【映画】 ニュー・シネマ・パラダイス | せっちんの地獄へズンドコⅩⅩ(怒)!

せっちんの地獄へズンドコⅩⅩ(怒)!

うひょぉぉぉおおおずぐげらびんぼえええっ!


賢明なる”せっちんの地獄へズンドコ!”ご愛顧の皆様にはお馴染みかと思うのだがおれは文京区は春日に先祖代々の墓を持つ生粋の江戸っ子であって生まれも育ちも東京は深川なのだがおれの記憶が確かならば10歳のころまで清澄通りに面した場所に小さな映画館かあってめぼしい映画が上映されるとちょこちょこ一人で通ってたのだ。もう何を観たかは記憶が前後なのだが”ゴジラ対ヘドラ”とかアニメ”長ぐつをはいたネコ”は東映まんがまつりだったか、したら”バロウム1”とか青と赤のセロファン張ったメガネで見えやしねーのに強引に3D映画とか余計なことしやがって他はせんだみつお主演の”こちら葛飾区公園前派出所”なんかほぼポルノだったよなあ。$せっちんの地獄へズンドコⅩⅩ(怒)!
その後の記憶は定かじゃねーのだが割とすぐに取り壊されて雑貨屋かなんかになったと思ったら赤札堂になっちまって今じゃあ大江戸線清澄白河駅ができちまって昔の面影は清洲寮を残すのみなのだ。たしか小さな映画館でも舞台挨拶ができるように小さなステージがあって当時としてはモダンな作りな”劇場”なのだ。その映画館がなくなってからは新大橋通りから築地経由で銀座行きのバスが出てて近所のおじちゃんに有楽町の映画館に連れてってもらってチャップリンの”モダン・タイムス”や”街の灯”とかライアン・オニール父娘の”ペーパー・ムーン”も観せてもらったのだ。んでもって帰りには劇場近くの洋食屋で初めてグラタンなるものを食わせてもらったのだがテーブルには赤い液体が入った小瓶があって銀座の洋食屋はケチャップも上品なんだなあ、とか言ってグラタンにしこたまかけたのだがそれがタバスコ初体験で散々なめに遭ったのだ。後は近所のダチとチャリンコで浅草まで行ってマルベル堂でブロマイド見て当時は入場無料だった花やしきの釣り堀寄って六区の映画街をぶらぶらしたよなあ。それからかな、錦糸町楽天地で加山雄三主演の”ブラックジャック”や”エイリアン”そうだ”燃えよドラゴン”と”ミスターBOO!”も見たよなあ。あの映画によく連れてってくれたおじちゃん、どーしてるかなあ、もう70歳あたりだよなあ。ちと中年の思い出話だから長くてすまんな、これがおれのニュー・シネマ・パラダイスなのだ。