おれのプロフィールの写真、左耳は聞こえる方の耳なのだ。
右耳はまったく聞こえない。
よく分からんがカタツムリの形した軟骨が変なんだって。
生まれつきだから、気付いたのは理科の実験の糸電話で、担任教師が気付いたのだ。
家でのおれは夢中になるとヒトの話が聞こえないガキだと思われていたからな。
原因は分からん。
軟骨が変なのだから原因はおれが生まれて耳が聞こえないと発覚したのが原因だろ。
それからが大変だった。
教室でのおれの席は教師の声が聞こえやすい席に移された。
んなもんだから、特別扱いされてるとか言われたおれは、裏町の酒場をうろつくようになった。
たまに学校に給食だけ食べにいって、暴れることもあったさ。
したら体育の教師にしこたま殴られて脳震盪、病院で精密検査を受けた。
ちと脳波がおかしいってなことになって、おれは登校拒否、今で言う不登校になった。
おれを殴った教師は地元の代議士と、どうか穏便にを繰り返して帰っていった。
ここまで転がってローリング・ストーンしたら地元の学校はおろか近所も歩きたくないじゃん。
んで、千葉にある国立病院の児童精神科病棟に入院したのは、小学3年生のころだ。
ながーい小学3年生だな。
そこでギター覚えた。
教えてくれるヒトは看護師なので、ジェネレーション・ギャップのベンチャーズなのだ。
ダイヤモンド・ヘッド、パイプライン。
ギターのインストルメンタルで完結する音楽を知らなかったので、すんげー刺激だったのだ。
病棟の備品にあったアコギで練習していたのだが、やっぱエレキが欲しいってんで、小学6年のころ、
夏休みに親戚のシール印刷工場のバイトして、その給料でグレコのストラト、スモーキーブラウンを買ったのだ!
もうそれからスポンジに水が染みこむように音楽勉強して、んでもってチューニングは殆ど耳を使わずにネックから伝わる振動で済ませていたのだ。
あ、思ったより長くなるな。
評判が良さそうならまた次に。