例のお花のブースをバラシにお昼ごろお家を出たのだが、お庭にある洗濯機の隣りにおれのお手製の縁台があって、その下がだいたいクロスケの定位置なのだが、したらあーた、そこでクロスケが薄く白目を剥いてグッタリとお腹を見せて、だらしなく開いた口からはベロがベロリと垂れ下がっているじゃあないのさ。おれは一瞬18年間一緒に暮らしたにゃーにゃの”師匠”を思い浮かべたのだ。うわあ、これはヤバい。どー見ても死んでるぞ。うわあ、なんでだろ。どうしたんだろ。おれは荷物を置いてとりあえず駆け寄ったのだ。クロ、クロスケ! おい、クロスケ! したらあーた、ガバッと起き上がって慌てて走り出し、茂みに隠れてこっちを見てるのだ。あははは、よかったのだ。本当によかった。ってかあまりにもにゃーにゃのクセに油断しすぎの爆睡なのだ。

ちなみにバラシのほうはやっぱし電気屋がチンタラチンタラ照明や配線を外してやがるから、元受の営業のヤツもイラついて、思わずおれはその営業に、おれに任せれば積み込み含めて一時間で終わらせてやる。と宣言して、電気屋をあおってあおって適当に配線ぶった切って照明が付いたままバラシて、営業も運送屋を早めに呼んで、おれは宣言通り積み込み含めて一時間弱で営業も運送屋もニコニコで”お疲れさん”したのであった。電気屋も早く終わらせて帰れたんだからおれに感謝しろ。チューハイの一本でもおごれ。ってなことでおれがクラリネットで一番最初に覚えた曲なのだ。ホットな雰囲気がいいだろ、St.トーマス。