ヤットコを膝に置いたまま赤いタイルの壁に備え付けられたゴールドで金色のゴージャスなカバーが付いたトイレットペーパーをカラカラと大量に引き出すとまだ粘液が溢れ出る親指にあてがいしばらくは途方に暮れていたのだけれども軽い痛痒感だけで粘液も治まったようなのでおれはズボンを降ろしたまま立ち上がりティッシュを便器に捨ててズボンを降ろしたまま再び便座に座って改めて親指を観察してみたので御座います。したらいつの
間にか親指の腹んとこいわゆるサムアップってか泥沼離婚で有名でテレビドラマの『ホテル』とかでやたらと姐さん姐さんと呟いてる某有名芸能一家が得意としてるイェーイとかゆって相手に向ける方の親指の皮がカチカチに硬くなってひび割れてそこからやっぱし五ミリほどの毛が生えてんだよどうなってのまったく。おれは若干涙目になりながらとても明るいとは言い難いトイレの電気にそれこそイェーイのサムアップで照らしてみたら何かいんだよ何かいんだよ動いてんだよ親指の爪の中に。なんだか昆虫らしきものが渦巻いて
て発狂寸前に悍ましくておれにどーしろとユーノだこの野郎はっきりいって嫌あぁぁぁぁぁぁあああくわああああぁぁぁぁぁもうどうすんのどうすんのどうすんのおぅぅろろろぶーん! ってな具合でこれは発狂寸前じゃなくて発狂だわなくそ。