今日はいくぶん暑さもフリーサイズな感じで結局21日までヤボがねーからブックオフ行って小説を二冊ほどブックオンしてきたのだ。佐々木譲の『笑う警官』と五十嵐貴久の『リカ』。五十嵐貴久は『交渉人』がえらく面白かったのだがまさかホラー小説の『リカ』がデビュー作とは鼻に突っ込んだ親指が抜けなくなるほどびっくりして今日一日で読破してしまったのだ。。

ああ面白かったよ。でもわりにある電波系ストーキングサイコホラーで、たとえばスティーブン・キングの『ミザリー』とか村上龍の『オーディション』とかのテイストになっちまうのだが『リカ』はキャラクター造形が未熟で容姿、いわゆるビジュアルにたよるつたなさもあって、更に後半のストーキング女の怪物的造形と舞台が病院に移る雰囲気が伊藤潤二原作の『富江』(ビデオ)に影響されてる部分もあるよーなのだが、もし影響されてなくてこんな造形になるとしたらこの辺をテーマにすると当たり前のクロスオーバーなのだなきっと。だって刺されたってピストルで撃たれたって気づいてんだかわかんねーよーな元看護婦のオツムテンテンの化け物女と廃病院は似合いすぎててもうちっとヒネろと思わねーか。おれならドヤ街の外れにある廃銭湯の洗い場の湯船辺りで剥がれかけた赤富士をバックに話しを転がすかな。
んでもって高中クラシックはジャズのスタンダードなのだ。1950年代に活躍したトランペッターのクリフォード・ブラウンを忍んでテナーサックスのベニー・ゴルソンが作曲した "I remember Cliford" はスタンダードだと途中からバッキングが四打ちスィングするアレンジが多いが、この高中バージョンは途中からブルーズの2拍3連を刻んでいて、それがとても頼もしくてジャージーでブルージーで焼肉でいえばハラミくらいの歯ごたえがあるのだ。ってかもう2拍3連でフルバッキングでいいんじゃねーの。とりあえず、とにかくクローバーがお気に入りのバッタはもうこんなに大きくなっちゃって、あと二十年もしたらにゃーにゃぐらいのサイズまで成長すると思われるのだ。あははは、それは怖いじゃん。でも手乗りくらいに懐いたら鷹匠みてーに操ってみたいかな。