三郎丈は通人として出演。
これはテレビの映像で見ました。

「新しい歌舞伎座で会いましょう。」
と言って花道を去った勘三郎丈ですが⋅⋅⋅
病を得て2012年末逝去され、
2013年春に新開場した
新しい歌舞伎座の舞台にいないのは、痛恨。


平成中村座 11月


今回の平成中村座は、浅草寺境内に設置されます。
小屋の建設工事もまもなく始まるようです。


過去記事 三回忌追善によせて①