んでもって、うちの周りには野良がたくさんいる。
えーと、野良ってーか外猫餌付けしてるお宅が多いのか。
そんなかで、なんとなーくこの野良猫がお稲荷さんの祠がある庭にいるので、そのままお庭番になったのだが。
キンタマがないので雌かと思うのが一般的だが、以前飼い猫で虚勢されてるばやいがあっても、まあ雌だよなタマキンないんだから。
んでここ死後日いや四五日お庭にいなくって、それはそれで心配で、そりゃあもとは野良猫っていってもあんだけ懐いてたらさあ。
仕方ないから、ムタが行きそうな裏町の酒場を探ししてさあ。
ときにはつまらない男の酒の相手しながら、ときにはくだらない男に身体を売って、この街を生き抜いてきたのさ。
だけど、クスリやシャブには手を出さずに生きていたのさ。
それはね、ムタがマタタビで異常にもだえ狂ってってるのを知ってるからさ!
んなわけで、今日の夜久しぶりにムタが帰ってきたので嬉しいのだ。
さっき玄関でカリカリをむしゃむしゃして、駐車場の車のタイヤで爪とぎしてりゃあ幸せなのだ。
あ、ムタってのは「猫の恩返し」の猫のムタからもらった。
それはムタから恩返しして欲しいからだな。
おい、ムタ。
銭を招いて宝くじ当ててみせろ、ムタ。
