かなり久々のバイシクルはもちろんおれのJamis EXILE XC(Fフォーク:SURLY 1x1)で生まれ故郷の深川に行ったのだがEXILEっていっても十代のころにできちゃった結婚でやむ無く世帯主になったよーな鳶職やトラック運転手出身のダンスグループじゃねーからな失礼しちゃうわね。とにかく恒例の門前仲町は富岡八幡宮へ詣ろうかと思ったのだがそれこそ祭りの準備で本物の
EXILEじゃなくて鳶職がなにやら足場を組んでたからお不動さんだけ詣ったけどよっぽど稼いでんだかやたら建物がリニューアルされてて特筆するはなんだかゴチャゴチャした壁面の建物は、そのゴチャゴチャがすべて梵字の浮き彫りになってんだよ。もちろんお経だろーから誤字脱字は許されずに厳しいチェックの下で特注したんだろーからやっぱし坊主丸儲けなんだろーな。
御守りとかお不動さんグッズの売り場もイヤらしいくらい充実しててなんだか”生臭さ”くなっちまってこれ以上やりすぎんなよ。んでも本来の目的は清澄白河にある深川図書館の郷土資料室で昭和四十年代の住宅地図を閲覧することなのだ。昭和41年生まれのおれが小学校に上がるかどーかの頃の江東区森下二丁目の新大橋通りに面した角に非常に不気味な洋館の廃墟があって、
そこにただならぬ興味を抱いた幼児のおれはそこに通っちゃあ洋館の周りを散策して眺めてたのだ。木造二階建てで一階の窓や玄関は板で封鎖されて、二階の窓は割れ放題の吹きさらしだったと思うのだ。んで玄関にはわりと長文の英字が刻まれた石のプレートがあったのはよく覚えるのだ。その洋館はなんだったのか、それがおれの一番最初のミステリーなので
当時の住宅地図二冊とトレース地図を調べてみても
周囲の新聞屋と中華料理屋、公園は描かれてるのだがその洋館があった場所だけ建物の形はなんとなーく記されてるのだが無記名のままなのだ。洋館は潰されて、空き地になって、空き地の片隅に民家が建って、やがてマンションになって現在に至ってるのはちゃあんと記憶してるのだ。あの洋館はなんだったんだろ。